この度のてんとう虫会も、
いよいよ大詰めへと向かいますね
⑧ シャンボール・ミュジニー 1976 / ドメーヌ・ぺルノ・フーリエ
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワール 100%
先日も綴らせていただいた通り、
カヌレ姉妹がお持ち込みさせていただいた1本目です
まずは、その香りにウットリ!
これだけの年月を経ているにも関わらず、
まだまだ充分に楽しめる果実味を持ち併せていたことがうれしかった
さすがに力強さといったニュアンスとは正反対、
熟成したピノ・ノワールの素晴らしさが存分に楽しめたように思うのですよね。
現在の当主のお父さまに当たるぺルノ、
クラシカルな造りをなさる造り手さんだったのかしら?
カヌレとしましては、
たいへん好みな味わいでしたよ
悔やまれる点はただひとつ
旅をさせて後 →
まだまだ休息が充分ではなかったように思うのですよね
細かい澱が落ち着かない。
充分においしかったですけどね!
休息が足りている状態となると更なるものが期待できるように思いましたよ
⑨ ムルソー 1970 / ドメーヌ・ポティネ・アンポー
フランス・ブルゴーニュ
シャルドネ 100%
こちらは、茶さんご持参の1本目
カヌレが古めの赤を持参するということで、
同じく70年代よりムルソーを用意してくださったのですよね
熟成を重ねたものしか持ち得ない、
奥深さ&複雑な魅力が満載だったこちらのムルソー。
お煎餅を彷彿させると、
皆さまがおっしゃっていたのが印象的でしたよ
⑩ コルトン・シャルルマーニュ 1995 / ボノー・デュ・マルトレイ
フランス・ブルゴーニュ
シャルドネ 100%
これまた先日も綴らせていただいた通り、
カヌレ姉妹がお持ち込みさせていただいた2本目です
やっぱりさすがだよね、と ・・・
ウットリ味わい進めてらっしゃる方ばかりでうれしかったです
カヌレのお姉ちゃんなんて、
どストライクをいくシャルドネだった模様ですよ
カヌレはと申しますと、
残念なことにそもそものコルシャルの長所をわかっていないのかも?
もう少々の色気を持ち併せてくれてたらな!
なんて、心の奥底で思いながら味わい進めておりました
A 師匠!
香りのマルトレイ、
味わいの○○みたいな会話をなさっていませんでしたか?
なんだ、この曖昧な記憶はっ。
わかっていないと申し上げておきながら、
たいへん気に掛かってしまうお話だったものでしてね
ポルチーニ茸のリゾット
秋の味覚が登場したところで、
怒涛のシャンボールゾーンへとまいります。
⑪ シャンボール・ミュジニー 1er レ・ザムルーズ 2002 / ドメーヌ・アミオ・セルヴェル
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワール 100%
I 貝さんご持参のワイン、
セルヴェルのレ・ザムルーズがいただけるなんて!
アミオ・セルヴェル自体、
気に掛かりながらも初めて味わう機会に恵まれた造り手さんです。
レ・ザムルーズがあまりにもモテはやされるので、
この事実を認めざるを得ないのが悔しいほどですけどね
その他の畑と比較してみましても、
やはりその香りの華やかさは比べ物にはならないですよ
お鼻がいかれてしまいますぅ!
けれどもこの度最も驚いたのは、
こちらのワインが根底に持つ力強さといったところですかね?
VT の特徴も関係してくるのかもしれませんが、
レ・ザムルーズは香り華やか&味わい儚い印象でいたものでしてね
この度の新たな発見でした。
⑫ コルトン・ブレッサンド 1999 / ドメーヌ・フォラン・アルベレ
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワール 100%
茶さんご持参の2本目
おぉ、フォラン・アルべレ!
当然カヌレは初めて味わう機会が訪れた造り手さんです。
毎度思うことなのですけれどもね
ニュイの村々は申し上げるまでもなく・・・
てんとう虫会の皆さまはボーヌの村々の検証もハンパないですよね。
さすがにここまでシャンボールを味わい続けておりますと
華やかさは叶わずとも、
こちらのコルトン・ブレッサンドが持つ長所も感じ取れた気がします
大地なのかなぁ?
99 のブレッサンドということで、
まだまだ熟成を待つベキなのかな? と、思いながら味わい進めたのですけれどもね
どういった所からこれが実現するのでしょうね?
とても調和が取れていて、
今の段階で味わっても充分においしい状態でしたよね。
舌平目のコロッケ&ビーフストロガノフ
うぅ~、迂闊にも、
シェフにお伝えするのを忘れてしまいました
舌平目のコロッケ、
めちゃくちゃおいしかったのですよね!
コロッケなんてお名前を付けられちゃってますけどね
その中身はゴロゴロと、
舌平目の身ばかりで構成されていたのですもの
⑬ シャンボール・ミュジニー 1er レ・ザムルーズ 2004 / ドメーヌ・ルイ・ジャド
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワール 100%
おーちゃんさんご持参の2本目
なんて素晴らしいことに、
レ・ザムルーズの味わい比べが実現してしまうだなんて。
この日のほんの10日前に京都にて、
ジャドのドメーヌ物の相違点を教えていただいたばかりでしたのでね
リアルタイム
先ほどのセルヴェル 02 と比較してみますと、
ルイ・ジャドの 04 の方がパワーも若々しさも持ち併せている印象でしたかね?
その造り&VT の特徴により、
開いてくる時間帯も大いに関係してくるのでしょうけれどもね?
到着後 → 即抜栓し
それでもこちらの時間帯まで登場させなかった、
A 師匠の思惑にもたいへん興味深いものがあったのですよ
2本のレ・ザムルーズに共通して実感したこと
当然香りは素晴らしく華やか、
けれども味わいも儚くなんてないってなところですかね? ( ← カヌレのみな感想でしょうか?
)
キノコのニョッキ
クニクニ&クリーミー!
シェフのニョッキいただいてみたかったのですよね。
⑭ ミュジニー 1999 / ドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエ
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワール 100%
トリを飾るは、A 師匠ご持参のミュジニー
こんな機会にでも恵まれない限り、
カヌレには出逢える時はやって来ないワインでしょう
なんなのでしょう? この存在感はっ!
特別に何らかだけが際立つということはなく・・・
香り&底知れないパワー&果実の凝縮感がまったく異なる。
抜栓時期? 抜栓した時間??
後に、A 師匠は油断したとおっしゃってましたけれどもね
まだまだ、とんでもないものへと変貌する可能性を感じずにはいられなかったのですよね
えっと、カヌレは大きな勘違いしておりまして・・・
より、ヴォーヌ・ロマネに近しいか?
まんまシャンボール・ミュジニーを象徴する味わいを表現しているのか?
一生懸命検証しまして、
ヴォーヌ・ロマネに近しいニュアンスを感じると答えを出したのですけれどもね
そういうことではなかったみたい。
この時点ではダウンしてらっしゃった A 師匠に、
ご感想をうかがえなかったのは悔やまれて仕方ありませんでしたが・・・
とても貴重な機会をありがとうございました
シェフのメインのお料理は鴨のロースト
この度のはその状態にこだわって、
北海道産の鴨を使ってらっしゃるとのことでしたね
絶品。
ありゃりゃ、お写真がとんでもないことになってますね。
タルトタタン&レアチーズムース
りんごの焦がされちゃった加減がたまらないぃ~!
茶さんダウンしてる間に・・・ ↓
シェフの絶品プリンが、
おどろおどろしいことになってしまっているじゃありませんか!
そして、今回も更なるお楽しみがっ。
日本未輸入
ジャン・ポール・エ・ヴァン
アペリティフ・ショコラ・オ・フロマージュ みたいなお名前のショコラ。
フランス帰りでらしたのかしら?
毎度突然登場する蓮チャンさんからのお手土産!
こちらのショコラ
中身がそれぞれ・・・
ウォッシュ&白かび&青かび&シェーブルのショコラから成るのですよ
し・か・も!
フロマージュテイストなんてものでは留まらず、
まんまそれぞれのフロマージュの風味も味わいも楽しめるのですよね。
蓮チャンさんのお話をうかがってますと・・・
カヌレのスイーツを愛する気持ちなんて甘チャンだなぁ!と実感させられるのです
さてさて
シャンボール・ミュジニーをテーマに掲げ、
てんとう虫会に登場した素晴らしい14本のワインたちです
楽しすぎるひとときだったものでして、
終電というものの存在が憎らしかったほどですよ
こうして上京する度
皆さまのお仲間に加えてくださいまして、
カヌレは心から幸せを実感しているのですよ
皆さま、この度もなんとも素敵な時間をありがとうございました