認知症の母の靴選び | これからのために残したい(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠) 遠いところから介護した記録

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実家の遠距離介護は、今年で12年目。

ひとえに、母の周りの方々のご協力のおかげです。

過去の話や、今の話を綴ります。

お立ち寄り下さりありがとうございます赤薔薇

 

ホームに入居している、要介護3の母おばあちゃんの日常を、ひとり残った知らんぷりが、プチッと切り取って書いております。

鋭くエグってはおりません。

 

認知症の症状も人によりさまざま…ですが、こんなこともあるの〜、と読んでいただけたらと思いますあじさい

面会時に、普段施設で履く靴を注文しましょうということになりました。

 

他の入居者さんも注文されるので、母のも一緒に飛び出すハートと。

 

 

ひらめき 何色がいい?

 

おばあちゃん ピンクがいいわ。

 

真顔 形はこれでいいのかな? ☞パンフレットには、たくさんの種類が載っている。

 

お父さん 普段の活動からみて、これがいいのではないかと思います。

   自分で履きやすく、脱ぎやすいし、底がしっかりしているので。

 

スタッフさんに、勧められた履物で、納得。

 

会話中、母は形には無関心で色ばかりを主張している。

元気なころは色や形、履き心地にこだわり、フィットする靴を選んでいた母だけど、今は色を選ぶが精一杯なのね。

 

おばあちゃん 二つ(二足)ともピンクにしてね

 

お父さん サイズは…?

 

とスタッフさんに聞かれて、

 

ものによっては23.5だけど、ほぼ23センチ。横広がりな足型で、甲高。4E相当が今はぴったりだと思う。と言いながら

不安 私って母の足にこんなに詳しいのね って思った。

 

母さんは幸せだな~ だって靴選びだけで、こんなに詳しい娘がいるんだもの。

でも、きっと母はそんなことは思ってもいないよね。

こんなことを思う私は、つかれているんだろうか?

 

会えば、「家に帰りたい」「娘の所へ行って暮らしたい」と言っている。

でも、家に帰れば「(施設からの)迎えはまだか!!!」と時間が経つにつれて激しい口調になるんだよね。

 

だんだん老いていく母を見ながら、あんた(私)もいずれはこうなるんだよ~って、最後教えを受けている感じがしている。