プチナース2011年9月号 | フィリップの看護のブログ-看護雑誌と書籍を批評

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プチナース20119月号(照林社、定価1000円)



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全体評価

●看護学生誌ではNo.1の雑誌ではあるが、実は看護学生専門の雑誌としては、このプチナースとクリニカルスタディ(メジカルフレンド社)の2誌しかないのでやはり特集ごとに購入を考えたい。見た目も誌面も「明るく」「可愛く」それでいて「特集は王道」といった優等生的雑誌。買って損はないが、ただまじめ過ぎて面白みに欠ける一面もある。国試は予備校、その他の情報はインターネットという中で、看護学生誌自体の必要性が問われているのでは?100頁のボリューム、多くの連載を抱えるが、若干薄く(厚さも内容も)感じてしまうのはフィリップだけか。



9月号評価

●特集タイトルは「看護計画を得意にする!」。学生が苦労するところであるので特集の切り口としては面白い。3部構成で、パート1では、「指導者の一発OKをもらう看護計画の立て方」を解説。患者に対していかに良いケア計画を立てるかが重要で、本来指導者の顔色を伺う的な発想がよいかどうかは別として、学生である限り指導者に合格をもらうのが一つの目標だとすればこれまた面白い。看護学生が立てそうな普通の看護計画と一発OK(をもらえそう)な看護計画を比較し、ポイントを解説している点はわかりやすい。

●ただ残念なのが大特集とうたっている割にパート1はわずかに6頁。うーん、物足りない。パート2では「患者さんに喜ばれた看護計画」という、いわば体験談。感動した話、嬉しかった話などいろいろだが、あくまでも読み物レベル。パート3では「計画立案に役立ったBOOKガイド」。パート23は立ち読みでも十分。

●連載の疾患別看護過程のテーマは関節リウマチ。学生が受け持ちそうな疾患ではある。解剖生理から病態生理まできれいなイラスト(これは非常にきれい)で、看護過程の解説も丁寧ではあるが、疾患別の看護過程本を持っている人にはあえて雑誌で読む必要があるのかは疑問。テキストとは別に、毎月学習に取り組める学生には購入の価値はあるのかもしれない。

●第2特集の「いのちの授業 ~考えたい、私たちが生まれてきたこと」、第3特集「もしものために知っておきたい 学校・実習病院で災害が起こったらどうする?」は、どちらも大事なテーマではあるが、どちらもすぐに授業や実習で使えるといったニュアンスではない。「学習誌」として買おうとするのか、あくまで「雑誌」として幅広い知識を期待するのかを購入の目安にしてほしい。



今月の評価

10点満点中4点★★★★☆☆☆☆☆☆



お買い得感

看護計画の大特集という大げさなタイトルに期待しすぎて購入するとちょっと期待はずれ。他2つの特集、多くの連載含め、次号が出るまで読み込んでこそ買う価値はあるかもしれない。