長く書いてますが、まだ続きます。
すみません。
『わたしに黙って帰省をしていた』ともどきさんから電話があってからの、つづき。
それから次の日曜までは、大げさかもしれませんが気持ちとしてはほんとうにしにそうになっていました。
もうもどきさんの気持ちはほかの人のほうに固まっているんだろうと思っていたし、それならこっちがすがったところで変わる訳ないよなと。
そしてその週の土曜日は、珍しく職場の女子会に誘われていて…新婚の後輩女子の家に複数人でお邪魔することになっていました。
後輩の女子の家は賃貸ですが
ほんとに広くてほんとにきれいで…
わたしは自分の生活のグレードの低さを実感しました。
もどきさんを自分の部屋に入れたことはなかったので
ああ、あんなボロい部屋見せずに済んで良かったんだ。
とか合理化してみたり
実際自分は極貧なんだし、それなのに見栄は張るから…
ボロボロなのによく見せてなんとか繋ごうとしてたんだなとか
色々考えました。
そして同時にその女子会は…
私もほんとのことは全然話さないんだけど、過去の恋バナや色んなことを話していて楽しかったので
こういう風な楽しみがあればもどきさんのこともきっと忘れられる、と思いました。
それで自分が自覚してなかったけど
自分はそんなふうに、もどきさんに依存をしていたんだなということにも気がつきました。
愛されたいと思っているから相手に期待をして、相手がこっちに来てくれることを望んで
実際、自分は意外と相手ができると女の友達のことは心の底ではどうでもよくなるっていうイヤな女なタイプなんだなと薄々ながら気がついてしまったところがあったし
(これは付き合う相手のタイプにもよるかも知れませんが。初めて付き合った甘えたがりな彼の時は、自分がクールになっていて彼のことはそんなに四六時中考えたりしていなかったと思うので。)
そうじゃなくて
もどきさんを中心にばかり考えてしまう生活じゃなくて
自分の幸せなことは自分にしかわからないのだから
幸せになりたいなら、自分ひとりでも幸せに思えることに向かっていかないと、と思いました。
なんか、いい歳してほんと経験が少ないから
見る人が見たら学生の日記みたいなんでしょうね、これ。
でもそう
相手に何かしてもらおう、好かれようって下心で見返りを求めてなにかするんじゃなくて
自分のことは自分で楽しませないと。
そしてもどきさんのことを考えて、こうしたら嫌われないかとよくブレーキを踏んでしまうわたしだけれど
もどきさんの反応を待ったりするのはやめなきゃ、自分でしたいことをしなきゃ、と思いました。
自分は自分の人生…というと大げさになるかな、ちがう言葉で言い替えてみると、自分の生活をちゃんと生きて、自分大切にして時間を流さなきゃなと思いました。
そして翌日日曜。
もどきさんは自然消滅を狙って電話はかけてこないかとばかり思っていましたが、意外なことに電話をかけてきました。
そして…出たわたしの声に
『どうしたの?なんか暗いね。』と
なんのためらいもなく明るくふつうに言ったのです。
そこまでうまく嘘がつける人ではないのではないかと思っているから
8月、ライブのイベントに一緒に行ったのはもしかしたら女友達かも知れないけれど
付き合うとかそうはなってはいないのだろう、と思いました。
変なことはぶちまけたりせず、その日は話したいことを会話できた感じがしました。