鉄部塗装の見積を比べるとき、塗料名や金額と一緒に確かめたいのが、塗る前にどのような準備をするかです。下地処理の方法と範囲を知ると、工事内容を具体的に比べやすくなります。

今回は、川崎市で行ったバルコニー漏水補修のうち、鉄部の下地調整から塗装までを3枚の写真でご紹介します。

鉄部は、下地を整えてから塗り重ねる

① 下地調整:塗る面を整える

鉄部の下地調整を行いました。写真は、柱の表面を研磨材でこすっている場面です。

錆や劣化した塗膜を除去・研磨する作業を「ケレン」と呼びます。弱くなった塗膜などが残っていると、その部分から新しい塗装が剥がれる要因になります。仕上がりの色やつやだけでは見えにくい、塗装前の大切な作業です。

川崎市のバルコニー補修。鉄骨柱の表面を研磨材でこすり、塗装前の下地を整えている様子。

② 下塗り:整えた面に塗装する

下地を整えた後、下塗りを行いました。写真は鉄部の下塗りの工程です。

鉄部の下塗りを行った状態。黒く塗られた鉄骨柱と、下塗りと記された工程板。

③ 上塗り:仕上げへ進む

続いて、鉄部の上塗りを行いました。ローラーで塗っている様子です。今回の工事では、このほかに軒天の塗装や外壁のタッチアップも行っています。タッチアップは、必要な箇所を部分的に塗って仕上げを整える作業です。

鉄骨柱にローラーで上塗りを行っている様子。

見積・施工説明で確認したい2つのこと

「鉄部塗装」という工事名だけでは、準備の内容まで分かりにくい場合があります。ご自宅の工事を検討するときは、次の点を確認してみてください。

  • 錆や傷んだ塗膜を、どのように処理するのか
  • 下地処理を行う範囲はどこか

塗料の種類だけでなく、塗る面の状態に合わせた準備も確認することが、工事の中身を理解する手がかりになります。

別現場の関連動画:鉄階段のケレン作業

塗装職人チャンネルの動画です。サンダーを使った鉄階段のケレン作業をご覧いただけます。今回の柱とは部位・使用する道具が異なります。塗る前の作業を理解する参考としてご紹介します。

YouTubeで鉄階段のケレン作業を見る

バルコニー補修の全工程はこちら

今回の施工例では、軒天の内部調査・下地補修、物干し支柱の補修、鉄骨柱の足元の工事、塗装までをまとめています。塗る前にどこを補修したのか、全体の流れもあわせてご覧ください。

川崎市のバルコニー漏水補修|木部・支柱補強と鉄部塗装【施工例全文】