塗装後の6年後と3年後に、外壁サイディングのコーナー部分にひび割れや隙間が生じてくるという現象です。

 

塗装後3年目。

 

補修した後です。

 

 

塗装後6年目。

 

 

やはりこれも補修した後です。

 

ちなみにコーナー部分以外の外壁面は正常です。

窯業系サイディングのコーナーには、一体物と接合した2種類があります。

 

一般には一体型のものは、木造の構造上コーナーにはエネルギーが集中するためゆがみが生じやすく、その影響でコーナー部のサイディングの素材破談が起こって塗膜剥がれのような現象が起こると言われています。

 

一方で接合型のほうは経年劣化とゆがみで隙間が生じ、サイディング断面から水分が吸収してしまうと言われています。

 

窯業系サイディングは繊維とセメント素材を混合させて圧着したものなので、水分を吸収しやすく藻やコケの発生にもつながります。

 

また寒冷地などでは凍害による爆裂現象になることもあります。