EBナーシング 2011 Vol.3(最新号)
特集名:状態・疾患別オーラルマネジメント
発行:中山書店(2011年6月)
定価:1,470円
知ってる人は知っている。その名もEB=イービー。
いまや看護業界の礎、拠り所にもなっているといえる「エビデンスベースドナーシング」=
「根拠に基づく看護」をそのままタイトルにつけた雑誌。年4回の季刊です。
読者対象は幅広いと思うが、実際に読み込めるのは専門・認定看護師を中心に、
ブラッシュアップに熱心な方か、根拠マニアか・・・。
なーんにもなかった荒れ地の看護領域に1つずつ根拠という杭を打ち立てるという、
多くは今までやってきたことを後ろ向きに振り返る作業。
膨大な「看護でやること」を考えたら1つずつ見直していくのは途方に暮れたでしょう。
でもそこは看護のよさで、まあ、手の届く範囲からやっていきましょうか、
という流れで来てしまった感じ。それがEBN―。
それでも、EBNがあったからこそ今の看護があるのは間違いない。意味はあった。
ただフィリップ、はっきり言わしてもらうと、
「根拠って、結局そんなにないよねえ」という結論。
フィリップも転倒転落対策の院内発表をしたことあるけど、
結局、人手とお金をくれれば減ると思います、って結語に収まったよ・・・。
難しいことのこじつけがエビデンスなら、日々の看護にそれは不要。
清拭に根拠なんて探しても意味ないわけだから。ふつうにやればいいだけの話。
いや、雑誌としては読めるんだよ。へえーってこともあった。
いまも定期で買ってるし、新年号は熟読したし。
でも、日々の看護に役立つ新しいエビデンスなんて、そんなにないって。
だって看護という荒地は、たいてい整ったからね。
いま話題の特定看護師が医師の領域まで領地を広げたら、耕す土地もできるのだろうけど。
もうこの本の役割は果たされたんじゃないかなあというのが、正直な感想。
お買い得感
1つのテーマを、徹底的に、ふかーく知るにはいい。その深さにブレはあるけど・・・。
けれど、そのテーマが深すぎるから、関心がなければその深さがあだになる。
だから定期購読はおすすめできない。
「これは知っておきたい!」というドンピシャの号だけ、
保管用にとっておくのがいいと思うよ、フィリップは。
