
カンティーナ・ボルツァーノ・醸造責任者 ステファン・フィリッピ氏 来日記念ワイン会
~和食とワインのマリアージュを愉しむ会~
saluviさん
からお声をかけていただいて、ステキなメーカーズディナーに参加してきました~
カンティーナ・ボルツァーノの醸造責任者、ステファン・フィリッピ氏を筆頭に、
「イタリアワイン最強ガイド」の著者でいらっしゃる川頭さん、
その奥さま、ジョバンナさんもいらっしゃいます!
豪華な顔ぶれ~
カヌレは、10月の「イタリアワインを楽しむ会」 に引き続き、
参加させていただくのは、ニ回目です
トップの写真、眩いばかりですよね~
お店は、堀川町のDrgonfly ~ドラゴンフライ~ です!
エレベーターを降りると、この異空間!
西田 篤史さんプロデュースで有名なお店です
少し早めに到着したので、皆さまとお店を散策してみま~す
まずこちらの、お店の看板!
題字は、宮島の≪世界遺産≫の文字を彫った方が、作成してくださったらしいです
( 宮島のどこに、その≪世界遺産≫の文字があるのか…すみません、わかりません)
この題字をなでなですると、いい事が起きるらしいので…、
額やケースにしまわず、誰でも触れるようにしてらっしゃるとのこと
サンフレッチェ広島のあの選手は、この題字をなでなでした後、
日本代表に選出されたとか…
本日、ワインリストに挙がっているワインたち
幻想的にスタンバイしています
ちょっと、カヌレのお気に入り 名付けて…「ワインとアロワナ
」
そうそう!
当時も、「似合わな~い」と言われ続けてましたが、
カヌレ、結構な「熱帯の淡水魚マニア」なのです
景気が悪くなるのに比例して、その趣味は徐々に封印してきましたが…
よくお姉ちゃんに、「熱帯魚のエサを、人間と同じ冷凍庫に入れないで~」と言われていました。
懐かしい…
さて! 大きく脱線しましたが…
この、「ひつじの角」のようなエチケット、見覚えのある方も多いのでは
カヌレも以前、こちらのピノ・ネロとゲヴェルツ、いただいたことがあります
その醸造家さんがいらっしゃる、ということで今回とても楽しみにしてました
( 結局のところ、これは「ひつじの角」ではなかったのです)
お食事の流れです
今回は、「北イタリアのワインを和食と合わせる」というのも、目玉のひとつなのですよ~
こちらの背の高い男性が、ステファン・フィリッピさん。
カンティーナ・ボルツァーノのワインが造られる背景について、
まずはザックリ、お話してくださいました!
カンティーナ・ボルツァーノは、アルト・アディジェの“革新派”共同組合
アルト・アディジェ州は、スイスとオーストリアとの国境、北イタリアです
アルプスの麓に位地するので、畑があるのは丘陵地!
朝から晩まで飲んでも、飲み飽きない
そんな飲み易さ!を、カンティーナ・ボルツァーノは目指しているとのことなのです
本日のワインリスト
左から順に…、
①ピノ・ビアンコ 2008 /ピノ・ビアンコ 100%
②サンタ・マッダレーナ ゲヴェルツトラミネール 2008 /ゲヴェルツトラミネール 100%
③サンタ・マッダレーナ クラッシコ フック・アン・バッハ 2008 /スキアーヴァ 90%、ラグレイン 10%
④サンタ・マッダレーナ ソーヴィニヨン モック 2008 /ソーヴィニヨン・ブラン 100%
⑤サンタ・マッダレーナ グリエス ラグレイン 2007 /ラグレイン 100%
⑥サンタ・マッダレーナ ラグレイン リゼルヴァ タベール 2006 /ラグレイン 100%
①のピノ・ビアンコで乾杯~
りんごや洋ナシ、更にはパイナップルの香りまでたってきて…飲みやすい
ピノ・ビアンコはアルトの方、みんな大好きな品種のようです
おかわりでキリッと冷えたのをいただきましたが、
こちらは、冷えている方が断然おいしかったですね
先附チーズ豆腐 山菜キャビア セルフィーユ バルサミコソース
お皿もお料理も、目にも鮮やかでしたね
チーズ豆腐が濃厚だったので、この先のワインとも合わせてチビチビとやりたいところですが…、
お皿が大きいので、そうはいきません
②ゲヴェルツトラミネールに合わせて…、
ゲヴェルツはアルザス産だと思われがちですが、ゲヴェルツトラミネールとは列記としたドイツ語
アルト・アディジェは、70%はドイツ語を使うとのこと。
結局のところ、ゲヴェルツトラミネールは北イタリア原産と認められ、
アルト・アディジェの人にとって、とても大切な品種。
香りが豊かで、熟成にも耐えられる品種
お造り鮪・長芋湯葉巻 市松仕立て 花穂 アボカドソース
アボカドソースやピンクペッパーが、ゲヴェルツと合うのを期待します…
ゲヴェルツ、強い
以前カヌレ家では、こちらのゲヴェルツ、タイのグリーンカレーといただきました
なかなかいい、組み合わせでしたよ
③のスキアーヴァ ( 単一畑 ) に合わせて…、
そうそう!
「サンタ・マッダレーナ」とは、丘の名前。
タンニンが少なく、酸がちょうどいい!ということでしたが…、
補糖した感じのジャムっぽい、甘~い香りがします
お椀和風蕪スープ
優しい感じ…というより、なかなか主張のある濃いスープでした
なかなか、ワインと合わせるのは難しいです
④ソーヴィニヨン・ブラン ( 単一畑 )に合わせて…、
こちらはフィリッピさんが造られた、初めての白ワインとのこと
ソーヴィニヨン・ブラン特有の青っぽい フレッシュな感じがとっても出ています!
赤の後に白がまた出てきたので、ちょっとビックリ!合わせたお料理は…、
焼き物牡蠣と冬野菜の焼サラダ 芹ソース生姜風味
蓮根などの土っぽい香りがするものや、山菜も使われています!
芹のソースも特徴的ですね~
④ソーヴィニヨン・ブラン ( 単一畑 )に合わせて、もう一品!ということで…、
揚げ物海老のフリット もやし巣ごもり 山葵菜リーフ クレソン
さてさて
この辺りで、オーナーの西田 篤史さんが登場
今回の「ワインの会」に合わせて、白のジャケット 赤のパーカーをコーディネートされたとか…
元々、このドラゴンフライは、
「洋の空間和のお料理」という意外性を楽しんでいただきたかったので、
今回のように、その「和のお料理ワイン」という試みを提案してくださったのが、
とっても嬉しい~、ということでした!
この日は、上の階などは散策できませんでしたが…、
ロフトを利用した個室など、お店はいろいろと創意工夫されているようです
⑤グリエス ラグレインに合わせて…、
ラグレインとは、アルトの土着品種 品種的に、比較的タンニンがある方!だとのこと。
やはりこちらも、いちごジャムっぽい甘い香りがします
ラグレインの特徴なのでしょうか…
メイン紅葉豚角煮ソテー 赤ワイン風味 浅月 空豆 ポテトソース
⑥ラグレイン レゼルヴァ タベール ( 単一畑 )に合わせて…、
こちらは・フィリッピさんの代表的なワイン・最も大切なワインの一つであるとのこと
スパイシー フルボディ、タンニンも多めです!
ジョバンナさん曰く…、
「これぞ、イタリアのロマネ・コンティー ( アッ!お値段は、1/20ですけどね~
)
毎年、予約で完売なんですよ~」、と…。
先ほどまでの二種類と同様、ラグレインの特徴らしき味わいは感じますが、
ジャムっぽい甘~い感じは、比較的収まっています
食事烏賊塩辛和風リゾット
さて
特徴のある、エチケットについてですが…
デザイナーさんがいくつか候補を出してきた中、フィリッピさんが一番気に入ったというデザイン。
「ひつじの角」ではありません!とおっしゃっていたので、
カヌレのみならず、「ひつじの角」と思ってる人が多い!ということなのでしょうね
実際は、「柱のてっぺん」が表現されているようで、
「てっぺんのワイン」を造る、という気持ちが込められているようです
さてさて
ドラゴンフライの店内、いろいろと工夫されてサプライズなモノが潜んでいるので…、
またまた少し、散策です
お手洗いもとても凝ってます
ドラゴンフライ=「和名・とんぼ」ということなので、とんぼの置物
女性のお手洗いには、こんなラビットちゃん
「男性のお手洗いにも、ぜひぜひ入ってみてくださ~い」と促され、
入ってみると…びっくりなモノがたくさん
手を洗う蛇口の下には、シンクが無いんですよ~
フラットな石の板が一枚あるのみ さてさて、お水はどこに行っちゃうのでしょう~
一見、ラビットちゃんはいません… が、
一番奥まで歩いて行くと…ラビットちゃんが浮かび上がってきます
そしてそのコを、よくよく見ると…、
目が…ドクロ
おっと~ カヌレ、ワイン会に来たのに何をしているのでしょう…
水菓子本日の水菓子盛り合わせ
( 味噌アイス チョコとラズベリーのプリン
シャンパンのジュレ )
今回も、皆さまと賑やかに参加させていただきました~
イタリアワインの会だけあって、とっても個性的だったように思います
強いて言えば、ラグレイン以外の赤ワインも楽しんでみたかったところです
( フィリッピさん ジョバンナさんと共に…
)
異空間な雰囲気を満喫して…、ワインのある生活、楽しいです
ご一緒してくださった皆さま、ありがとうございました
saluviさん 、今回も魅力溢れる会にお誘いいただき、ありがとうございました
カヌレの、「肝臓頑張れ~week!」、そろそろ折り返し地点までは来たでしょうか…