ではでは
御舟宿 いろは へと戻りまして、
感激の連続だったお夕飯時の様子を綴らせていただきますね。
旅先にてお宿に宿泊させていただいた際
普段通りの感覚でしたらゆったりと、
各々お部屋でいただけるお食事をと切望してしまいますよね?
この度ばかりはまた異なる感覚だったのですよ
案内してくださったのは、
母屋 (?) 一階部分に当たる和な個室でして ・・・
命名 「 龍馬の間 」
紀州藩との “ いろは丸事件 ” の際、
実際にその談判を執り行ったお部屋ということになっているハズですよ
特別に龍馬ファンではないものでして、
細部に関してはどちらでもいいカヌレ夫婦なのですけれども。
とにかくめちゃくちゃ落ち着ける空間です
哀しくも極度なアレルギー持ち夫婦ですので、
事前にお電話にてシェフにその旨お伝えさせていただいた際
この日に関しても御二人様のためだけに、
お食事を用意させていただくことになると思いますので ・・・。
その日揚がった海の食材など筆頭に、
御二人様に対応したお料理を思案するのでご心配なさらないでください
このような心強いお言葉を聞くことが出来たのですよ
最大限でも一日三組限定、
大きくはないお宿の配慮の行き届いた部分のひとつですよね。
シェフの予想通りでして ・・・
この日お宿にてお食事をいただくのはカヌレ夫婦のみ、
すべてを独占というなんとも贅沢なひとときが実現したのです。
( 田舎ならではとも言えなくもない )
初めてお目に掛かったシェフ&右腕くん共に、
カヌレ夫婦よりも若干お若いのでは? とお見受けしましたよ。
何とジャンルを括ったら良いのでしょうか?
すべての要素に於いて和も洋も入り混じる不思議な感じです
けれども!
これぞまさにシェフのお料理を象徴してまして、
ジャンルに囚われない感激の連続が訪れることになるのですよね。
その日に恵まれた食材とシェフの発想から、
唐突に実現するお食事内容の流れとなるものでして ・・・
これほどまでに歴史を持つお宿にも関わらず、
お品書きやお料理名といった類の物は一切存在しません。
食前酒
~ 保命酒 ~
お昼間の鞆の浦散策にて、
至るところで遭遇した保命酒の登場です
何かしらの手が施されてあり、
いただき易くなっていたような記憶が残っておりますよ
お料理一品目
何だ? これはっ??
ひと品目にして未知との遭遇、
まったくもって解読不可能なお料理がやってきました
イカ墨を練り込んだニョッキの素揚げ、
粒々の岩塩のみでパクリと召し上がってみてくださいね と ・・・。
めちゃくちゃ小さなひと粒に、
とんでもなく複雑なお味が共存しているのです
ぷにぃぷにぃ。
ねぶとの唐揚げ
聞き慣れないお魚のお名前に、
幾度もシェフに聞き直してしまいましたよ
同じく広島県と申しましても、
備後の方ではよく揚がる地魚になるのですってね!
ちびっ子ながらに隅に置けないヤツですよ
香ばしさに加え&味存在し捲り、
まるで海老かのようなニュアンスも持つ地魚でしたよ。
ごっそり連れて帰りたい感じ!
ルイナール シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン ブリュット
フランス・シャンパーニュ
シャルドネ 100%
この空間+この構図、何処かしら笑いを誘いますね。
旅発つ時点から綴っておりましたが、
遥々お持ち込みさせていただいたシャンパーニュです
みつ豆ちゃんに防波堤の上から落っことされるという、
受け入れ難く可哀想な運命を辿ることとなりましたけれどもね。
何とか無事に到着させてあげられまして、
シェフ&右腕くんにも共に愉しんでいただくことが出来ました
ぷくりと可愛いボトルとメゾンの歴史に憧れを抱き ・・・
ドンが付くとこまで望まなくとも、
しみじみと味わう機会を持ちたいシャンパーニュだったのですよね
初っ端みつ豆ちゃんの口から出てきた言葉に、
カヌレめちゃくちゃ驚かされることになったのですよ ↓
「 これっ、音が違うね! 」
まぢで~!
何時の間にやら初っ端其処に神経行くだなんて!
( カヌレの方が言われた後に気が付いた。 )
黄金系な色合い感じ取れず、
これぞブラン・ド・ブランと括りたくなる印象でしたかね?
華やかな香りにはさすがな域を感じつつ。
意外にもかなりドライ?? 元い ・・・
見事に痩身な味わいとすることにいたしましょう
味わう温度帯やグラスですとか、
また異なれば印象も変わってくるのでしょうかね?
更なる楽しみが増えました!
お料理二品目
何だ? これはっ? 再び!
シャンパーニュとおいしいのでは? と、
シェフが運んで来てくださった得体の知れないひと皿です
地元無農薬農家さんのそら豆&グリンピースを、
クリームチーズのソースと共にいただくお料理でして ・・・
透明に映るのはトマトから成るジュレ、
自家製のカッテージチーズも潜んでいたのですよね
これだけ様々な食材が登場してますのに、
どこまでも優しく素材まんまの味が伝わってくるのですよ。
属せるジャンル見当たりません
お料理三品目
えっ? ここでそう来る??
瀬戸内備後地方界隈で揚がった、
なかなかな大きさ誇る天然真鯛が登場しましたよ
自信が持てる地元の食材を、
最も長所の生かせるお料理方にて召し上がっていただきたい
ジャンルに固執しないこちらのシェフが、
軸として大切にしてらっしゃる事のようなのですよね
お造里&湯引きですけれども ・・・
ベストな寝かしの加減により、
旨みをより堪能できる味わいが実現しています
三通り目のいただき方は ・・・
葱&大葉&生姜などと共に、
皮も余すことなく満喫させてくださったのですよね。
海の幸に恵まれた瀬戸内という地で、
おいしい白身のお魚に恵まれて育ってきた方だとは思うのですけれどもね
これだけ ベタな 天然真鯛のお造里が、
これほどまでにおいしいと感じたのは初めての経験でした
わっ!
お料理十品 + 甘味 登場する中、
綴り終えたのは三品目までとなってしまった模様です。
まだまだ続く驚愕&絶品お料理たち、
改めまして大切に大切に綴ることにいたしますね