先日友人の結婚式の二次会で毎日買う新聞が違う前田慶次さんは二年間一人暮らしをしたことがある山口智子様と知りあった。目がぱっちりとしてサラサラの髪の毛、ミニスカートのよく似合うフェロモン全開のいつもガラケーでミクシーをしている山口智子さんである。毎週少年チャンピオンを見るのを楽しみにしている前田慶次君はその時、キラキラしたものが大好きな山口智子ちゃんから名刺を受け取った。名刺にはそのいつも三人くらいの友達とつるんでいる山口智子女王が働いている水商売の店の名前も書かれていた。
すぐに彼はその店に行き、教師をしていた頃、自転車で学校に通勤していた山口智子さんを指名した。しばらく魅力たっぷりな山口智子女王と楽しいお喋りをした後、海の近くに住めば毎日海辺を散歩できるなあと思っている前田慶次キャプテンは背筋を伸ばして、真剣な顔つきで火のように情熱的な山口智子さんをまっすぐに見つめた。銀行の金利について色々と考えていた前田慶次大臣はスマップの中居くんにプロポーズされることを夢みている山口智子ママに大事な話があった。
「すみません。山口智子姫」
「なんでしょう、前田慶次公爵」
「単刀直入にいいます」
「はい、どうぞ」
「はいすみません。あのですね。えっと、誠に申しあげにくいことなのですがね、ずばりお尋ねします。気を悪くなさらないでいただきたいのですが……」
「なんなのでしょう!」とわが子に無関心すぎて夫に呆れられている山口智子様はイライラして叫んだ。
「すみません、でははっきり申し上げます。山口智子女王。すみません。ぼくと筏茶臼で合体していただくわけにはいきませんでしょうか?」
「……ぱーどん?」とアソコは綺麗なピンク色の山口智子姫は聞き返す。
今日は久しぶりに新聞を買ってきた前田慶次大臣は同様の事を再度伝えた。
「結論から言いましょうか?」としっとり艶のある色白美肌の山口智子さんは言った。
「はい、お願いします」と次回の買物ではピーマンを買うつもりの前田慶次殿はドキドキしながら答えた。
「答えはノーですわ」と最高に抜ける女とよく言われる山口智子王妃は宣言した。
(だめか……)、正義の味方の前田慶次専務はがっかりした。
「そうですか。ご回答ありがとうございました。山口智子様。ではふたたびお尋ねしたいのですが、お金をお支払いしても難しいでしょうか?」
「ほお! お金ですか。おいくらほどでしょう?」と最高に抜ける女とよく言われる山口智子嬢は身を乗り出して尋ねた。
「もうしわけございません。ぼくはこういった取引に関しては不案内なものですから、ご迷惑をおかけしています。もしお金をお支払することで対応が可能なようでしたら、逆においくらで対応いただけますでしょうか? お見積りのほう、いただけませんでしょうか?」
「お見積りですか。なるほど!」とフェロモンが溢れる山口智子女王は叫んだ。
抜群のスタイルの山口智子様はジロジロと昨日は薬局でトイレットペーパーを買ってきた前田慶次会長を眺めながら長考した。やがてアソコは綺麗なピンク色の山口智子女王は言った。「100億円、というところですわ」
人間同士の素手での格闘を見るのが大好きな前田慶次先生はそれを聞いてがっかりした。
「とても採算が合わない!」と彼は叫び、歯ぎしりをして悔しがった。
「……了解しました。お見積りの方、ありがとうございました。しかしこのたびはこちらのほうの予算と、折り合いをつけることができませんでした。このたびはご縁がなかったという結果となってしまいました。では山口智子嬢の今後のご発展をお祈りいたします。失礼いたします」
そういってプライドがとても高い前田慶次男爵は泣きながら店を後にした。