三月は中旬の出来事です
二ヶ月近くが経ち随分と体調も落ち着いてきまして、
日記に残しておこうかなと思えるようになりましたのでね
わが家のもずくちゃん → とんでもなく大きな手術を耐え抜きました
十年と少し前にカヌレの元にやってきてくれたとき、
保護されなくてはならない過酷な道を歩んでましたので
何としてでも命を繋ぐ、それだけでカヌレもいっぱいいっぱいでした
日が経つにつれて少しずつわんことしての毛が生えてきて、
自分の足でしっかり地面を踏んで歩けるようになっていきました。
女の子だけど産まない手術を受けていないことはわかっていたのですが ・・・
命を繋いでいくことを一生懸命頑張っているこの子に、
更に開腹しての手術を施す決断など到底できませんでした
けれども、やっぱりカヌレの判断が甘かったんだと思う。
乳腺、その大部分に腫瘍が ・・・。
いつまで経ってもお顔に身体にアクション全てが幼犬だけれども、
本当は高年齢のこの子に大手術を受ける試練を与えてしまいました
全麻だけでも 充分に危険を伴う年齢なのに、
腫瘍摘出手術に続いて卵巣・子宮摘出手術です
手術を終えた結果としましては、これまたカヌレが甘かった。
麻酔が切れるか or 切れないかの時間帯、
まだふわふわしている筈の時間帯にも関わらず
この子はきょとんとした表情で四本の足で確と地面を踏み、
何枚もドアを隔てた場所にいるカヌレにしっぽを振っていました。
保護されなくては生きていけない幼犬時代を辿らせれたこの子にとっては ・・・
愛されるという生涯に変わり + 自分の生きる場所というものがあり、
あの頃の試練に比べたら大した問題ではなく頑張れる試練だったのかも?
こんなこと場にそぐわない台詞だけれども、可愛い。
エリザベスカラーの必要がなくなった後には、
この異国の王子さまのようなカラーも必要なくなり ・・・
今現在では手が付けられないほど、やんちゃなもずくちゃんが戻ってきました
若かりし頃のカヌレの自己満足の判断により、
体力が必要な手術を強いらせてしまってごめんね
一生、一緒に生きていきます