御舟宿 いろは にて、
感激の最高峰なお夕飯時の様子を綴らせていただきますね。
お料理七品目
えっ? またまたそう来る?
幾品も創作の手が加わったお料理が続いた後、
またまたまさかの純 「 和 」 な感じのお料理が登場しましたよ。
でべらかれい と 雪の下 と 無農薬農家さんの新タマネギ のフリットです
瀬戸内周辺ではよくよくお目にかかる、
干物のひとつ でべらかれい ですけれどもね
正式には → タマガンゾウビラメ とやらを干したもの??
あれっ、何かがおかしい??
どうして カレイ を干したら ヒラメ になってしまうのでしょうね?
まっ、いいや!
一見たいへん地味に映るお料理ですけれども、
かなりな感激のおいしさを誇っていたのですよね。
カリッカリに揚がった でべらかれい を ・・・
まさかのそう来る?
アンチョビ&パセリ&ニンニク、
バーニャカウダソースに近しい感じですよね?
手で摘んで → ディップして → バリバリ言わせながらいただくのですよ
香ばしく揚がった でべら 、
アッサリ目に仕上げてあるアンチョビのソースとよく合う!
こちらの 雪の下 ですけれども、
お宿のお庭散策時
に咲いているお姿拝見したヤツですからね
初めていただいてみたところ → ほろ苦くておいしい。
でべらかれい と申しましたら、
軽く炙っていただく程度しか経験してきませんでしたよ
驚愕のお料理続きます。
お料理八品目
青ベラ & 漁師さんもシェフもよく名前のわからないお魚 ・・・
無農薬農家さんの旬の蒸し野菜と共に グリンピースのソース です。 ( ← お料理名
)
ちょっと待ったぁ!
時間を見つけて釣りに出掛けるみつ豆ちゃんとて、
ベラなんて 釣れたところで持って帰ることすら拒否るお魚ですからね
わざわざお宿に宿泊している状況にて、
わざわざ何故ゆえベラなんて食べさせられなきゃいけないの。
思ったことは即口にするカヌレ夫婦ですけれども ・・・
ならばいただいてみるか? な返答を、
シェフの口から耳にすることとなったのですよね ↓
ソテーし比べてみたところ ・・・
この日揚がったどの白身のお魚よりも、
素晴らしいふわっふわ具合に仕上がる身の質を魅せてくれたから!
もう、怖いよぅ!
下にベロンと潜むのが青ベラでして ・・・
上に乗る皮が黒めなお魚が、
漁師さんもシェフもよく名前のわからないお魚です
よく名前のわからないお魚の部分は、
普段は天然真鯛が登場する立ち位置らしいのですけれどもね
天然真鯛は お料理三品目
にて ・・・
この日最もおいしく召し上がっていただけるお料理方であると、
シェフが思案し尽くした結果のお料理方でいただいた後のことでしたしね。
何より、シェフも漁師さんから 「 名前はよくわからん!」 と福山弁で手渡されたお魚がっ。
天然真鯛をソテーしてみた際より、
繊細なお味とソテーに合う身の質を魅せてくれたとのことだったのですよね
グリンピースのソースとピッタシ、
この感激は何が何でも経験していただかないわけにはまいりません! と 。
もう、怖いよぅ!
騙されたと覚悟していただいた名前のわからないお魚は、
身の味わいは繊細極まりなく&ソースをよく纏う比較的しっかりとした身の質!
誰? これっ?? めちゃくちゃおいしい。
騙されたと覚悟すること二回目!
本来ならば元気に海へと戻っていただきたい青ベラは、
同じく白身でも先ほどとはまた異なる長所を魅せてくれたのですよね。
身の食感ふわっふわの極み!
食材の素晴らしさもさることながら、
この食感に仕上げてくるシェフの技量が素晴らしいですよ
脱帽 ・・・
お料理九品目
黒毛和牛の赤ワイン煮込み
おいしい試練は続きまして、
まだまだフリーへとはしてくれない様子です!
お肉料理を多くは語れないカヌレですけれども ・・・
五時間ほど煮込んだという黒毛和牛、
素直に言っちゃう → めちゃくちゃおいしいよ。
こんなカヌレがすべてをペロリといただいてしまいましたよ
カヌレの日記に目を通してくださっている方でしたら、
こちらの説明は不要となってしまうかもしれませんけれどもね。
これっ、奇跡です!
今か今かと待ち構えているみつ豆ちゃんが可哀想、
普段と同じ通りに事が進むと思ったらそれは大きな間違いだからね!
お次にシェフが運んで来てくださった物とは ・・・
こちらのご飯物を最後に、
お食事の方は〆とさせていただきます と ・・・。
お料理十品目
きゃわゆい!
どれほどの驚きの連続喰らったら、
カヌレ夫婦はフリーへと戻れるというのでしょうかね?
ほんのひと口大の ・・・ お赤飯ではないのですよ
ツタンカーメン種と呼ばれるエンドウ豆、
加熱することにより緑色のお豆が紫帯びたお色になるのですってね!
パクリといただいたエンドウ豆ごはん、
ほのじょっぱさベストでしてイチイチおいしい。
まだまだ更なる驚きが待ち伏せしていたのですよね。


下に板上に映りますのは、
ナッツを混ぜ込んだバタークリームのケーキ
シェフが説明に苦しんでらっしゃいましたので ・・・
上にふわりと乗りますのは、
セミフレッドみたいなヤツですね! とカヌレが括る結果になったのですけれども
まさかの梅干しとドライフルーツのセミフレッド。
梅干しとドライフルーツが一緒になりますと、
たいへん不思議な相乗効果が起こっていたのですよね
味覚の魔術師??
濃厚なバタークリームのケーキも、
酸っぱさ残す梅干しのセミフレッドと共にいただくと素敵なことになってました
みつ豆ちゃんは冷たいアールグレイと共に ・・・
すべてをいただき終えたところで、
ルイナールを程よくボトルに残している状態でしたのでね
シェフ&右腕くんも一緒になり、
共におしゃべり愉しむひとときを過していたのですけれども ・・・
こちらのシェフがまたっ。
謙虚のひと言では済まされないほどに、
謙虚にも度が過ぎたまでのお人柄でらっしゃいましてね
建造物に期待を寄せて → 宿泊を決定!
お食事には特別な想いが無かったからこそ、
現状以上においしいと感じてくださったのではないでしょうかね?
このようなセリフを聞かされることになったのですよね。
これだけの感激の最高峰のお料理が続き、
そんな程度で済まされるわけがないお話でしょうよ!
幾度も綴っておりますけれども
お食事を必要としたのはカヌレ夫婦のみ!
僅か二人だけの為に思案し拵えてくださった内容となるわけですからね。
カヌレはインドネシア産のマンデリンと共に ・・・
珈琲ひとつに関しましても、
相当な厳選を重ねた豆である様子でしたけれどもね
もう、感激のキャパの限界です!
表現よろしくないですけれども、
カヌレとしましてはこちらのひと言に尽きますね ↓
こんな所にこんなシェフが眠っていたんだ。
翌日の朝食に再度驚かされるという、
まだまだおいしい試練は続くのですけれどもね!
この人、まぢ凄い。
久々決行した夫婦二人旅にて、
とんでもなく幸せなひとときを過すことができました