年明け一番に見る「初夢」。

縁起の良い夢は「一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなすび)
と昔から言われています。

一富士(いちふじ)は、高くて美しい富士山はあらゆる運気が上昇するとされ、
また富士を「無事(ぶじ)」と掛けている。

二鷹(にたか)
大空を舞い鋭い爪で獲物をつかまえる鷹は、チャンスをつかめる暗示。

三茄子(さんなすび)江戸時代には高級野菜だったナスをお正月に
食べてみたいと願う人も多かったそうで、価値の高いナスを事を
「成す」に掛けて、蓄財や子孫繁栄とした。

そして、「四扇(しおうぎ)五煙草(ごたばこ)六座頭(ろくざとう)
と続くそうです。
扇は「末広がり」、煙草は煙がフワッと登っていくので「運気上昇」、
座頭は剃髪した琵琶法師を表し、「怪我無い」ことから
縁起がいいとされているようです。

縁起の良い夢を見たときは目覚めも良いですが、
逆に悪い夢を見たときは、なんとなく尾を引きます。

そのような時は、「夢は五臓の疲れ」ということわざを思い出してください。

 

夢というのは、肝臓・心臓・脾臓(ひぞう)・肺臓・腎臓(じんぞう)の
五つの臓の調子が悪い時にみるものだという意味で中国の古い医学書に
書かれているそうです。
悪い夢を見た人への慰めやとりなしの場合に使われる言葉です。

夢は五臓の煩い」と同じように使われるのが「夢は心の疲れ」です。
  初夢 
悪い夢を見たときは、何かストレスが掛かっているのか?
それとも日常的に体に負荷をかけていないかをチェックできる
良い機会と捉えて、生活を見直すチャンスだと思ってくださいね。

(石井)