全般性不安障害とは、聞きなれない言葉だと思います。

 

人間誰しも、不安とともに生きています。

仕事、学校、家庭、健康に対して、多かれ少なかれ不安や心配を抱えながら生きています。

しかし、目の前のことを処理していくことに影響が出ないように、抑制をしてコントロールができています。

 

 

全般性不安障害とは?


 

805760全般性不安障害とは、自分自身で不安の感情をコントロールできないほど過剰に心配をし、普段の活動に支障をきたすことが続いている状態を指す疾患なのです。

特に大きな理由があるわけでもなくなぜか身の回りのすべてのことが不安材料になってしまうのです。

そして多くの場合、いつから病気がはじまったのか本人もわかりません。

 

不安が過剰になり、コントロールできないまま苦痛が強くなり、確かな理由がない事柄に対しても不安や心配が起き、それが持続してしまう状態が6ヶ月以上継続していれば、全般性不安障害を疑っても良いでしょう。

 

心配性や神経質な人もいますが、全般的不安障害の人の心配は、まったく自分とは関係ない世界のことも過剰に不安に思ってしまうのです。

 

例えば、アメリカでタイフーンのニュースが流れると、自分が住んでいる地域に影響が及ぶのではないか?と不安になるのです。

 

ですから、心はもちろんのこと、身体の状態も悪くなり、日常生活に支障をきたすようになってきます。

 

精神に出る症状としては

・刺激に対して過敏になる

・イライラして怒りっぽくなる

・人に合うのが煩わしい

・些細なことが気になる

・眠れない

・記憶力が悪くなる

・集中力がなくなる

 

身体に出る症状としては

・疲れやすい

・常に頭痛がする

・のどがつかえる

・悪寒や熱感がする

・肩こりがあるなど筋肉が緊張している

・吐き気がある

・動悸がする

・めまい、ふらつき感がある。

 

 

アメリカの一般市民における全般不安症の12ヵ月有病率は、青年で0.9%、成人では2.9%です。他の国における12ヵ月有病率は0.43.6%の範囲とされています。なお、女性は男性よりも2倍、この障害になりやすいことがわかっています。

 

 

社会生活に及ぼす影響


 

様々なことが不安となり気になって、仕事、家事、学業に集中できなくなります。

身体に出る症状もさまざまなので、病院を受診しても原因がわからず、受信と検査を繰り返すという状態になってしまいます。

また、全般性不安障害は、うつ病や他の不安障害(パニック障害、社会不安障害)を併発しやすく、不安を紛らわす目的からアルコール依存症に陥りやすくなります。

また、癌に罹患する率も高いというデーターもあります。
 

 

全般性不安障害の治療(西洋薬)


 

全般性不安障害の原因としては、遺伝、子供の頃の生活環境、気質的なことが大きな要因だとされています。

 

一般的には、病院で、セロトニンを増加させる効果が強い抗うつ剤や抗不安薬(精神安定剤)を処方されて、薬と付き合いながら、社会生活を送るということになってしまうでしょう。

しかし、これらの薬は合成された薬です。 依存性などの副作用はどうしても付いてきます。

 

 

全般性不安障害の治療(漢方薬)


 

実は、漢方薬にも不安を和らげる効果が期待できるものがあるので紹介させていただきます。

 


  • 半夏厚朴湯:呼吸困難や、抑うつ気分、情緒不安定などにきき、気分をリラックスさせてくれて、咳や吐き気をおさえてくれる

  • 香蘇散 : 神経質な人に向く薬とされ、漢方では「気うつ」の状態ととらえられ、血の道症にも用いられる

  • 柴胡加竜骨牡蛎湯:精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う人にも用いられる

  • 柴胡桂枝乾姜湯:体力が弱い、冷え症、貧血気味で動悸、息切れがある、神経過敏である人などに用いられる

  • 桂枝加竜骨牡蛎湯:体力中等度以下で、疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすい人

  • 加味逍遥散:体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある人

  • 加味帰脾湯:虚弱体質で貧血、不眠症、精神不安、神経症の治療に用いられる。

  • 抑肝散:体力は中程度で、怒りっぽい、興奮しやすい、イライラするなどの症状のある人

  • 甘麦大棗湯:心身の興奮状態を鎮めて、不安定な状態を改善させる



 

甘麦大棗湯は、一般的には子どもや女性に使われることの多い漢方薬ですが、イライラや興奮を鎮める効果が期待でき、情緒が不安定なときに使われる漢方薬です。

早く効果が出るので頓服薬としても使えます。

 

 

 

全般性不安障害の治療(栄養他)


 

全般性不安障害に対して、日常生活で行えること。

そして、予防するには!!!!

 

それはやはり、生活習慣を整えていくことではないでしょうか?

 

乱れた日々が続くと、いつもよりネガティブになったり、イライラしたりし、精神状態が不安定になってしまうからです。

そのためには、いつもお伝えしているように

 

●規則正しい睡眠

●栄養バランスの良い食事

●適度な運動

●飲酒を控える

●禁煙する

まずは、生活習慣を整える!!

そして、ストレスを緩和するために、瞑想や呼吸法を取り入れてみるということが良いでしょう。


 

 

栄養素では、ビタミンB12には、正常な神経機能のコントロールがあります。
●正常な神経成長および発達を助ける
●神経細胞間のコミュニケーションを調整
●安定した副腎機能の促進
●感情のコントロール
●記憶力・集中力の向上
●鎮静作用



ビタミンB12が不足、欠乏する状態は、不安症状を助長させることになりますので、積極的に補給するようにしてください。


 

弊社のNutra BK-9は、円滑に脳に栄養を与えるように考えられたレシピで製造されており、もちろんビタミンB12もたっぷり配合していますよ。

 

最近ストレスが多く、なんとも言えない不安感を感じるという方には、こまめにBK-9の摂取を!!

 

脳に栄養がたっぷりある状態では、なかなかネガティブに考えられないものですよ。

 

お試しください。

 

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