ここ数ヶ月
みつ豆ちゃん、ほんとに仕事が忙しいんですよね~
貴重なお休みは、もうクッタリ
お昼に出かけよう!って発案するのも、可愛そうなくらいで
やっとこさ、この週末
ゆったりお昼を満喫しよう~!という気に、なってくれましたよ
一応、カヌレのお誕生日も過ぎ去ったことですしね
お店に予約を入れようとしましたところ
ふと思い立ち・・・
カヌレ父母に声をかけてみます
なんと
↓
だったら、一緒に行く~!と言うではないですか
春の兆しというものは・・・
つくしの出現を当てにするより
カヌレ父の行動を見ている方が、よっぽどわかり易いものです。
カヌレ父→ 類を見ないほどの寒がりなのです
お正月に実家を訪れたときなんて
↓
ファンヒーター&エアコン&ホットカーペット
トリプル暖房が、ゴウゴウいっていることは言うまでもなく
その中で、靴下を重ね履きしまくり・・・
↓
玄関のサンダルに足が通らない~ なんて・・・
自ら嘆いておりましたから
やれやれ
されど!
おいしいお店の、リサーチ力には脱帽のカヌレ父
店主さんが体調を崩され
長い休養を取ってらっしゃったとのこと
そちらが復活されたようですので・・・
↓
ぜひぜひお邪魔したい、と言うのです
廿日市市宮園の住宅地に、ひっそりと佇んでおります
和膳 井手
こちらのお店自体・・・
一軒家を改造して、ゆったり時間を楽しめるようになってましたね
純和風のお座敷など
繊細な和食をいただくには、なんとも素敵な環境です
更に奥へと進みますと・・・
ちょっとした日本庭園まで望めます
↓
落ち着いた雰囲気の大きな個室
やはり日本人ですね
こういう空間、ホッといたします~
奥さまに案内されますと・・・
優し~い、梅昆布茶が運ばれてきました
お箸置きは・・・山茶花を表現してあるのでしょうか?
日本料理って!
こんなとこからも、さっそく季節を感じ取れますよね
今回は、懐石の「雪」をお願いいたしましたよ
食前酒
と、言いつつ
こちらおそらく・・・
日本のベリーAかなにかの・・・純粋な赤ワイン
奥さまが、とてもフランクにお話してくださる方でして
感動するお料理が続いていく中
片意地張らなくていい懐石が、堪能できてしまいますね
八寸
八寸の登場って
ワクワクせずにはいられないですよね~
本当に、目でも舌でも楽しめます
筍と烏賊の木の芽和え菊菜としめじの白和え
鰹の角煮
一寸豆カリフラワーの甘酢漬け
雲丹玉子 などなど・・・
一品一品、とても繊細で・・・
素材の味を感じ取れる、おいしいお料理ばかりでした
と、ここで
カヌレのみ
白ワインをグラスでお願いしました
おそらく・・・
どちらかの、ソーヴィニヨン・ブラン
カヌレ実家&みつ豆ちゃんは、お酒を嗜みませんもので・・・
心強い共感者のお姉ちゃんは、この場にはいないけど・・・
↓
カヌレ1人でも、満喫することにいたします
椀物
器もお椀も・・・
ひとつひとつが、ステキ
今回、とてもいいとこ取りな時期だったのです
旬の冬の食材と
先取りの春の食材、両方に恵まれたのですよ
2月の椀物は・・・
寒ブリ入り・粕汁
和からしを溶いて、
よくよく具材も混ぜてから、お召し上がりくださいね と・・・。
広島は、酒処・西条を抱えておりますものね
こちらは蓬莱鶴から買い付けた、
酒粕のみを使用してらっしゃるとのこと
お上品で繊細で・・・
こちらの粕汁、ほんとにおいしかった~
おいしくて、トロ~んとしっぱなしですよ
お造里
この日の仕入れは、
↓
真鯛烏賊
カンパチ でした。
本日のカンパチは、とにかく絶品ですよ と・・・。
言うまでもなく
新鮮で時期柄もよく、お・い・し・い~
お造里などをいただいてみますと
↓
その職人さんがこだわりを置く方向性を、
なんとな~く、感じ取れますよね
お歳がお歳の、
こちらの職人さんではいらっしゃいますが・・・
その歴とは素晴らしいもの
素材そのものおいしさが、最も引き立つ方法で
丁寧に、各素材と接してらっしゃるのだなぁ~ と。
さてさてお次!
懐石をいただく際、
カヌレは、最も楽しみしているお皿なのです。
焼物
寒ブリのカマ焼き帆立の幽庵焼き
よもぎ麩
ひゃ~
帆立・生麩・・・
カヌレの大好きなものばかり
帆立の食感といい、味の入り方といい・・・
もう~、メロメロですよ
寒ブリのカマ焼きとは、
まさに今が、一番おいしい時期なのでしょうね
脂が乗っているのはもちろんのことですが、
なんとも上品で、ほんとに最もベストな状態に仕上がってるのですよね
この一皿、素敵すぎますよ~
煮物
筍ふき
菜の花
大根
もみじ麩
豚の角煮
優しい味の入り方で・・・
各素材、各々にお料理されたことでしょう
それらが終結して、素晴らしい煮物椀として納まっております
カヌレママが、
「この筍は、もう今年獲れたものですか」と、うかがっておりましたが、
九州などの暖かい地方では、すでに収穫できているようでしたよ
春の兆しがたっぷり盛り込まれた、
心温まる一皿でした~
揚物
旬の素材の天ぷら、盛り合わせですね
海老サヨリ
なす
さつまいも
インゲンを干瓢で巻いたもの
ふきのとう
こちらの海老がですね・・・
もう~、ブリッブリ
天ぷらにして、ここまで食感がしっかりした海老
初めていただいたかもしれません
おいしい~
ふきのとうだなんて・・・
季節を先取りさせてくださいますね
そうそう!
甲殻アレルギーのみつ豆ちゃん・・・
白身のお魚のすり身に、
あられをまぶして揚げたもの
こちらも、とても手をかけてある一品に見受けられましたよ
1名分だけ、変更をお願いしているといいますのに、
魅力的なお料理を用意してくださいますね
カヌレママなんて、
「それっ、それっ、おいしそう~。 」 って・・・
まるで、子供のようでございました
お上品なお味の天つゆに、ポトンと落とした大根のおろし
こちらも、ほんのり香るゆず風味
ほんとにひとつひとつ丁寧で・・・
味わい進めるたびに、うれしくなってしまいます
御飯&香の物
ご飯の方も、なんて素敵な炊き上がり
さりげなくふりかけてある白胡麻が、
これまた香ばしくて、おいしいのです
香の物
↓
ひとつ、ひとつ、とても繊細なものでした
たかがキャベツ、いえいえ・・・されどキャベツ
なんでこんなに、
みずみずしくて、おいしい仕上がりになっちゃうのでしょう~
水菓子
大きないちご
そして意外にも、グレープフルーツ
すっかり堪能して~
最後に、
おいしい日本茶をいただいておりましたら・・・
「おしるこをお召し上がりにはなりませんか? 」 と・・・。
またまた、カワイイお椀でやってきました
蓋をとってみますとね・・・
「本当に、ほんとのおしるこだぁ~ 」 って・・・
カヌレママがはしゃいでおりましたよ
カヌレ→
和の甘ものに関しては、全くわかりませんけれども・・・
要するにおしるこには、小豆の皮が入っていないってことなのでしょうか?
お砂糖の甘さは、ほとんど感じ取れず・・・
小豆そのものの優しい味わい
なにより、驚きの滑らかさでしたよ~
もしこの場に、お姉ちゃんもいたとして・・・
こんなの突然出てきたら、
カヌレママと一緒になって、はしゃいじゃってるんだろうな~
ちなみに
おいしいお料理をいただきながら、
カヌレのお席から見えていた壁(?)です・・・
こちら、一枚一枚
丁寧に金箔で覆ってるんですって~
「主人が体調を崩している間に、内装は全部やりかえたのです。
こちらはやっぱり、残すことにしたんですよ~ 」 と、おっしゃってました
えぇ!えぇ!
とっても風情がありますから・・・
残しておいて、間違いないですよ~
おいしいお料理とゆったりした時間
心が洗われたような気持ちになりまして・・・
すっかり癒されました
温かくなっていく季節って、うれしいですね
家族と共にすごしたお昼のひととき
とても幸せな時間でしたよ