確かに、オーソモレキュラー療法の血液検査は全額自己負担だから高いね。でも、そのぶん受ける価値はものすごく高いよ
いやいや、だってBUNとか総タンパクとかの数値を見れば、タンパク質が足りてるかどうかなんて一目瞭然じゃん❗
他にも、ビタミンDとか亜鉛とかの数値を見れば、足りてるか足りてないか直ぐ分かるし。必要な項目だけを検査すれば良いでしょ❗
あー、そう思うのは初心者に多いよくある間違いだね。単品の血液検査項目を見て、上がった下がったと一喜一憂するのは間違いだよ。分子栄養学の血液検査は、栄養状態を確認するのはもちろんだけど、その人の病態や薬などの摂取状況、消化・吸収、代謝の状態や、肝臓・腎臓など栄養の代謝に重要な働きをしている内臓の状態をチェックするために行っているんだ。
そう思ってる人が多いけど、実はそうじゃないんだ。
オーソモレキュラー療法の血液検査は栄養が足りたか足りてないかを調べるものじゃ無くて、栄養がきちんと体を作る材料として使われているかどうかと、その需要を見るためのものなんだよ。
オーソモレキュラー療法の血液検査は、保険診療で受けられる血液検査と比べ、69項目という非常に多くの項目を検査します。
たくさんのわけの分からない項目を検査していて、もの凄く無駄な検査を行っているように思いますよね。
タンパク質やビタミン、ミネラル等の栄養状態を調べる程度なら、総タンパクやアルブミン、BUNやAST・ALT、25-OHビタミンDや亜鉛、フェリチンなどを調べればなんとなく分かります。
それなのに、なんでわざわざ高いお金を払ってそんな多くの項目を検査する必要があるのでしょうか?
無駄な検査を受けさせて、検査で儲けるビジネスなのでしょうか?
実は、オーソモレキュラー療法の血液検査は単に栄養が足りているか足りていないかを見ているだけのものではありません。
食事に含まれている栄養素は、私達の消化管できちんと消化・吸収され、代謝・利用されて初めて意味があります。この一連の流れが正常に行われるためには、胃や小腸、大腸の状態や、肝臓、腎臓、すい臓、甲状腺など様々な臓器が正常に働いている事が必要です。
そして、これら臓器の健康状態や働きは、その人の病態や薬などの摂取状況、生活習慣や遺伝的要因など、様々な要因により変化します。
つまり、オーソモレキュラー療法の血液検査は、これらの臓器の働きや栄養がきちんと消化・吸収、代謝されて利用されているかどうかの「流れ」を知るためのものなんですね。
栄養が足りていないなら、その栄養素をサプリメントで足せばいい
といった考えは、分子栄養学やオーソモレキュラー療法ではありません。栄養が足りていないなら、そこには必ず原因があります。
その原因は、消化・吸収に問題があるかもしれませんし、栄養素を利用する代謝関連に問題があるかもしれません。また、何らかの病態や薬の影響によって栄養素の消耗や需要が大きくなっているかもしれません。
これらの根本原因を調べ、根本原因からアプローチしていくものが分子栄養学であり、オーソモレキュラー療法です。
血液検査の項目が多いのは、これら栄養の消化・吸収や代謝に深く関わっている臓器などの働きに問題が無いかなどを見ているので、検査項目が多くなっているというわけですね。
では、実際に分子栄養学のプロは、血液検査結果のレポートをどのように見ているのでしょうか?レポートのサンプルを用いて、少し解説してみましょう。
まず、記事執筆時点のケンビックスのレポートでは、最初に開いたページに総合評価や受けたオプション検査などの評価が載っています。
この中でまずチェックする部分は、「性別」と「年齢」です。
この年齢と性別が分からないと、どんな検査結果も意味を持たなくなってしまいます。
これは、血液検査の結果は年齢や性別によって、正常範囲などの条件が大きく異なっているためです。
つまり、血液検査のレポートを参考にする際は、前提条件として性別はどちらなのか、年齢はいくつなのかの情報が必ず必要になります。ご自身のレポートを見る際も、年齢によって血液検査結果の読み方が変わってきますので、ここは必ず前提条件としてチェックしておきましょう。
次に、生活習慣や食生活などの日常生活、自覚症状をチェックします。
同じ性別、同じ年齢でも、その人の生活習慣や食生活、自覚症状などは大きく異なります。
特に、運動する習慣はあるのか、喫煙やアルコール摂取の習慣はあるか、睡眠時間はどれくらいか、食生活はどのようなものを食べているのかなどで血液検査の結果も大きく変わってきます。
血液検査の結果がこのような生活習慣などによる影響を受けているかどうかを確認する為にも、ここは必ずチェックします。
また、自覚症状や受診歴、病歴、服薬の状況も確認します。これら病歴や服薬の状態も血液検査結果や栄養の消耗・需要に影響を及ぼすため、必ずチェックしなければなりません。
特に女性の場合、出産回数や有経・閉経の状態も血液検査結果や栄養の消耗・需要に大きく関係しています。血液検査結果を参考にする際は、この事も必ず考慮に入れることが必要です。
それから、病歴ではご家族の病歴なども記入して頂いていますが、こちらは家族性、遺伝性の病気のリスクがあるかどうかをチェックしています。
このリスクの状態によっても、必要な栄養の需要やアプローチが変わってきます。ここも必ずチェックが必要ですね。
そして次に、身長や体重、BMIなどの体組成と、血液検査を受けた当日の状況をチェックします。
風邪を引いていたなど血液検査を受けた当日の状況によって検査結果が大きく変わりますので、ここも必ずチェックして下さい。
体組成では、身長に対して痩せすぎていないか、太りすぎていないか、体脂肪がつきすぎていないか、短期間に急激な体重の増減はないかなどの状態をチェックします。
この体組成は、体がどのように作られているのかという栄養が体で使われた「結果」として目に見える部分ですので、食べ物が正常に消化・吸収、代謝されているかどうかの目安になります。
イメージとしては、血液検査が「高速道路を走るトラックが物をどれだけ運んでいるか」を調べる検査であるのに対し、体組成は「高速道路を降りた後の街がどれだけ発展しているか」を見ています。
例えば、BUNや総タンパク、アルブミン、フェリチンなどの数値は、血管内を通過する血液成分のうち、特定の成分がどれだけ含まれているかを調べています。そして、この血管を高速道路、血液成分を大型トラックに例えると、高速道路でどれだけトラックが荷物を運んでいるかを見ているんですね。
そして、運ばれた荷物(栄養素)は、一つ一つの細胞に届けられ、それらを細胞が利用することで生命活動を行っています。その結果として表れるのが、体組成です。
この体組成は、いわば高速道路を降りた後の「街」に例えることが出来ます。荷物を積んだトラックは、目的の場所で荷物を降ろし、それを消費することで家が建ったりお店が出来たりと、街が発展していきますよね。
この街が、どのくらい正常に発展しているのかを見ているのが体組成になります。いくら血液検査結果のデータがよく見えても、この体組成(街)が全然良くなっていなかったり、偏っていたり、問題があったりした場合は、何かしら根本的に原因があると考える必要があります。
ざっと説明しましたが、ここまでが前提知識として必ず必要になる部分です。これら全てを把握し、ようやくその人や自分という「パーソナル」な人物像が浮かび上がってきます。
そして、血液検査の結果を参考にする際は、必ずこの「パーソナル」な人物像を考慮することが必要になります。なぜなら、このパーソナル情報によって、同じ数値でも血液検査データの意味や目安値などが大きく異なってくるからですね。
血液検査の結果は、その時の体調や生活習慣、年齢や体組成の状況、薬の摂取状況などで刻一刻と変化します。前回の血液検査と数値を比べる際は、これらの影響もきちんと考慮して比較することが必要です。
これらを考慮せず、BUNが上がった、下がったなど特定の血液検査項目だけを見て一喜一憂しても何の意味もありません。
よく、「BUNが15以上あるからタンパク質が足りた」などと判断する方が多いですが、固定の基準値に当てはめて足りた、足りないと比較・判断することは無意味です。
オーソモレキュラー療法の血液検査結果は、固定の基準値に当てはまっているかどうかで見るのでは無く、「個体差」で見る必要があります。これを考慮しない物は「分子栄養学ごっこ」であり、ニセ分子栄養学ですので注意してください。
次に、ようやく血液検査結果を見ていきます。最初に見るべきは、「タンパク質関連項目」です。
ここでは、全体的な体の栄養状態と、炎症の有無、細胞分裂などが正常に行われているか、血液の濃縮などがないかを見ています。
よく、BUNの数値が一定以上になっていたらタンパク質が足りていると判断する方が多いですが、あくまでBUNは「口からどれだけタンパク質を摂取しているか」の目安に過ぎません。
実際にタンパク質が十分にあるか、利用されているかどうかは、総タンパクやアルブミン、赤血球や白血球の状態など、細胞分裂の状態も考慮して見ていく必要があります。
そして、同時に見るべきがPG1やPG2など胃の状態と、唾液中ヘモグロビンや唾液中乳酸脱水素酵素など口腔内の状態です。タンパク質は、口でよくかみ砕いたのち、胃酸によって分解されて吸収されています。この一連の流れに問題が無いかどうかもチェックする必要があります。
PG1は「ペプシノーゲンⅠ」で、胃酸の分泌量の程度を調べています。PG2は「ペプシノーゲンⅡ」で胃粘膜に炎症があるかどうか、PGⅠ/PGⅡ比は、胃粘膜の萎縮があるかどうかを見ています。
併せて、ヘリコバクターピロリ菌抗体の有無なども調べ、胃の健康状態や感染症の有無も調べます。
これら結果によっては、ピロリ菌の除菌治療や消化サポートの併用もアドバイスされる場合があります。総タンパクやアルブミン値が低い場合などは、タンパク質がきちんと消化・吸収出来ているかを調べるためにも、必ず胃の状態はチェックして下さい。
また、食べ物はよく噛んで飲み込まないと消化が不十分になるため、口腔内の健康状態も重要です。歯周病などで口腔内に炎症や出血が見られる場合は、口腔ケアも同時に行う必要があります。
歯周病は、将来的に歯が抜け落ちて歯を失うリスクがあり、更に歯周病菌の出す毒素によって炎症が発生し、それが全身に波及して糖尿病や動脈硬化、関節リウマチやガンなど様々な病気に繋がるリスクが指摘されています。
この口腔内のケアをしっかり行わない状態で、対処療法的に糖尿病や動脈硬化、関節リウマチやガンに対する栄養アプローチを行っていても意味がありません。
分子栄養学の実践、オーソモレキュラー療法を行う際は、この口腔内の状況もチェックし、必要に応じてケアを行って下さい。
次に、血糖関連項目です。
こちらは、主に糖尿病がないか、糖代謝に異常が無いかどうかを調べています。
実際には、これら項目だけで糖尿病の有無や糖代謝の状態を把握することは出来ませんので、必要な場合は別途インスリンの分泌量や働きなどの糖代謝を調べるためのオプション検査が必要になります。
現時点のレポートでA評価になることが多い部分ですが、A判定でも異常や問題が無いというわけではありませんので注意が必要です。
次に、脂質関連項目です。
こちらは、主に脂質の代謝や動脈硬化のリスクを見ています。脂質代謝関連で最も大きな割合を占めているのがコレステロールですので、これらの値をメインに動脈硬化のリスクなどが無いか、別途オプション検査でコレステロールが酸化して腐っていないかを調べます。
もし、コレステロール値の異常など脂質代謝に問題がある場合、その方の遺伝的な問題や、病態、生活習慣に関する問題がないかどうかや、糖代謝やタンパク質代謝などに問題が無いか、肝臓や体組成に問題がないか、炎症などはどのくらいあるかなども見る必要があります。場合によっては最も優先的に栄養アプローチを行う必要がある場合がありますので、都度、見直しやチェックが必要です。
次に、貧血関連項目です。
こちらは、貧血があるかどうかと、赤血球などの細胞の状態、鉄代謝の状態などをチェックしています。
貧血には鉄欠乏性貧血以外にも亜鉛欠乏性貧血や腎性貧血などもあり、貧血が見られる場合は、まずどのような貧血が引き起こされているのかをキチンと調べることが必要になります。併せて、鉄欠乏性貧血の場合は鉄代謝に関連する肝臓や腎臓、胃なども状態も必ずチェックが必要です。
また、鉄欠乏性貧血の指標として貯蔵鉄を調べる「フェリチン」がありますが、この数値だけで貧血かどうかを判定するのはNGです。
フェリチン値の状態は体内の炎症や鉄代謝の状態によって大きく変動し、また人によっても最適な目標値も異なります。
貧血関連項目は個体差に加え、赤血球などの細胞の状態でも判断する必要がありますので、特定の値のみで状態を判断しないようにして下さい。
次に、炎症・免疫関連項目です。
こちらでは、体内に炎症がどれだけ発生しているかや、免疫の異常、免疫細胞の状態、感染症の有無、ストレスにどれだけ晒されているのかなどについて調べています。
私達が日々送っている生活には、目に見えない細菌やウィルスが常に存在しており、空気や食べ物など様々な物を介して体内に侵入してきます。
その侵入してきた菌やウィルスと闘っているのが、好中球や単球(マクロファージ)などの白血球です。このような菌やウィルスと闘っていると、これら数値に大きな変動が見られます。また、同時に炎症も発生し、栄養の消耗や必要量も増加します。
私達の体は、これら異物や敵を排除し、常に健康な状態を保とうとする力(生体恒常性)が備わっています。分子栄養学では、この生体恒常性を最適に保つために必要な栄養の需要や消耗に対して、適切な量の栄養補給を行い、サポートしていきます。
次に、酸化ストレス関連項目です。
酸化ストレス関連項目では、体内にどれだけ活性酸素が発生し、その活性酸素に対抗する抗酸化力がどれくらいかを見ています。
活性酸素は、過剰に存在すると細胞を攻撃し、あらゆる病気の原因になるものです。この活性酸素は、体内である程度除去する力(生体恒常性)が備わっていますが、栄養欠損やストレス、加齢や生活習慣などの影響によって低下します。
分子栄養学では、このような抗酸化力が低下する原因となる生活習慣や栄養欠損を改善し、この生体恒常性を最適に保つために必要な栄養の需要や消耗に対して、適切な量の栄養補給を行ってサポートしていきます。
次の酵素関連項目では、主に肝臓やすい臓などで作られる酵素活性を見ています。
私達が食べた食べ物に含まれる栄養素は、酵素の働きによって活性化されたり、違うものに変換されたりして利用されています。
この酵素の働きがうまくいかないと、せっかく摂った栄養素が利用出来ずに無駄になってしまいます。そのため、肝臓やすい臓などの健康状態も、分子栄養学を実践する上では重要です。
主に酵素はタンパク質から出来ており、活性化して利用するためには補酵素としてナイアシンなどのビタミンやマグネシウムなどのミネラルが必要になります。これら栄養素が不足している場合は酵素活性が低下して値が低くなる場合があります。
逆に、成長期や骨粗しょう症、脂肪肝など年齢や病態の有無によって値が上昇することがあり、酵素活性が低下していても値がよく見える場合があります。
そのため、これらを参考にする場合はパーソナル情報などをよく加味して判断する事が必要です。
次に、ミネラル関連項目です。
ミネラル関連項目では、腎機能に問題がないかや、ミネラルを正常な範囲に維持する生体恒常性に異常が無いか、亜鉛や銅などの不足や過剰が無いか、脱水や利尿剤などでミネラルの需要や消耗が大きくなっていないかなどを見ています。
例えば、カルシウムなどは腎臓や副甲状腺の働きによって血中濃度が厳密に維持されているため、血中濃度に大きな変動は殆ど見られません。もし変動が見られた場合は、腎臓や副甲状腺の働きに異常があると考えられます。
また、パーソナル情報と併せて成長期や骨粗しょう症など骨が壊されているときに値が上昇するアルカリフォスファターゼ(ALP)が高かった場合は、カルシウムやマグネシウム、亜鉛などミネラルの需要が高まっていると判断する事が出来ます。
この需要と消耗に対して、適切な栄養の補給を行うのが分子栄養学の考え方です。
このミネラル関連項目を参考にする際は、ミネラルの調節を行っている腎機能や尿の状態、薬の摂取状況や運動の状況、食事の状態など様々な項目を見る必要がありますので、これらも同時に見るようにして下さい。
腎臓は、血液を濾過して不要な物は尿で排泄し、必要な物は再度取り込んで血液に戻す働きをしている臓器です。
この臓器に問題があると、カルシウムなどのミネラルが尿中に排泄される量が増えて栄養の消耗や需要が増加します。また、ビタミンDは腎臓で活性化されて利用されているため、腎機能に問題があるとビタミンDの利用にも大きな影響を及ぼします。特に糖尿病を抱えている方や、高齢の方は慢性腎臓病のリスクが高まりますので注意しましょう。
腎臓は加齢と共に徐々に機能が低下していき、どんなに健康に気を遣っていても機能が回復していくことはありません。一度腎機能が失われてしまうと、血液を濾過するために人工透析を定期的に受けることが必要になります。
そのため、腎機能については数値を改善させていくというよりも、年齢相応の腎機能を維持していくよう努めることが大切です。(腎機能に限らず、身体機能全般に言えることです。)
また、使用するサプリメントの質によっては、腎機能に多大なるダメージを与えてしまう物もありますので注意して下さい。例えば、数年前に、小林製薬の紅麹使用サプリメントを摂取した方の腎機能が悪化し、ファンコニー症候群など急性腎障害を引き起こすという健康被害が発生しました。
これは、原料の紅麹そのものが悪いというよりも、サプリメントを製造する際の製造管理体制に問題があり、プベルル酸という毒性の強い物質が混入したことで健康被害が引き起こされたと言われています。
このような製造管理体制に問題があるサプリメントや異物が混入しているサプリメントを使用すると、腎臓など体に想像以上のダメージを与えてしまうことがあります。そのため、サプリメントを使用する際は、原材料の厳選や製造・品質管理を徹底している質の高いサプリメントを使用することが大切です。基本的に、安すぎるサプリメントは安全性や原材料の質に不安が多い事からオススメしません。
分子栄養学は、通常よりも遙かに多くの量の栄養素を摂取します。そのため、使用するサプリメントは安全である事が第一条件です。分子栄養学を安全に行うためにも、分子栄養学を実践する際は、必ず分子栄養学実践専用サプリメントを使用しましょう。
ざっと説明しましたが、ケンビックスの血液検査レポートでは、生活習慣や病態、薬の服用状況、臓器の状態や栄養の代謝の状態、炎症の状態など、様々な項目をチェックしています。単に栄養が足りているか足りていないかを調べているわけではありません。
分子栄養学は、単にサプリメントを飲むだけでなく、食生活や運動習慣、睡眠習慣など生活習慣そのものを変えていくことも必要です。レポートを見てその通りにサプリメントを飲んで、数値が改善したからといって、それだけで健康になれるわけではありません。
健康は習慣で作られます。サプリメントはそれらを実践するための1つの道具に過ぎません。また、血液検査レポートは健康習慣を改善するための参考として活用する物です。そのレポートの活用と、習慣の改善をサポートするのが、僕のようなKYBパートナーの役割です。
ここで解説したことはほんの一部で、他にもメンタルの状態や職業、趣味、家族構成、腸内環境、QOLの状態など、見るべき所、考慮しなければならない所は沢山あります。レポートの見方が分からない方は、自己判断で読まずに必ず専門家にご相談下さい。
何だか難しい話しだけど・・・
例えばAさんとBさんのAST・ALTが30だったとして、その人の年齢や生活習慣、体組成や病態なんかの様々な要因によってその数値の意味や目標値が変わってくるってこと❓
そういうこと。分子栄養学では、単に数値を読むのではなくて、なぜその数値になったのかの意味を読むことが大切だよ。その意味を読むために、多くの検査項目が必要なんだ。
なるほど・・・💧
その意味を読まずに、単に数値の変化だけを追っていっても意味が無いって事なんだね💦
そうだね。分子栄養学的な血液検査の解析は、簡単そうに見えて実際はかなり難しいよ。それなりに分子栄養学を学んだと思っている人でも間違っていることが多いから、ちゃんと専門家に解析して貰うのがオススメだね
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