さてさて
前編 で綴りました通り…、
今回お父さまが思案されていた「ワインの流れ!」は、無事終了致しました~
ワインをいただく順番、抜栓するタイミング、
0,5℃と違わず、よりおいしくいただける温度に気を配ってらっしゃる一方
それが終了した途端、皆さまの話題に上ってくるワインを![]()
「それならば、これも飲んでみるかい
」と、
次々と出してきてしまうのが、お父さまの愛らしいところです…![]()
前半戦で、ゆうくん持参のリュリの白をいただいたので、
カヌレが思わず、
「リュリと言えば、勝手に赤だと決め込んでました~
」と、口走ってしまったのですね![]()
そしたら→ 「リュリの赤があるから、飲み比べてみるとおもしろくないかい
」と…。
例の地下貯蔵庫へと、物色しに行かれます![]()
ならば
何回見ても圧倒される、あの地下貯蔵庫を見るために![]()
カヌレもちょこちょこ、ついて行ってしまいました~
一見、普通の一軒家となんら変わりのない、「床の間」 
簡単には外れるハズのない畳を、
娘のkecoちゃんが、ゆっくりと外すと…![]()
ハシゴからつながる、有り得るハズのない空間が広がっています…![]()
今回、こちらの貯蔵庫を初めて見せていただいた凛ちゃん![]()
しばしの間、状況が読み取れず…
唖然として、言葉を失ってましたよ~![]()
ちなみにその中から、1つのエリアだけ見てみても…![]()
出番を待つワインたちで、ビッシリ埋まっちゃってます~
更に、よくよく目を凝らして見てみると…
1本、1本のワインに、お父さま直筆の付箋や写真が貼ってあって![]()
全く…
こちらのワインたちは、どこまで愛情を注いでもらっていることでしょう~
ようやっと、リュリを発見
⑥リュリ 2004/ドメーヌ・ド・ラ・ブレッサンド
フランス・ブルゴーニュ ( コート・シャロネーズ ) ![]()
お父さまが、よりおいしくいただける温度に調節して下さってる間に、
赤に移行してからいただいていた、お料理の数々を紹介します
煮込みハンバーグ![]()
kecoちゃんが、用意していてくれました~![]()
「これ、お前が作ったのかい
これならもう~、明日からもお前がお料理担当だね
」
と、お父さま
娘が作ってくれるお料理なんて…![]()
そりゃ~もう、うれしくてらっしゃるに決まってますよね![]()
おいしいソースは、パンでぬぐって…
最後まで、しっかりいただいてしまいましたよ![]()
ハードサラミ![]()
なにげにこちら、とってもおいしかったんです
どうやらこの日、弟くんを運転手に、
お母さま、kecoちゃんと3人でお買い物に行かれた様子
ご家族みんなでお買い物に出たりと![]()
ワインって!やっぱり、家族や人との縁を、より濃いものへとつないでくれるんですね
keco家ご愛用のカマンベール![]()
干しぶどう・2種類![]()
手前がシャルドネ種のレーズンで、奥がメルロー種のレーズン
干しぶどうにしてみると、メルローの方が甘みも旨みも濃くて、
これまた、違いにビックリでしたよ![]()
おっ~と
カヌレが手作りしてきたモノも、すっかり忘れておりました![]()
干しいちぢくとゴルゴンゾーラのケーク・サレ![]()
( 自分が作ってきたモノって…案外、写真など忘れているものですね
会の途中では、写真すら一枚も撮っていませんでした
)
皆さまに、「おいしい~
」と言っていただけるモノで、ほんとよかった~![]()
生地がほんとに、もっちり
しっとりで、
「ケーク・サレ」と呼べるモノとは、またちょっと違っていたような…![]()
甘くない、凝縮したべークドチーズケーキみたい!
生地に入れ込んだグリュイエールと、具材のゴルゴンゾーラ
赤ワインには、とてもいいおつまみになったようです![]()
「ほんとに濃いので、豆腐ようとか、からすみとか…。
そんな風に、ちびりちびりいただくモノと思っていてくださいね
」と、伝えておいたにも関わらず、
食の細い、お父さま
お母さまが、
「おいしい~
」と、パクパク食べてくださって…うれしかった~![]()
一方、リュリは!と申しますと…![]()
これだけ、主張あるシュヴァル・ブランと、
シャンボール・ミュジニーを既にいただいちゃってますからね![]()
強く印象には残らないものの、
バランスの取れた、おいしくて優しいワインでした
「そう言えば、恐ろしく強烈なワインがあるんだよ
」と、お父さま。
一体、何を持ってこられるというのでしょう![]()
⑦アマローネ・デッラヴァルポリチェッラ・クラッシコ・スペリオーレ 1983
ジュゼッペ・クインタレッリ
イタリア・ヴェネト 
コルヴィーナとコルヴィニョーネで55%、ロンディネッラ30% ![]()
カベルネ・ソーヴィニヨン、ネッビオーロ、クロアティーナ、サンジョヴェーゼを合わせて15%
恐ろしく、恐ろしく、強烈でした~![]()
「とってもおいしいけど、そんなに多くは飲めないねぇ…
」と、お父さま。
おいしいので、少しずつ味わい進めるのですが、
皆さま、「これは何なんだろう~
」と、首をかしげつつです!
これまでブルゴーニュとボルドーを中心に、ここまで突き詰めてこられたお父さま。
どうやらこちらのアマローネは、これまたワイン好きの古くからのご友人が、
イタリアのワイナリーまで足を運び、直接交渉して譲っていただいたモノらしい
やはり集まるところには、集まるのですね![]()
あまりにも強烈で、カヌレなど…
「これ!おそらくワインにブランデーか何かが、混ぜてあるんじゃない
」と、
口にしてしまいました~![]()
イタリア好きのゆうくんも…
「アマローネは陰干ししたぶどうから造るから、
他のアルコールが入ってることはないと思うんですけど
」と言いつつ、不思議そうです
調べてみるのに、苦労しました
なんてったって、読めないエチケットと、
このキャップの部分しか、手がかりになるモノがないからですね
なんとか辿り着いてみたものの、イマイチしっくりこない![]()
そんなとき心強いのは、この方をおいて他にはいらっしゃいません![]()
「やっぱりぃ~
」と聞こえてきそうですが
そう!我らが、saluviさんです![]()
お忙しい最中、
「これって、純粋にワインなんですか~
」という、カヌレのマヌケな質問に、
わかりやすく、教えてくださいましたよ![]()
「アマローネは、ぶどうを陰干しして糖度を上げ、発酵させて造る特殊なワインなので、
長期熟成が可能ですが、クセもあります
クインタレッリはアマローネの最高峰で、最新のヴィンテージでも高価ですから、
1983年をいただいたとなると、とても貴重な体験だと思います
」
と、いうことでした![]()
saluviさん、ありがとうございました![]()
( ちなみに
saluviさんが持ち合わせてらっしゃる、1番古いアマローネは1958年らしい
)
やはり、あまり出逢えなく高価で…そんな貴重なワインだったのですね
皆さまが、おいしい~!と言いつつも、首をかしげながら味わっている中、
凛ちゃんだけは、ドツボに好みのワインだったようですよ。![]()
「それをこの友人に、ぜひぜひ聞かせてあげたいものだね
」と、
お父さま、おっしゃってましたよ![]()
古くからのご友人とのお話も、聞かせていただきながら、
楽しくいただいたワインでした![]()
さてさて
お口直しに…
( ということは、まだまだいただくの~
)
⑧ヴーヴ・クリコ ボンサルダン/イエローラベル・ブリュット NV
フランス・シャンパーニュ ![]()
ピノ・ノワール 50~55%、ピノ・ムニエ 15~18%、シャルドネ 30~33% 
ほんとに、綺麗なシャンパーニュですね
王冠も、美しくて品のある…
そうそう![]()
こんな古くて貴重なモノも、見せてくださいましたよ~![]()
カメラコレクションより…
木製のカメラの、確か…シャッターに該当する部分![]()
こんな古い物を、実際に動かさせていただくと…、
「シャッターを切るにも、数秒を必要とする
」というのを、実感することができましたよ![]()
さてさて
こちらはおそらく、ゆうくんの会話から…![]()
「じゃあ、それもあるから開けてみないかい
」と…。
⑨シャトー・ダルマイヤック 2001
フランス・ボルドー ( メドック ) ![]()
カベルネ・ソーヴィニヨン 56%、メルロー 22%、カベルネ・フラン 20%、プティ・ヴェルド 2% 
カヌレメモ
メドック・ポイヤック村・第5級 89年まで、「シャトー・ムートン・バロンヌフィリップ」の名。
こちらも、人気を集めてましたね~![]()
本日の中で、「1番好み~!」って方もチラホラと![]()
こちらの果実味たっぷりも、ほんとにおいしかったですが、
カヌレはやはり、シュヴァルブランの熟成も経た感じが忘れられません![]()
さてさて
お次は、どういう流れから開けることになったんでしょ![]()
「じゃあ、それもこの機に試してみないかい
」と…![]()
⑪シャトー・デスミライユ 2003
フランス・ボルドー ( メドック ) ![]()
カベルネ・ソーヴィニヨン 80%、メルロー 10%、カベルネ・フラン 9%、プティ・ヴェルド 1% 
カヌレメモ![]()
メドック・マルゴー村・第3級
さすがのカヌレも、ここまでいただくと味の記憶が、あまり定かでないですよ~![]()
カベルネ・ソーヴィニヨン率が多いようですし…
パワフルさを感じ過ぎて、やはりシュヴァル・ブランを思い出していたことでしょう![]()
この辺りから、凛ちゃんは同じことを連呼していて、
どうやら、怪しい
こうして綴ってみると、それゃ~!そうよね![]()
kecoちゃんお手製・大福![]()
凛ちゃん持参・ピオーネ![]()
これらをいただきながら![]()
デザートワインは、これはこれで、またおもしろいですよ![]()
⑫巴郷 ロゼ
日本・広島県 
広島の方なら、誰しもがひと目でわかる…![]()
広島三次ワイナリーの甘いワイン
セパージュすらわかりませんでしたが![]()
ブルーチーズがよく合う!と書いてありました![]()
改めて味わってみると、「やっぱりコクが、全然ないものなんだね
」と…。
こんな感じで、
それはもう!豪勢な「お夕飯
」にお邪魔させていただいたワケですが![]()
気がついてみれば、こんなに満喫してましたよ![]()
カヌレたちは、まだまだおしゃべりを楽しんでおりましたが…
凛ちゃんは、すっかり夢の中
大丈夫
ちゃんと、連れて帰ってあげるからね~! ( みつ豆ちゃん運転だけど…
)
今回も、こんなに素敵な時間を共に過ごさせていただいて、
ほんとに幸せです
( 豪華なワインのラインナップからは、想像に苦しいとは思いますが…
)
何より、とってもアットホームなお夕飯の時間で、
毎回、ほのぼのした気持ちに包まれて、帰宅するのです![]()
改めて…、
カヌレも、「両親の、こんな無償の愛に見守られて、ここまでこれたんだなぁ~
」と…。
kecoちゃん
ご家族の皆さま、
今回も楽しい時間を、ありがとうございました![]()




















