2014年10月 「 大阪で舞台に立つ! 」 の旅!
数多くの試練と戦わねばならなかった反面、
半端ないお店との出逢いも待っていたのですよ。
カヌレ大阪の食事情に疎いものでして、
極々名の知れたお店でしたら申し訳ない
とにかく劇場からほど近い場所を求めていたので、
この度は常宿とは異なるホテルに宿泊していたのです
事前に、その旨大阪の ballet 友だちに告げたところ
丁度よくホテルから徒歩でほんの数分の場所に、
連れて行きたいお店があるとの返答だったのですよね
ゲネプロ終わりでお邪魔する運びとなりました。
裏路地中の裏路地加減が半端ないものでして、
存じ上げていてもたどり着けない場所に位置します
長屋風に数件ほどお食事処が軒を並べ、
その奥の奥に連れて行きたいお店はあるらしい。
ここ、何処?
到着。
すでにお客さまで賑わう様子が垣間見れます、
住所的には西天満になる らしい 寿司処 鶴と亀
です
ガラガラと引き戸を開けてみますと ・・・
通ってきた長屋路地の雰囲気とはほど遠く、
凛として清潔感溢れる空間が広がってましたよ
カウンター9席のみと思われます
至極グダグダな画像で申し訳ないのですが、
衝撃のお料理の前にお飲み物のお品書きです
お友だちは手始めとして迷うことなく、
ビールをいただくとのことでしたのでね
イチイチ、可愛い。
辛うじて発見したワインは赤・白共に一種類ずつ、
カヌレは白をデキャンタでお願いすることに決定しました
まだお若いとお見受けいたしましたので、
女将さんと呼ぶには少し違う感じですかね?
しっとりとした雰囲気の素敵な女性の店員さんが、
フランスと告げられたワインの正体がイマイチわからん ↓
う ・・・ ん?
品種 & セパージュ程度は判明させたかったのですが、
少々調べてみてもよくわからないのでもう良しにしちゃいます
( ブルゴーニュではないしぃ! )
この後に続々と登場する絶品お料理たちと、
喧嘩することなく幕を閉じたのは確かなことでした
スタンバイはこんな感じ!
全ておまかせの¥3500 コースのみとなる模様でして、
その内容 & クオリティ共に驚愕せざるを得ないものでした。
以下、順不同ではあるのですが
先付 + お造里7品 + 途中で温かい焼き物を挟みまして、
アテ小料理9品 + 握り8品 + 巻き物 + 赤出汁 にて 〆る感じ。
これ、あり得ます???
握りはこちらに鎮座するみたいです
おそらく予約必須のお店なのだと思われますね、
始終性別 & 年齢層広いお客さまで賑わってましたよ
ではでは、お料理のスタートです
先付
~ 温かい手造り豆腐 ~
地味な外観に映ってしまっているのですが、
絶妙な口溶けでめちゃくちゃ癒される逸品でした
すだちと思われる柑橘が素敵なアクセントになってます
お造里
~ 本日のお造里 7品 ~
決してお造里のひと言では括れないひと皿でして、
各々に手の施された魚が7品盛り込まれているのです。
まぢ、びっくりしました。
戻り鰹の黄味醤油和え
カツオの響きに怯みそうになったところ、
茗荷 + 黄味醤油のまろみで素敵な三角関係。
糸ヨリの酒盗和え ( ← イスから転げ落ちそう! )
甘海老の塩麹漬け ( ← 甘海老と同様カヌレも蕩ける! )
秋刀魚のなめろう ( ← 大葉の存在でバランス見事! )
酒呑み万歳のお造里なことは確かなのですが、
イチイチため息が漏れる手の施しようだったのです。
昆布締めにしたホタテ ( ← 悶絶ホタテ! )
水ダコの柚子こしょうおろし和え ( ← この類のサッパリ系も欲してくる! )
白身の粒マスタード和え ( ← 意外なこの子がピリリと纏める! )
一見、手を加えすぎのように映らなくもないでしょう?
微塵もそのような想いは湧いてきませんでしたね、
各々の長所を惹き出せるように嗜好錯誤されてます。
握り 1st stage へと進みます
これまた各々に仕事がなされている Ver. でして、
そのままお召し上がりくださいとひと言くださいました
握り一品目
~ 愛媛県で揚がった 天然真鯛 ~
お塩とかぼすでいただきます
コリコリッとねっとり食感が共存していましたね、
小ぶりな握りで素材の美味しさがストレートに到達。
握り二品目
~ 奄美大島で揚がった 本マグロの中トロ ~
えっ?
赤身・漬け・中トロ・大トロ 。。。 それ等だけでなく、
この際正直に申し上げてしまうことにしましょうかね?
『 日本人はマグロ好き 』 と謳われること自体に首をかしげてきたカヌレです。
人生初めて撤回したい心境に陥る、
とんでもなくウマくてどういたしましょう?
握り三品目
~ 三重県で揚がった イワシの炙り ~
出ちゃいました → この日の NO.1!
干物で大きくなったと言っても過言ではない、
地味さ極まりないカヌレ人生ではあるのですが。
カヌレ父が、中でもイワシをこよなく愛しているものでしてね ( ← 何故、イワシ?
)
イワシが占めてきた率とはそれはもう半端なく、
願ってないけれどもイワシには手厳しい半生でした
これ、倒れる。
イワシの持つ癖が良い方向ばかりに生きていて、
滴る綺麗な脂と小粋な梅で絶妙な逸品が誕生しました
握り四品目
~ 五島列島で揚がった イサキの昆布締め ~
カヌレの残念な撮影技術を持ってしても、
昆布締めの意図を見て取ることができますね
イチイチ歯応え → Best を突かれてしまいましたよ。
美味しさを思い出し興奮と共に綴ってまいりましたが、
全ておまかせ¥3500 コース 半分に到達したくらいかなぁ?
アテ小料理9品 + 温かい焼き物を挟みまして、
握り 2st stage + 巻き物 + 赤出汁 へと続きます。
後編に改めることにいたしますね