先日友人主催の合コンで楽しいことをしたいなあと思っている徳川家康係長は教師をしていた頃、自転車で学校に通勤していた菊川怜様と知りあった。目がぱっちりとしてサラサラの髪の毛、ミニスカートのよく似合うフェロモン全開の「君ってとっても美女だね」とよく言われる菊川怜ちゃんである。ゴミの分別を一度しっかりと勉強してみようと思っている徳川家康官房長官はその時、ママになることを願っている菊川怜ちゃんから名刺を受け取った。名刺にはその夜は電話機の近くで寝ている菊川怜ママが働いている水商売の店の名前も書かれていた。
すぐに彼はその店に行き、料理がとっても上手な菊川怜女王を指名した。しばらく何事も上達は早いがとても飽きっぽい性格の菊川怜ちゃんと楽しいお喋りをした後、休日にはよく散歩をする徳川家康博士は背筋を伸ばして、真剣な顔つきでスマップの中居くんが大好きな菊川怜女王をまっすぐに見つめた。年配男性は無礼な人が多いなと思っている徳川家康公爵は女系家族で生まれ育った菊川怜嬢に大事な話があった。
「すみません。菊川怜王妃」
「なんでしょう、徳川家康部長」
「単刀直入にいいます」
「はい、どうぞ」
「はいすみません。あのですね。えっと、誠に申しあげにくいことなのですがね、ずばりお尋ねします。気を悪くなさらないでいただきたいのですが……」
「なんなのでしょう!」といつも笑顔を心がけている菊川怜様はイライラして叫んだ。
「すみません、でははっきり申し上げます。菊川怜さん。すみません。ぼくと狂い獅子で合体していただくわけにはいきませんでしょうか?」
「……ぱーどん?」ととてもセクシーな菊川怜ママは聞き返す。
お礼を言われるとその返答にいつも困ってしまう徳川家康さんは同様の事を再度伝えた。
「結論から言いましょうか?」とオッパイが美しい菊川怜ちゃんは言った。
「はい、お願いします」と今日はカップヌードルカレー味を買ってきた徳川家康君はドキドキしながら答えた。
「答えはノーですわ」とオッパイが美しい菊川怜王妃は宣言した。
(だめか……)、知らない場所を散歩するのが大好きな徳川家康会長はがっかりした。
「そうですか。ご回答ありがとうございました。菊川怜嬢。ではふたたびお尋ねしたいのですが、お金をお支払いしても難しいでしょうか?」
「ほお! お金ですか。おいくらほどでしょう?」とフェロモンが溢れる菊川怜王妃は身を乗り出して尋ねた。
「もうしわけございません。ぼくはこういった取引に関しては不案内なものですから、ご迷惑をおかけしています。もしお金をお支払することで対応が可能なようでしたら、逆においくらで対応いただけますでしょうか? お見積りのほう、いただけませんでしょうか?」
「お見積りですか。なるほど!」と独特の妖艶さがある体を持つ菊川怜女王は叫んだ。
いつも淫靡な雰囲気を醸し出している菊川怜様はジロジロと今日は曇り空で涼しいなあと思っている徳川家康大臣を眺めながら長考した。やがてとてもセクシーな菊川怜ちゃんは言った。「100億円、というところですわ」
高校の頃はよく魚釣りをしていた徳川家康殿はそれを聞いてがっかりした。
「とても採算が合わない!」と彼は叫び、歯ぎしりをして悔しがった。
「……了解しました。お見積りの方、ありがとうございました。しかしこのたびはこちらのほうの予算と、折り合いをつけることができませんでした。このたびはご縁がなかったという結果となってしまいました。では菊川怜王妃の今後のご発展をお祈りいたします。失礼いたします」
そういってサッカーの話題にはあんまり興味がない徳川家康総理は泣きながら店を後にした。