共有の権利関係を確認しておくことが前回の話題。これについては、取りまとめ役となる人の存在が助かる。つまり関係者全員と面識があり、連絡をとりもってくれる当事者がいたならば、当然にして相談しながら共同体としてチームが組めたら円滑だ。

 さてその2の今回はその後の確認事項。まずは補修の方法とコストの見積もり。どのように補修するかで、耐用年数やその後のメンテナンスに影響する。全面的に完全な工事を行うことが果たして費用対効果で考えたときにベストなのか?!また利害調整を行う上で最も円満であるか。様々な観点で、当事者を含めて意思統一を図るにあたって、最も重要な判断材料だ。具体的な手法整理と見積もりが欠かせない。

 私道ということで基本的には所有者負担となると思われるが、そうはいっても固定資産税が免除となる私道にはそれなりの公共性が認められている。ということは、一定条件のもと、公費助成が受けられる余地が期待できそうだ。役所への問い合わせはもちろんのこと、ここは地元の議員さんにも相談しておいて損はなさそうだ。

 ついでにやっちゃ怒られそうだが、近隣の駐車場の補修も同時に検討するのも悪くないはず。工程次第で同時発注によるコストダウンのメリットがでれば、それは当事者が応分に享受できるわけだから。

 接道物件に貸家がありその貸主(オーナー)も私道の共有者に含まれるので、補修費用が必要経費として税務上損金算入できるかどうか。これについても自治体の担当者に加え、資産税に詳しい税理士の先生などに相談して情報収集しておくにこしたことはない。損金算入可能とあらば支出に対する心理的、経済的ハードルが下がるからだ。

 こうして一つ一つ課題を集め、解決法を整理し、前向きな材料を積み上げていくことが現時点での準備作業だ。長い道のりだが、準備無しに場当たり的に進めてトラブルり長引いてしまわぬよう、結果的な早期円満解決を目指すのだ。