前にもご紹介しましたが、25年の秋に「ミラレル」というスマートフォンアプリがリリースされる予定です。

 

ミラレルは、分子栄養学の実践をサポートするためのアプリですね。このアプリでは、分子栄養学に関する情報が学べるほか、食事内容をカメラで撮影して記録して分子栄養学的なアドバイスが受けられたり、スマートウォッチなどウェアラブルデバイスで収集したヘルスケアデータを記録して、分子栄養学的なアドバイスが受けられたりするような機能を搭載する予定です。

 

 

今回は、このアプリに搭載される機能の一部を、先にそれっぽく体験してみることにしましょう。まだアプリのリリースすらされていませんが、とりあえずそれっぽいことを体験することは可能です。

 

ナンナン
 

えっ❗何でそんな事が出来るの❓❓

 

 

はる かおる
 

なんで・・・って、このアプリのアイディアは僕が出してるからね。どんな内容や機能になるのかは、大体予測がついてるんだよ

 

そう、何を隠そうこのアプリは僕が出したアイディアを参考にして開発が行われています。

僕が出したアイディアが元になっているので、中身がどんな風になるのかは大体予測が可能です。

 

ということで、一部機能をそれっぽく体験してみましょう。

用意するのは、前回ご紹介した体組成計のRakufitです。Rakufitはスマートフォンアプリと連携する体組成計で、筋肉量や骨量などの体組成をアプリに記録していくことが出来ます。

 

 

 

このデータの一部はスマホのヘルスケアデータに記録していくことも可能で、このヘルスケアデータは「ミラレル」アプリと連携させることが可能です。

つまり、Rakufitのようなヘルスケアデータに記録が残せる体組成計を利用するのは、ミラレルの機能を一部利用していることにも繋がるというわけですね。

 

このヘルスケアデータと連係すると何がいいのかというと、いくつかメリットがあります。まず一つ目が、サバ読みを禁止できるというメリットです。

 

現在の分子栄養学のレポートでは、「栄養相談シート」と呼ばれる問診票のようなものに、身長や体重、体脂肪率などを記入し、それを参考にレポートが発行されています。

 

記入した内容はこのようなレポート上でABCDEに分類され、評価されます。当然、身長と体重のバランスが悪い、体脂肪率が多いなどの場合は評価が悪くなる傾向にあります。

 

 

で、ここで問題となるのが「サバ読み問題」です。本来は今の現状の身長と体重、体脂肪率などを記入するべきなのですが、そもそも体重計などを持っていない方も多いんですね。

 

すると、とりあえず「それっぽい体重」を書くことになるわけです。いつの日だったか、何年前かに図ったかも定かでは無い記憶の片隅にある体重を、とりあえず書いて出しちゃうんですね。

 

当然、正確な状況を記入していなければ、正確な分析結果は出てきません。信じられないかもしれませんが、身長や体重をサバ読んで書く方もいるのです。

 

また、血液検査やレポートの発行だけが目的の方は、何のサプリを飲めば良いのかのアドバイスさえ得られれば良いと考えている方もいます。このような方は、身長、体重などが血液検査の結果に関係ないと思っている方が多く、それっぽい数値を書き込むことが多い傾向にありますね。

 

前にも解説しましたが、分子栄養学の実践において体組成の状態は血液検査の結果と同じくらい重要です。この体組成の状態によっても分子栄養学的アプローチが大きく変わってきます。

 

そのため、これらの体組成の状態についても、なるべく正確な値を用いて分析することが望ましいと言えます。このなるべく正確な値で行うために役立つのが、Rakufitのようなヘルスケアデータと連係できる体組成計や、「ミラレル」アプリの活用です。

 

Rakufitのような体組成計では、実際に日々測定した結果が記録されていくため、実質的にサバ読みすることが出来ません。これがまず一つ目のメリットです。

 

 

次に、より多くのデータを活用して分析できるというメリットがあります。

今までの栄養相談シートでは、身長、体重、体脂肪率など限定的なデータでのみ体組成を測定していました。このうちの体脂肪率については体組成計を持っていない方が多く、殆どの方が未記入で提出します。

 

これだと、体重が多くても筋肉で体重が増えているのか、それとも脂肪が増えて体重が増えているのかが分かりません。体組成計をしっかりと活用することで、このあたりのデータをしっかりと分析することが可能になります。

 

加えて、体組成計では筋肉量や骨量、体内の水分量など様々な項目も測定することが出来ます。イメージとしては、こんな感じですね。

 

 

 

これら体組成計から得られたデータを血液検査データと加味することで、より正確な分子栄養学的なアプローチが可能になります。

 

例えば、単純なもので言えばタンパク質量が低い場合は単純にタンパク質不足、骨量が低い場合はカルシウムなどを含めた栄養不足、内臓脂肪や体脂肪が高くて筋肉量が少ない場合は運動不足などですね。

 

実際にはこんなに単純ではありませんが、血液検査データと組み合わせることでより質の良い分子栄養学的アドバイスが行える様になります。

 

 

他にも、体重の推移なども体組成計で記録できるので、このような推移も分子栄養学的な分析を行う上で役立ちます。

 

現在の栄養相談シートでは体重の増減について自己申告で記入して頂いていますが、これについてもより正確なデータが取得可能です。

 

 

特に体重の増減は病気との関係や栄養状態と関係が深く、どれくらいの期間でどのくらいの変化が起こっているのかが重要になります。

 

例えば、3ヶ月で急激に太った場合や、普段と変わらない食生活を行っているのに体重が徐々に減少していくなどですね。急激な体重の増減や、不審な体重の変動には、代謝異常やガンなどの病気と関わっている可能性があります。

 

このような変化をしっかりとデータに残し、分析することで、病気の早期発見やより良い分子栄養学的アドバイスや実践を行う事が可能になります。

 

このように、スマートフォンやウェアラブルデバイスによるヘルスケアデータを活用することは、正しい分子栄養学を実践する上でも非常に効果的なんですね。

 

ここでは解説しませんが、他にも例えばスマートウォッチで睡眠の状態を記録したり、フィットネスなど運動の状態を記録したデータをミラレルアプリに連携したり、日々の食事やサプリメントの摂取状況をミラレルアプリに記録していくことで、より深く正しい分子栄養学的アドバイスと実践が可能になります。

 

睡眠や運動、食事やサプリメントの摂取状況もそうなんですが、サバ読みする方が割と結構多めです。このあたりを正確に、継続的に記録して分析、改善していくことができるようになるのが、ミラレルアプリの最大のメリットですね。

 

 

こんな感じで、まだ「ミラレル」のアプリはリリースされていませんが、ヘルスケアデータと連係できる体組成計やスマートウォッチ、電動歯ブラシなどを準備して記録していくことで、とりあえずそれっぽい機能を先行体験することが出来ます。

 

現状では分子栄養学的な分析やアドバイスまでは得られませんが、Rakufitなどで測定した体組成のデータを教えて頂ければ、こちらで分子栄養学的なアプローチをアドバイスを行う事は可能です。(当方で血液検査と分子栄養学の実践を行っている方のみ)

 

今後は分子栄養学の実践においてミラレルアプリの活用が活発化していくと思いますので、興味ある方は今のうちからこのような体組成計やスマートウォッチなどを準備しておきましょう。

 

 

はる かおる
 

ミラレルアプリの活用で、分子栄養学は次の世代にステップアップするよ❗

乗り遅れないように、しっかり付いてきてね❗

 

 

 

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