必修ラ・スパ2012
●しくみ:A5判/604頁/定価2,520円/2011年5月発行
●発行:医学評論社
●一問のお値段:4.00円
本の内容は?
●医師国家試験問題集も手掛け、テコムという予備校とのつながりも深い同社。姉妹編(というか本編)の「ラ・スパ」(看護師国家試験のための重要ポイントを1冊にまとめた試験対策のエッセンス本)を併用した相互学習は期待できるかもしれない。
●問題数350問+模擬試験形式の過去問題8回分(280問)と問題数的には多い。
ここに注意
●値段の割にボリュームが圧倒的なように思えるが、問題数は50問×7セット分の350問と他書と比較しても多くはない上、解説についてもそれほど詳しくはない。問題をただ配置しただけのような頁など、レイアウトに無駄がある点がマイナス。
●4択問題の最後の選択肢や、解説の入りきらなかった数行だけが次頁に流れるといったことで、頁数だけが増え、なおかつ見にくい。レイアウトの調整や、解説のボリュームを簡潔にまとめ直すなど、もうちょっと編集的な努力がほしい。見やすさ、勉強しやすさ、といった読者目線に十分に応えようとしていると思えない点が、フィリップ的には残念だ。
●さらに過去問題を模擬試験形式で8回分(30問×6回+50問×2回)収載しているが、解答欄には正答に1行程度解説を入れているのみ。×の選択肢にも解説を入れるなどの丁寧さは見られない。さらに付録の模擬試験7回分は、本文の予想問題350問を流用し、模擬試験形式に再利用しているにすぎない。あと一歩工夫がほしいところ。
●ちょっとした辞典ほどの厚さがあり、重さもある。持ち歩き、空いた時間などで必修問題を解いていこうというには若干ヘビーなような気がする。
どんな人にオススメ?
姉妹編の「ラ・スパ」を併用するなどして、早い段階から、じっくりと学習していくのには適している。ただし、持ち歩き本・直前対策書としては持て余すだろう。
本書の評価
【見た目・雰囲気】 ★☆☆☆☆
【わかりやすさ】 ★★★☆☆
【くわしさ】 ★★☆☆☆
【お買い得感】 ★★★☆☆
【総合評価】 ★★☆☆☆
