お立ち寄り下さりありがとうございます
ホームに入居している、要介護3の母の日常を、ひとり残った娘
が、プチッと切り取って書いております。
鋭くエグってはおりません。
認知症の症状も人によりさまざま…ですが、こんなこともあるの〜、と読んでいただけたらと思います
面会時に、普段施設で履く靴を注文しましょうということになりました。
他の入居者さんも注文されるので、母のも一緒にと。
何色がいい?
ピンクがいいわ。
形はこれでいいのかな? ☞パンフレットには、たくさんの種類が載っている。
普段の活動からみて、これがいいのではないかと思います。
自分で履きやすく、脱ぎやすいし、底がしっかりしているので。
スタッフさんに、勧められた履物で、納得。
会話中、母は形には無関心で色ばかりを主張している。
元気なころは色や形、履き心地にこだわり、フィットする靴を選んでいた母だけど、今は色を選ぶが精一杯なのね。
二つ(二足)ともピンクにしてね
サイズは…?
とスタッフさんに聞かれて、
ものによっては23.5だけど、ほぼ23センチ。横広がりな足型で、甲高。4E相当が今はぴったりだと思う。と言いながら
私って母の足にこんなに詳しいのね って思った。
母さんは幸せだな~ だって靴選びだけで、こんなに詳しい娘がいるんだもの。
でも、きっと母はそんなことは思ってもいないよね。
こんなことを思う私は、つかれているんだろうか?
会えば、「家に帰りたい」「娘の所へ行って暮らしたい」と言っている。
でも、家に帰れば「(施設からの)迎えはまだか!!!」と時間が経つにつれて激しい口調になるんだよね。
だんだん老いていく母を見ながら、あんた(私)もいずれはこうなるんだよ~って、最後教えを受けている感じがしている。