看護国試 ココポイ!
発行:照林社(2010年12月)
定価:2,415円
本のしくみ:A5判/504頁
過去7年分の看護師国家試験出題傾向から頻出260項目(数的にはラ・スパと同じ)をセレクトし、まとめた国試対策書。頻出項目をさらに重要度別に「よく出る!」「出ている!」「出るかも!」の3段階に分け、アイコンをつけている。予備校的なデータに基づく分け方ではあるが、試験傾向を分析した上での分類なのである程度目安にすることで効率的な勉強はできるだろう。
まあ、ラ・スパのレビューでも言ったんだけど個人的には、頻出260項目を厳選したのだから、その中で「出るかも!」というのはどうなんだろう?という気もするが。260に選ばれなかった項目こそ「出るかも!」では?まあ、出版社側でこれだけ厳選してくれたのだから、すべてクリアするくらいの気合で臨んでもらいたいね。フィリップとしては。
内容としては、過去問を流用した正文集。誤った選択肢についても正文集に直して掲載している。サマリーのようなポイント整理はなく、ひたすら正文集が続く。ほんとに総チェックという感じだが、ちょっとメリハリがないかな。その点ではラ・スパのほうが若干雑な感じだけどメリハリはある。
サマリーなどでひと通り学習した後に総チェックするのがよいだろう。ページの両サイドにはいろいろ書き込めるようなスペースはある。
でも、国試をベースにした正文集なのに、年度版じゃないの?これ。
ポイントは?
●重要項目を厳選しまとめてある。項目の多さにしては頁数を押さえてあるので比較的コンパクト(2cmくらいか)。
ここに注意!
●260の重要ポイントを厳選しているが、あくまでも項目の数。その項目ごとに数はまちまちだがたくさんの正文集を羅列しているってわけ。「国試に役立つ重要項目をまとめた辞書」だな。
●紙面は黒と赤の2色なんだけど、特に赤色シートで隠すタイプではないみたい。ポイント(赤字)を意識しながらひたすら正文集に取り組む。隣に理解したかどうかのチェックマークがついているが、隠して力試ししているわけでもないので、ほんとに理解できてチェックしていいのかが判断しにくい。むやみにチェックしないように…。
●イラストや図表はそれほど多くない。すっきりしていていいんだけど、おとなしいというか、メリハリがないというか、なんかやる気にならないんだよね。まあ、泥水をすすって生きてきたフィリップにはきれいすぎるってことか。
こんな人にオススメ!
●うーん、むずかしい。悪い本ではないんだけど、面白味がないというか。優等生的な人がじっくり使うのにはいいのかなあ?
●使うのであれば、当然正文集を覚えるのではなく、さらに調べるなり、調べたことを書き込むなりして内容を理解するように!
総合評価
10点満点中4点★★★★☆☆☆☆☆☆
