やりなおしのフィジカルアセスメント
発行:メディカ出版(2008年9月)
定価:2,520円
本のしくみ:AB判/148頁
すでに廃刊となった看護総合雑誌スマートナースの増刊号として発売された1冊。
発売してもう3年は経っているけど、いまだに売れ続けている好評書。
パート1では、オーソドックスな臓器系統別の解説。
ここでは、正常と異常を見極める、いわば基本を学び、
フィジカルアセスメント技術のポイントをおさらいすることができる。
随所に臨床的なQ&Aがあり、ベッドサイドでの疑問に答えている。
ときどき、フィジカル関係ねえじゃん、
という項目もあるけど、それはご愛嬌か。
まあ、役立つから「うんうん」と結局頷いてしまう。
パート2は急変時のアセスメント。
「症状から患者状態を見極める方法」について、改めて整理している。
その際に、パート1でおさらいしたフィジカルの知識・技術を生かそうとする構成。
それぞれの文章には意外にまとまりはない。
けれど、執筆者の生の声が聞けているようで、実践的に感じる。
いわばここがこの本の肝なのだろう。
そしてパート3では対象別(術後のアセスメントと疾患別のアセスメント)
のフィジカルについて解説。
いろいろなフィジカルアセスメント本が出ている中で、
「全体像がわかる本」「初歩的な技術すなわちとりあえずのやり方がわかる本」
などが多いけど、この本は数少ない「臨床で使える本!」といえるだろう。
前半部はオールカラーの作りだが、一見、地味な色使い。
確かにいま風の派手な作りではないけれど、
チェックポイントを示したり、チャートでアセスメントの流れを整理したり、
細々とイラストでフォローしたり…。
現場ですぐにでも生かせる内容になっている点は評価したい。
実際に売れているようだし、
今のところは臨床の看護師には一番お薦めしたい1冊。
フィリップの結論:実践で使える本を探しているなら一番のオススメ!
総合評価
10点満点中8点★★★★★★★★☆☆
つけたし
AB判ってたまにあるけどわかりにくいよね。
調べたら、縦がB5、横がA4の大きさのこと。
まあ、ワイドなB5ってことでイメージするとよいかな。
ひとこと
この本出てから、「やりなおしの~」ってタイトルの付く本が増えた気がする。
売れてるこの本にあやかってというか、パクリ。
でも、この本、タイトルで売れてるわけじゃあ、ねーって。
そこのやりなおし本作ってる人、わかってる?パクリもセンスねえってどうよ?
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