『 ロシア正教の総本山 』 に圧倒されてきました! ★
この後 『 世界遺産・クレムリン 』 の観光となるので、
その前にモスクワの街の中心でお昼をいただきます。
『 サンクト 』 から舞台を移し、一気に街!
しつこいけれども、風情を欠いたと申しますか。
ロシアっぽくないレストランでは万国旗がはためき、
テラス席には 『 キジ島 』 帰りのお客さま方ですね!
やいや モスクワの良いところにも出逢えるはず、
ロシアの風を感じたくて、小路を奥へと進みます。
おや、カントリー調 (?) の入り口が見えてきました。
看板には 『 PECTOPAH 』 の文字ですね、
あ、ただ今 失態をしたことに気付きました!
『 PECTOPAH 』 とは?
英語と同じ文字が使われているけれども、実は、
ロシア語となり 『 レストラン 』 を意味するらしい!
つ・ま・り。

入り口の向こう側に半地下の空間が広がっています、
洞窟のような 素敵な雰囲気のお店だったのですよね!
万国旗はためくだなんて、失礼いたしました。
本日のお品書きは 『 ポーク料理 』 となっております!
一皿目は 歴史あるロシアのサラダ料理でして、
テーブルビートの赤が美しい 『 ヴィネグレット 』。
ビート、ジャガイモ、にんじんが必須になるのかな?
キャベツの塩漬けが加わるのも特徴の一つですね。
程よい酸味、身体にも美味しいサラダでした!

わ、ご覧になってくださいませ。
パンまで、都会的な風貌に姿を変えてきました、
のっぺりした 『 黒パン 』 も愛していたのですが!
続くお料理にたっぷり浸して。

『 お野菜のクリームスープ 』。
先日の 『 ボルシチ 』 や 『 壺焼きシチー 』 のような、
お野菜の形が残るスープに数多く出逢ってきたので!
ロシア初のポタージュは、やはり、都会的?
かぼちゃににんじんなど、セロリも感じた気がします、
これまた優しい 『 お野菜のクリームスープ 』 でした!
そして、メインの 『 ポーク料理 』 ですね。

はい、正直、ロシアの特徴は出ていないと思われます。
ロシアと聞いて思い浮かぶお料理の中で、
『 ビーフストロガノフ 』、『 ピロシキ 』 など!
結局、出逢わずに終わるものでしてね。
ここで 西洋一般な 『 ポーク料理 』 を組み込まずとも、
失言しました、そんなことが頭をかすめるカヌレでした!
一方。
ゴロゴロとしたお野菜が美味しかった!
なす、ズッキーニ、ジャガイモ、パプリカなどですね、
一度 グリルした後に味付けがなされているのかな?
絶妙な歯応え。
全体的に優しい味付けが多い ここまでの 『 ロシアのお料理 』、
不思議とこのお野菜だけは、にんにくも感じるしっかり味でした!
デザートは 『 カスタードクリームパイ、ベリーのソース 』。
心、ここに有らずのカヌレです。
その理由はロシアが世界に誇る 『 ボリショイ劇場 』、
こちらのお店の目と鼻の先にあると見当付けていて!
少し、席を外すね。
お手洗いの順番待ちを装い、猛ダッシュしたカヌレ、
ない、ない、近くに高々と立つはずの劇場が、ない!
食後のコーヒーもそこそこ。
不躾な行動を失礼いたしました!
時間ができた後、ママと訪ねる案もあったのですが、
ロシアの個人歩きは他のようにはいかなくてですね。
怒られることを覚悟して劇場が見当たらなかったと告げると、
『 あらそう、それは悲しいね 』 と言われて、拍子抜けですね!
最初で最後になってしまうかもしれない 『 ロシア 』 の地、
カヌレの 『 ボリショイ劇場 』 は車窓で終わるのでしょうか?
異様なまでの存在感、終わらせられません!
しばし 劇場の影を追っていたカヌレを乗せたバスは、
程なくして、『 世界遺産・クレムリン 』 に到着しました。