月に一度の、初級ワインセミナーに行ってきました
先日も綴った通り、カヌレが切に懇願していた≪ブルゴーニュ特集≫を実現して下さったので…
テーマは、
「初心者のためのブルゴーニュ入門編」
どんなワインに出逢えるのでしょう~!興味津々です

いきなり、すごいラインナップでびっくりしました~
と言うのも…こちらはセミナー会場の外。
階段を登ってきたら、このように鎮座しているのです
赤ワインは室温で!と言われますが、それはヨーロッパでの室温。
日本の室温だと少し高すぎるため、こうやって外に出し、
セミナー時にベストになるよう、抜詮して用意してくださっているようです
ブルゴーニュの地図を見ながら、
まずは根本的な、生産地のことからお勉強です!
ザックリ北から、
①シャブリ
②コート・ド・ニュイ
③コート・ド・ボーヌ
④コート・シャロネーズ
⑤マコネ
⑥ボジョレー
具体的な数字で、生産量出荷量を教えてくださいましたが、
全くもって想像つかず…
つまりは…
ブルゴーニュ地方は、かなりの生産量を誇っている。
ボジョレー地区の生産量は、また別格。
①~⑤の生産地を足した量と、ボジョレーのみの生産量がほぼ同じ
この二点で良し!としましょう
さてさて それでは①から
① 2007 フルーリー “レ・モリエ” ドメーヌ・シニャール
フランス/フルーリー/AOC
ガメイ 100%
「ボジョレー・ヌーボーとは全然違う印象ですよ~!」とのこと
フルーリーの地域のワインで、薄っぺらくなく落ち着いているのでは
最初にはジャムっぽい香りを感じましたが、スワリングすると不思議と薄らぎました
確かにヌーボーと違い、「おいしい~!」と率直に感じました…、
が ②、③…と飲み進めた後に戻るのは、少々しんどかったです
② 2005 ブルゴーニュ・パストゥグラン ドメーヌ・エマニュエル・ルジェ
フランス/ブルゴーニュ・パストゥグラン/AOC
ガメイ 2/3、ピノ・ノワール 1/3
パストゥグランを名乗るには、ガメイ→2/3以下、 ピノ・ノワール→1/3以上を使っていること
ガメイ 100%とパストゥグランの飲み比べが出来る、楽しみです~
セミナーならではそのリストアップして下さっているのが、嬉しいです。
ここにきて、エマニュエル・ルジェ。
ジャムっぽい香りは、やはり穏やかな気がしますが、ピノの香りは感じ取れず…
以前、エマニュエル・ルジェのアリゴテを、「酸がキツイね…。」という感想の元、
皆さんといただいたのですが…、ちょっと似たニュアンスの酸っぱさを感じました
ガメイ 100%とパストゥグラン→他が同じ条件だと、お値段の差はどうなんだろ~
という、カヌレの素直な疑問があったのですが…、
何といってもこちらは、エマニュエル・ルジェであり 2005年。
①→2900円くらい、②→4300円~5000円近くにまでなっているとか
( エマニュエル・ルジェは子供の頃から、アンリ・ジャイエの畑仕事を手伝ってきたので、
輪をかけて、期待を受けていると… )
結局は、ガメイは安いぶどうのイメージがあるので、
やはり他が同じ条件だと、パストゥグランの方が少々お値段はするようです

フランス/マランジュ/AOC
ピノ・ノワール
①・②に比べ、色は随分濃くなっていますが…香りは控えめ
マランジュって…どこコート・ド・ボーヌの一番南に発見
この日まで、カヌレは知らない村でしたが、マルサネ程度の知名度の村とのこと
スワリングすると、ピノらしい香りも感じてきましたが、
後に出てくる④・⑤のピノに比べて、この③の良さがイマイチわかりません
質問してみます~
ドメーヌに対して、この方はわざわざヴィティカルチュアと名乗っています
ヴィティカルチュア→≪農民≫
より、畑の作業を主と考えてらっしゃる、造り手さんなのじゃないかと、
私は思います…とのことでした! なるほど…温かい
ドメーヌとネゴシアンの違いについて、今回も確認
④ 2006 ジヴレイ・シャンベルタン ドメーヌ・ルネ・レクレール
フランス/ジヴレイ・シャンベルタン/AOC
ピノ・ノワール
なんとも主張の強い香り いかにも~
! 大好きです…。
なのに色味は薄くて、透明感すら感じ取れます
凄い香りの主張=透明感のある色味が、カヌレの中で。
「それが、テロワールでしょう~」と。 なるほど…!
⑤ 2006 エシェゾー 特級畑 ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール
フランス/エシェゾー/AOC
ピノ・ノワール
興味津々だけど…、嬉しいけど…、’06をもう開けてしまうのですね
「セミナーですから、同年代のヴィンテージの、いろんな違いを実感してみましょう~」と。
とは言え、このコだけグラスが違うのですが…
香りはもちろん華やか~ 比べようもありません…。
とっても とっても非日常的!
いただいてみると、期待も大き過ぎるからか、このクラスにしては若いからか、
まだ開いていないからか…、まだまだ酸が残っているイメージでした
なので途中までカヌレは、「④の方が断然好き~
」と言いながらいただいていましたが、
セミナーが終わる頃には、これまた比較しようのない味わい 香り。
やはり、存在感を認めざるを得ないワインでした
⑥ 2006 ブルゴーニュ ドメーヌ・パラン
フランス/ブルゴーニュ/AOC
ピノ・ノワール
さて
どうして、あれほどのワインが出てきた後にこの⑥が用意されていたかと言うと
香りもおとなしく、色も薄い…。 とても、特徴のないワインです
でも…別に、普通においしい~
料理と合う、
良いマリアージュとは、決していいワインであればいい!と言うわけではないのでしょうかと。
確かにぃ~
そう言われて見てみると、先生の話を聞き逃すまいと、ついつい必死になっていて、
お料理がまだまだ、残っています
なので、この主張の少ない&邪魔をしない⑥のワインを、
お料理と共に、おいしくいただきました
う~ん、面白い
こちら、「寅」
の時にもリストにあったモノですね
≪本日のマリアージュ≫
春野菜たっぷりのオレキエッテ
トマトソース
春野菜の苦みが、ピノとよく合うお料理
オレキエッテ→「耳たぶの形」という意味のパスタで、イタリア南部・プーリア州
ふきのとう、だったのかな…
苦みのあるお野菜が、確かに…おいしい
≪本日のチーズ≫
ニュイ・ドール
フランス/ブルゴーニュ圏/コート・ドール県
コート・ド・ニュイで造られている、ウォッシュタイプのチーズ
塩水で丁寧に洗って仕上げる、というニュイ・ドール。
結構、味わいにも香りにもクセはありましたが、好みでした~
≪自家製フォカッチャ≫
毎回綴りますが…
こちらのフォカッチャ、つぶつぶ岩塩でおいしいですよ~
3月8日は、「ミモザの日」
イタリアでは男性が女性に感謝の意味を込めて、ミモザの花を贈るそう
開催された日が近かったので、
先生から女性に、「ミモザの花」のプレゼントが待ってました
ニュージーランドのワイナリーを巡ってきた、
先生からのお話も聞かせていただき、とっても興味深い内容です
まだまだ、まとめ足りないことたくさん~
いつか、「セミナー番外編」で、まとめたいと思います
≪初心者のためのブルゴーニュ特集≫、お願いしてみて、ほんとに良かったです
想像以上に、楽しい時間になりました
きっと学習になったことも、たくさんあったのではないかと…
今回も、魅力溢れるセミナーをありがとうございました
楽しみで仕方ないセミナーが、今月も終わってしまった…