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新春のお喜びを申し上げます。
皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

こんにちは、ニュートラジェンの石井です。

 

ニュートラジェンは本日より営業しております。

今年も様々な健康に役立つ情報を皆様にお届けしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

日経メディカルに、次の記事がアップされていました。

 

「デンマークCopenhagen大学のLina S. Morch氏らは、デンマークの女性を対象に前向きコホート研究を行って、ホルモン避妊薬の使用と浸潤性の乳癌の関係を調べた。その結果、ホルモン避妊薬の現在使用者または最近までの使用者の乳癌リスクは、使用歴が無い女性の1.2倍になり、使用期間が長いほどリスク上昇は大きい傾向を示したと報告した。詳細は、NEJM誌2017年12月7日号に掲載された。」

 

 

そこで、調べてみると

 

180万人で平均10.9年の追跡期間中に(計1,960万人年)、11,517例の乳がん発症があり、現在または最近のホルモン避妊薬使用女性では、一度も使用したことがない女性と比して、乳がんの相対リスクが1.20であった。

このリスクは使用歴により上昇した(1年未満1.09、10年以上1.38)。

 

避妊薬使用を中止して5年以上の女性でも乳がんリスクは上昇したままであった。プロゲスチンIUSの使用も乳がんリスクと関連したそうです。

 

要するに、ホルモン避妊薬の使用歴を持たない女性に比べ、現在使用者または最近まで使用者の乳癌リスクは上昇し、使用期間が長い人ほど高リスクであるということです。

 

 

 

ホルモン避妊薬(ピル)とは


 

 

sinfezut1960年にアメリカでピルが開発されたピルと呼ばれるホルモン避妊薬は、ホルモン含有量は数倍から数十倍にものぼるため、身体の負担を考えると長期服用は不向きとされていました。

 

現在では医学も進歩し、副作用を抑えたり安全性を高める改良がされ、一般的にピルと呼ばれる避妊薬として世界中で使われている避妊薬は、含まれているホルモンの量が少ない「低用量経口避妊薬・OC(Oral Contraceptives)」です。

 

日本では、1999年に解禁されましたが、市販薬ではないので、医師の処方箋が必要です。

 

 

OCは避妊効果以外に、月経痛改善、月経量減少、月経前緊張症、にきび、多毛症改善、卵巣癌、子宮体がん(および大腸がん)リスク低下などの副作用があることが知られています。

 

 

 

※すなわちホルモン避妊薬により乳がんのリスクは高まるが、卵巣がん・子宮体がん(および大腸がん)などのリスクは低下するということです。

 

これは、女性としてはどう考えれば良いのでしょうか?

 

乳がんリスクを取るか、卵巣がん・子宮体がんのリスクを取るか・・・・・

 

そもそも、ピルはどうやって体に効くのだろうか?

 

 

 

ホルモン避妊薬(ピル)に含まれているもの


 

 

女性ホルモンには卵胞ホルモンの「エストロゲン」と黄体ホルモンの「プロゲステロン」の2種類あります。2つの女性ホルモンが周期的にバランスをとりつつ分泌されており、このバランスが正常に保たれていれば順調に生理がきて、妊娠・出産ができるという仕組みになっているのです。

 

 

ホルモン避妊薬(ピル)には、この女性ホルモンに類似したエストロゲンとプロゲステロンが含まれています。

 

類似ということは、すなわち人工的に合成されて作り出されたホルモンです。

 

 

ホルモン避妊薬を服用すると、血液中にエストロゲンとプロゲステロンが増えます。
これらが増えるということは、すでに排卵を終え妊娠しやすい状態だと脳を騙しているのです。

脳を錯覚させることで排卵が起こらないようにしているのです。

 

 

 

脳を騙す! 脳を錯覚させる! ????????

 


脳は、人のからだ全体をコントロールしている、とても大切なところ。

 

ものを考えたり、決めたりする知的なはたらきをしたり、歩く・走るといった運動をコントロールするはたらきをしたり、呼吸や心臓の動き、体温をコントロールするはたらきをしたり、つまり、人間の体を円滑に動かす司令塔の役割をしているところ。

 


 

その司令塔を騙す、錯覚させるピルという薬に、違和感をどうしても感じてしまったのは私だけかしら?

 

 

イソップ童話の「狼少年」というお話を思い出してしまいました。

 

少年が「狼が来たぞ~」 と叫ぶと、初めのうちはその度ごとに村人たちが駆けつけて来たが、そのうちに、村人は少年を信用しなくなり、 「狼が来た」 と叫んでも、どうせまた嘘だろうと思って、誰も駆けつけて来なくなってしまう。
ところが、ある日、本当に狼がやって来た。

少年は 「狼が来た」 と必死で叫ぶが、村人は誰も来てくれず、少年は狼に襲われて喰われてしまった。

と云うお話。

 

 

脳を何度も騙していたら、そのうち体からの本当の発信を信じてくれなくなる気がするのは私だけかしら?

 

皆様は、どう思われますか?