「暴食」って、したことありますか?

「過食」とか「むちゃ食い」と同様で、
自分では食欲がコントロールできなくて、
とにかく、食べて、食べて、食べまくるんです。

「食べ過ぎ」とは全く別物。

胃がブラックホールになったかのように、
食べても、食べても、「もっと食べたい」。
全然お腹いっぱいにならない。
3000kcalも食べられちゃう。

今あるもの、なんでも食べたい。
冷蔵庫の扉、何度もパタパタ。
家中、ありとあらゆる棚も見て、
とにかく食べられるものを探す。

おいしいとか、おいしくないとかじゃないんです。

もう、食べたいという欲求が、
「食べなきゃいけない」かのような、
強迫観念のように変わっているんです。
…そのときは、気づけないんですけどね(苦笑)

で、暴食したら、
その後はもちろんダルくなります。
後悔と罪悪感も押し寄せて、
何もかも投げやりになるし、
自分のこと全否定しちゃうし。

お腹いっぱいすぎて、
次の食事は食べたくないです。
食事とらなければプラマイゼロかな、とか、
意味不明な自己肯定したり。

でも、翌日、確実に体重が増えていて、
やっぱり自己嫌悪。
「痩せない💦」と、気持ちばかり焦ってました。

だから、「暴食しちゃうかも」と、
いつ起こるかわからない暴食欲求に、
いつもいつも怯えていました。


もともと大食いだったわたし、
胃腸が強いから暴食できちゃうと思っていました。

いえいえ。
ただ「痛めつけていただけ」でした。


今は、暴食ほとんどしません。
量も頻度も激減して、
いわゆる「食べ過ぎ」のレベルになりました。
食べ過ぎても、「ここまで!」と
自分でストップできるようになりました。

暴食欲求が発動する傾向も、つかめました。
疲れている時、
お通じの周期が不安定な時、
そして、何か不安やストレスがある時です。

「満たされていない時」なんです。
だから、「いま大変だよね」と、
まず自分を労れるようになりました。

もちろん、食べ過ぎれば体重が増えたり、
体が浮腫んで太くなったりします。
でも、
後悔も、罪悪感も、自己嫌悪も、
以前より小さくなりました。

「暴食した」も、
「暴食したくなった」も、
わたしの内側から発信する「大事なサイン」。
ありのままを記録して、あとはオシマイ。
暴食しても、「まいっか」と流せるようになりました。


暴食は、「不足のサイン」だと思っています。

だから、
栄養で体を満たして。
気づきで心を満たして。
休養で活力を満たして。

自分の本能が発している大事なサイン。
ちゃんと受け取って、しっかり満たしてあげる。
これが、
「管理栄養士なのに」暴食していたわたしが、
暴食から卒業したポイントです。

暴食してしまうあなたが悪いわけじゃないんです。
ただ気づいていないだけ。

大丈夫、焦らないで!