緊張
初めての手術だったので、
緊張はしていたと思いますが、
怖くはなかったです。
なぜなら、
私は、
私の病気や手術に対して、諦めがあったからです。
「怖がってもしょうがない、手術なんて不安なうちに終わってる」と思ってました。実際そうです
それでも緊張したのは、
大好きな家族や親友がいるからです。
確率で考えたらかなり低いですが、
手術ってなるとやはり、死ぬ可能性も考えます。
手術後の支えもやっぱり、
大好きな人たちの存在でした。
麻酔
手術台は暖かかったです。
麻酔薬を入れる前に色々と装置や管をつけられるのですが、
まず、麻酔を入れるための管を腕に通されます。
装置を使って腕の中を見つつ入れられるのですが、
結構いれるな〜
と思ったら、
「あと2cm〜」なんて言うので驚きました。
痛みは多少ありますが、針を刺す部分に
麻酔のシールを貼るので、針の太さほどは痛くないです。
腕の管を入れ終えたあとは、
背中に管をいれられました。
ただ、
側湾症で骨が曲がっているため上手く入らず、
何度か試されましたが、
結局は二個目の案になりました…
(私は許可しましたが、何回も試さなくていいと思います。)
内臓液を入れた後、
麻酔を半分ずつ入れられるのですが、
半分入れられた時は、
実際に半分ほど眠くなる感覚がありました。
全身麻酔をすると時間感覚も止まるので、
本当に「気づいたら終わってた」って感じです。
覚めた
目を開けたら知らない天井でした。
そこは集中治療室でした。
結構わかりやすく、胸は上がっていました。
しばらくすると母が部屋に来ましたが、
来たことは覚えていても、内容を覚えておらず…
母によると、しっかり喋っていたみたいです。
麻酔がまだ残っているのか、
想像より痛みは少なかったです。
胸元が痛いと聞いていたのですが、
傷口周辺が痛くて、
その時は、「麻酔の効き方も人それぞれ」と言われていたのでそう信じていましたが、
今思えば、無理に入っていたからなんですかね。
起きてからは割とすぐに、
酸素マスクは鼻だけのものになりました。
酸素を入れている影響で、痰が絡まりやすく、
吐こうにも上手くいかないし、痛いし、
体制も難しかったです。
病室
集中治療室で一晩寝て、
翌日に病室へ戻りました。
病室は、小児科病棟の相部屋です。
昼は少し騒がしいですが、
夜中はみんな静かに寝ているので感心しました。
寝つき良いんだなあ
痛み
「痛みの程度は1〜10のどれ?」
と聞かれるのですが、
最大の痛みがわからなくて、
めっちゃ痛くても8と答えてました。
今思えば、
質問の意図を全く汲めていないのですが、
とりあえず耐えてしまう癖がありました。
麻酔を追加できるボタンがあるのですが、
(回数制限あり)
最初はなるべく使わないようにしていました。
だけど、我慢しないようにしてからは
痛みはかなり楽になったと思います。
しかし麻酔も、
痛みの辛さとおんなじくらい気持ち悪くなるので、
痛みをとるか気持ち悪さをとるかの
ジレンマがありました。
同行
母も仕事があるので、
毎日とはいきませんでしたが、ほぼ毎日会ってました。
日が経つにつれ頻度は減りましたが、
泊まりの日もありました。
簡易ベッドが用意されているのですが、
折りたたみ式で、
上半身と下半身の間にスキマがあったので、
それはもう寝心地が悪かったみたいです。
折りたたみ式とはいえど、
そんな致命的なことあるんですかね。
面会でも、支えのない椅子しかないので、
長く居るのはキツかったみたいです。
私がトイレやシャワーに行っている間は、よく私のベッドにもたれていました。
経過
手術した翌日にはトイレまで歩けるようになり、
(点滴・麻酔ごと移動します)
尿管カテーテルを抜きました。
また、手術直後は発熱があるので、
しばらくは37℃台でした。
38℃の日もありました。
高熱が長く続くと、
入れた金属バーからの感染症の可能性もありますが、
私は大丈夫でした。
また、検査などある際は、
行きはなるべく歩きましたが、
車椅子で帰ることが多かったです。
歩きなさい
定期的に、手術チームの医師3名が
経過を見に病室へ来るのですが、
チームリーダーの方がよく「あそこまで歩きな」
と歩くことを勧めてきてました。
ずっと座っていると、肺炎になる可能性があるみたいです。
しかし、私も歩きたいのは山々なのですが、
とても歩ける距離には思えなかったです。
これも、
「私の頑張りが足りないんだ」って落ち込みましたね。
食事
毎日一食は完食できてましたが、
本当に一食だけでした。
食べたいと頭では思っても、
体の方が欲しませんでした。お腹いっぱい
食べる量は退院後、
本当に少しずつ増えていきました。
お風呂
最初は体拭きのみでした。
腕があまり上がらないので、
自分でやれない部分は看護師さんにやってもらってました。
髪は洗髪室で洗ってもらいます。
(洗面台の前に倒せる椅子がある部屋)
手術の4日後からシャワーを浴びれるようになりました。
ただここでも腕を上げるのが難しいため、
髪は母に洗ってもらってました。
傷口は水に触れてOK
お風呂は感染症のおそれがあるため、
退院後もしばらくはシャワーのみでした。
ひまつぶし
入院生活は本当に暇です。
勉強用具も持ってきていましたが、
そんな余裕はなく、
ただYouTubeを見続けました。
意識が痛みや回復に持っていかれるので、
何かするのではなく、
"受け取るだけで良いもの"が最適でした。
動画、アニメ、音楽など
あとは寝たり、母と話したりしました。
声があまり大きくは出なかったので、
そう頻繁に雑談していたわけでもないのですが、
一緒に居るだけでもかなり癒されました。
以上です!
次回は手術2回目ですかね。お楽しみに!