6月20日の「健康産業流通新聞」に、ビタミンD欠乏症は世界的パンデミックだ!!とした記事が掲載されていましたので、ご紹介させていただきます。

☆パンデミックとは、流行、流行病ということです。

『健康・長寿研究談話会は17日、都内で「第10回アカデミックサロン」を開催した。

東京都健康長寿医療センター研究所の石井健二氏は、脳内のアミロイド沈着の進行がアルツハイマー病(AD)の発症に先行するとして、その画像診断の方法を紹介。

無症候のまま病気が進行する段階「Preclinical AD」における予防の可能性を示した。

東京都健康長寿医療センター名誉所員である安藤進氏は「転びやすい認知症」と題してショートプレゼンテーションを実施。

認知症は、徘徊などがみられる第1期から進むと転倒しやすい第Ⅱ期に入るとし、その転倒予防に
ビタミンDの摂取が有効であるとの検証結果を発表した。

これは介護施設でVD摂取群10人と対照群10人を6ヵ月にわたって比較したもの。

摂取群ではI人をのぞいて転倒回数が減少、骨折などの怪我も見られなかった。

一方の対照群では、9人に転倒回数の増加がみられ、そのウち3人が大腿骨を骨折した。

安藤氏は、
「VD欠乏症は世界的なパンデミックという研究者もおり、30%から40%の人が欠乏症とも言われている。
代謝疾患との関連も指摘されている」と述べ、VD摂取が筋力向上に有効であることや、乳幼児期におけるVD欠乏が糖尿病などにつながるおそれがあることなどを指摘した。』

ビタミンDは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつです。

食べ物からとるほかに、日光を浴びると私たちの体内でもある程度つくり出せるビタミンです。

ビタミンDには、きのこなど植物性食品に含まれるビタミンD2 と動物性食品に含まれるビタミンD3があり、これらを総称してビタミンDといいます。

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(画像は、クスリのハルナさんからお借りしました)

ビタミンDはカルシウムのバランスを整えるのを手伝ったり、骨の健康を保つのに働いています。
また最近では、ビタミンDの免疫力アップ効果やガンや糖尿病、自閉症などに有効かもしれないという報告もされるようになってきています。

ビタミンD欠乏症、世界的な流行とは言えこういう流行には乗りたくないですよね。

朝暗いうちから仕事に出て、日中はずっと事務所という生活をされている方は要注意ですよ!!

日光にあたらない分、お食事とサプリメントで積極的にVDを補いましょう。

(石井)