フィリップブログ初登場!メディカ出版刊ハートナーシング2011年10月号 | フィリップの看護のブログ-看護雑誌と書籍を批評

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HEART nursing 201110月号

発行:メディカ出版(201010月)

定価:1,890

本のしくみ:B5判・108


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全体評価

本ブログ初登場のメディカ出版の専門看護誌。

フィリップは「エキスパートナース」や「月刊ナーシング」など、

領域を問わない看護雑誌を総合看護雑誌、

先日紹介した医学出版刊の「HEART」「BRAIN」や、

この「HEART nursing」など、特定領域対象の雑誌を専門看護誌

と名づけている(雑誌と誌の厳密な違いはまた今度)。

本誌は、「HEART」(医学出版)にマネをされたほうの老舗の専門誌。

198711月...結構歴史あるんだね。


今月号評価

おそらく循環器領域ではたらくことになった看護師が、

「雑誌何読む?」で最初に候補としてあがってくるのがこれ。

部数はおそらく、全国の循環器科の数プラスマイナスα

といったところか(あくまで想像だけど)。

当然領域に特化した特集記事に、それなりに工夫した連載。

確かに、循環器領域のナースになに読むか聞かれたら、

そりゃとりあえずこれを勧めるしかないのだけど...

でも、毎年同じことの繰り返しで、そのうち飽きてきて、

買っていても読んでないというまわりの看護師の声,声,声.

でも、それが本誌の特徴といえば特徴なのか。

だから売行きにあまり伸び縮みはないみたい。


そんな「定期購読だけは続けている看護師に頼った」本誌だったけど、

オールカラーの対抗馬、医学出版刊「HEART」の登場で状況は一変(したみたい)、

ようやく攻めに転じて、10月号からは誌面の半分以上をカラーに!!

乱戦気味の専門看護誌が競争意識でにぎわえば、

誰かが手がけた売れた特集タイトルをマネにマネて、

もはや搾りかすくらいしかない状況をすこーしは変えられるんだろうか。

いや、そうあってほしい!

雑誌っておもしろくないじゃん!って状況はさ、誰かが打破してくれないと!

かの岡本太郎いわく

「用心深く、いや臆病に

今までの使い古されたパターンをなぞってなにになるか」

って名言だけど、これ、いまの看護の企画全般に当たっているんじゃない?


前置きが長くなったけど、今月号はというと...

特集タイトルは

「循環器ケア・検査・薬剤・急変対応のふりかえりチェックリスト」

って、もはや何が書いてあるかまったくわからねーよ(-_-;)

こんだけもりこみゃ、売れるだろうって勘違い。

パスタにハンバーグとから揚げを乗せてカレーをかけて、

セットドリンクにクリームソーダ...嬉しいか?!

(これはフィリップは好きかもしれない、いや好きだね、うん、嬉しいわッ)

こんな胸焼けしそうな企画でも執筆者は出版社からのオファーに応じて、

丁寧にまとめてくれているんだよね、おそらく。

よく読めば、「おお」って思うことも書いてあるし、

PHSに不整脈情報が入ってくるシステムなんか、

いまのフィリップの病院にはおいてないからねえ。

シャワーエンボリズムやワゴトニーなんかも再チェックできる。

でも結局、どれも「ここで」あえて読まなくてもって情報。

「またか・・・」なんだよね。

そりゃあ、20年以上も同じ領域で繰り返しやってたら、ネタも切れると思うけど。

じゃあフィリップは「どんな記事なら読むんだよ!」って?

それがわかったら企画売り込みますよ、ホント。

いろいろと厳しいことも言ったけど、

やっぱり病棟で毎年定期購読している本誌の肩はもつぞ(^_^)/~

HEART」に負けんな!!

でも「HEART nursing」って、やっぱ紛らわしい...


今月の評価

10点満点中3.5


お買い得感

カラー増ページだけど誌面自体はぱっとしない印象。

看護師が果たしてどこまで気づくかなあという感じがする。

もちろん、特集の中味はテーマに沿った「看護」がきちんと描かれているね。

繰り返し繰り返し、少しずつでもできる工夫をして、

ただ繰り返しをなぞっても、どうしても限界がある。

カラーを増やして戦う意志があるんならやっぱ企画勝負!

フィリップが大好きな「緩和ケア」ばりの武士道精神の特集をしてほしい!!