やりなおしの解剖生理
~体の仕組みと看護がつながる、疾患別ケアの「なぜ?」がわかる~
発行:メディカ出版(2010年3月)
定価:2,520円
本のしくみ:AB判/128頁
今はなき看護雑誌「スマートナース」の増刊号として
発行された一冊。
ビジネスマンらが学生の頃に学んだ世界史や日本史の勉強を
もう一度やりなおそうとちょっとしたブームになったこともあったけど、
この本もそんなブームの流れをくんでいたのか?
学生の頃って「何のために勉強しているのか」も、
「勉強の面白さ」もわからないけど、
社会に出てその必要性も面白さもわかってくるんだよね。
むしろ社会に出て実践してみないと気付かないことの方が多い!!
それでこの本の内容はというと、そんな疑問に答えてくれる、なかなか面白い本!
臨床ナースを想定した本のようだけど、学生が読んでも十分面白い。
臨床に出てからは日々いろんな疑問が出てくるけれども、
本書はそんな疑問に、
「実は学校時代に学んだことが根拠になっていますよ!」
と答えてくれる。
タイトルは「やりなおしの解剖生理」ってなっているけど、
一からやりなおすって感じの本ではない。
(「学」をつけていないところが、学問学問せず、
気軽に読めるようにしたこだわりなのか?)
臨床現場でのケアの中で浮かぶ疑問に、
解剖生理学的な視点で答えるっていうシンプルな本。
だいたい50くらいの疑問を収載し、
器官系統別にQ&Aとして整理。
各章の最初にざっとそれぞれの解剖生理の基本をおさらいしているけど、
まあ、ここはほんとに「やりなおしの~」って感じ。
あくまでも内容の肝はQ&A。
別名「臨床看護の疑問Q&A 解剖生理学編」
というイメージだとわかりやすいかな…?
タイトル今ひとつ…、フィリップ、センスない(涙)。
まあ、サブタイトルがズバリだね。
とにかく、臨床で働いていて、ちょっと余裕が出てくると
いろんな疑問が浮かんでくると思うけど、
それは確実にレベルアップしてきた証拠。
この本はそんな疑問に答えてくれる。
とくに生理学を根拠にした解説は「なるほど」と思うことがたくさん!
新人看護師だけでなく、
臨地実習に出ている看護学生さんにもぜひ読んでもらいたい。
国試後の落ち着いた頃でも構わないけど、
早めに読んでおくと国試勉強の理解度もアップすると思うよ!!
まあ、正直内容自体は取り立てて目新しいものではなく、
似たような企画は今までも出ていたけど、
タイトル付けがなかなかよかったのかな!?
本書の評価
10点満点中8点
★★★★★★★★☆☆
