こんにちは(*´∀`)♪
ニュートラジェンの石井です。

今回は、高齢化が進む日本ではもはや当たり前の病気「骨粗鬆症」を含めた骨のお話です。

 

骨粗鬆症になる人の割合は年齢が高くなるほど上がり、な、なんと!!

50歳以上の女性の3人に1人が骨粗鬆症にかかっています。

しかも、発生頻度は男性の約3倍とされているなんて!!(ガ~ン)

 

女性の皆さん、骨粗鬆症はとても身近な病気なのです。

 

100歳まで生きるのが当たり前になる時代がきています。

それなのに、人生の半分を骨粗鬆症と友達となって、生きるなんて!!

骨がポキポキ折れる不安を抱えて、生きていくなんて!!

考えただけで辛くないですか?

 

女性の皆さん、私と一緒に「骨美人」を目指しませんか?

それには、人生の伴侶となる骨を知ることからスタートしましょう。

 

骨の役割とは?


 

成人の骨格は、およそ200個の骨で構成されています。
骨の形や大きさはさまざまで、エンドウ豆くらいのものもあれば、長さ60cmという大きさの骨もあるんですよ♪

 

では、骨の役割は?

骨の最も基本的な役割は、重い身体を支えることにあります。

でも、それだけではないのです。


① 支持作用 : 頭や内臓を支え、身体の支柱となる

② 保護作用 : 骨格を形成し、頭蓋腔や胸腔、脊柱管、骨盤腔などをつくり、脳や内臓などの重要な器官を納め、保護する

③ 運動作用 : (受動的)付着する筋の収縮により、可動性のある関節を支点として、運動が行われる

④ 造血作用 : 骨髄(赤色骨髄)で、赤血球や白血球、血小板が新生される

⑤ 貯蔵作用 : カルシウムをはじめ、リン、ナトリウム、カリウムなどの電解質が骨中に貯蔵される。必要に応じて、血液中に放出される


 

いかがですか?

骨は色んな役割を担っていることが、お分かりいただけましたか?

 

脳や内臓などやわらかな器官を保護し、骨髄では日々、新しい血液細胞を作っている。

骨はさらにカルシウムを貯蔵する便利な倉庫になる。

血液中のカルシウムの濃度が低下すると、骨は蓄えたカルシウムを血液中に放出して調整をしています。

カルシウムは、神経系の情報伝達や筋肉の収縮、血液の凝固など、人体にとって欠かせない物質の一つなんですよ!

 

骨は何からできている?


 

骨といえばカルシウムでしょう!
となってしまいますが、
骨はカルシウムのみで構成されているわけではありません。

骨の構成成分を大きく分けると、無機質成分と有機質成分に分けることができます。

なんなの?有機と無機って!と思われたのでは?

もう少し、簡単に説明すると・・・

1)無機質成分骨密度
骨の59~65%程度を占めている無機質は
リン酸カルシウム(85%)
炭酸カルシウム(10%)
リン酸マグネシウム(1.5%)
というミネラルが主になっており、骨に硬さを与えています。

2)有機質成分
こちらは、骨に弾力性を与えて骨折しにくくする成分で23%程度。
有機質成分は、主にコラーゲンなどのたんぱく質でできています。
(コラーゲンって聞くとテンション上がりますよね~♪)

3)残り10%は水

 

有機質成分のコラーゲン。
プリンプリンのゼラチンの原料となるもの
「フカヒレスープ」のあのとろっとした食感に一役買っているのがまさにコラーゲン。

骨は非常に硬いものというイメージがありますが、実は一定の弾力性があります。
その弾力性を支えているのがコラーゲンです。

だから、幼児骨は有機物に富み弾力性があって骨折をおこしにくく、
老人では有機物が少なくなってきて弾力性に乏しいので、骨折しやすくなるんですね!

コラーゲンのパワーは、素晴らしいですね

 

骨の強度


 

では、骨の強度は何で決まるのでしょうか?

「骨密度と骨質」で決まるのです。
骨密度

 

骨密度ってよく聞く言葉だけど、一体何かというと

一定の体積あたりの骨量(骨の中のカルシウムやリン、マグネシウムの量)のことを表します。

 

骨密度が高ければ大丈夫と思っていませんか?

いえいえ、最近の研究では骨密度が正常範囲であっても骨粗鬆症は決してまれではなく起こることがわかりました。

 

強くて折れにくい、しなやかな骨を作る!!

そのためには、骨密度だけではなく

骨質の高い骨を作ることがとっても重要

なのです。

 

骨質とは?


 

骨密度は、骨につまっているカルシウムなどのミネラル量が非常に大きな役割を果たします。
一方、骨質はコラーゲンの質が重要になります。

 

骨は鉄筋コンクリートのビルに例えることができ、カルシウムはコンクリートの役割、コラーゲンは鉄筋の役割を果たします。
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言い換えれば、骨密度はカルシウム、骨質はコラーゲンにあたります。

つまり、いくらコンクリートの密度がしっかり保たれていても、鉄筋の質が悪く構造が弱くなっていると、建物倒壊=骨折のリスクは高まります。

 

骨密度と骨質で骨の強度が決まるということが、納得していただけましたか?

そしてカルシウムだけ摂っていても、強くしなやかで折れにくい(骨質の高い)骨を作れないと気づいてくださったかな?

 

そうです!!

 

良質は骨は、カルシウムだけでなくコラーゲンも重要。

そして、コラーゲン生成にも、カルシウムが骨につくのを助けるには、他にも栄養が必要。

 

次回はさらに踏み込んで、骨美人になる栄養素についてお伝えしていきたいと思います。

お楽しみにヽ(*´∀`)ノ