「漢方医学」とは、中国の医学と思われて

おられる方も多いと思います。

 

実は~

 

こんにちは、(●''∇'')ハロー♪

ニュートラジェンの石井です。

 

 

約2000年もの歴史をもつ東洋医学は

古代中国で生まれ、7世紀に日本にも

伝えられました。

 

 

しかし、鎖国とともにその後情報流入が

かなり閉ざされました。

その結果、日本人の体質や文化にあわせた

日本独自の東洋医学が確立しました。

 

それが、現在、日本で「漢方医学」と

呼ばれているものです。

 

ですから、「漢方医学」とは

日本の伝統医学なのです。

 

 

日本の漢方医学が更なる発展を遂げた

江戸時代中期から末期には、

様々な疾患に漢方薬が用いられ治療が

行われていました。

 

 

そんな時代に活躍した人物

「華岡青洲(はなおかせいしゅう)」

 

彼は、世界で初めて全身麻酔で乳がん手術に

成功した外科医として有名です。

 

この手術に使われた全身麻酔薬が漢方薬です。

 

「通仙散」という漢方薬だそうですが、

蔓陀羅華(まんだらげ)を主薬に、

草烏頭(そううず)、白芷(びゃくし)、

当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、

南星炒(なんせいしゃ)という6種類の

生薬を配合した処方だそうですが、

華岡青洲は処方をを秘伝としたことから

全貌は分かっていません。

 

 

しかし、その他にも現在でも処方されている

漢方薬を華岡青洲は生み出しています。

 

 

その一つが

● 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

 

この漢方薬は

化膿しているおできや、化膿を繰り返すにきび、

皮膚疾患の初期、湿疹、じんましん、水虫などの

改善、乳腺炎の初期にも用いられます。

 

 

そして

● 紫雲膏(しうんこう)

 

これは塗り薬となっており

ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、

あせも、ただれ、外傷、火傷、

痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎に

塗布します。

470185

 

華岡青洲が死去したのは1835年。

今から183年前にはこれらの漢方薬が

世に出回っていたんですよね!!

 

 

 

では、反対に西洋薬で有名な

「ステロイド」は?????

 

ステロイドが合成されたきっかけは

第2次世界大戦。

 

1948年にステロイドホルモン剤誕生となった

ようで、70年が経過しています。

 

ステロイドは飲み薬、吸入薬、軟膏などで

体の中の炎症を抑えたり、免疫力を抑制した

りする作用があり、さまざまな疾患の治療に

使われていますよね。

 

しかし、使い方を誤ると重い副作用を

生じる可能性ももっていることは、

皆さんご存じだと思います。

 

 

歴史から見ても

日本独自で開発された流れを見ても

ステロイドよりも「漢方薬」に

郡杯をあげたくなるのは私だけかしら?

 

 

皆様は、いかがでしょうか?