コア4 | nurseredcatのブログ

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野球用語だとコア4は内野手のことですが、病院のコア4は病院の成績を測る基準になります。コア4の成績がいいと州からの支給金が高くなるし、Medicare, Medicaid(国民保険のようなもの)の支払いを出してくれるし、病院のレビューもよくなります。だからどの病院でもコア4に力を入れていますし、うちの病院では病棟ごとに成績を競い合っています。また、コア4になり治療費がかかったり、入院生活が長引いたりすると病院がその分の費用を負担しなくてはいけないので大変!

 

コア4のカテゴリーは、転倒、床ずれ、尿管からなる尿路感染症、中心ラインからなる血流感染症の4つですべて病院のケアが悪いと起きうる病気。もちろんいくらがんばってもこれらを100%予防することは無理ですが、なるべく100%近くまでもっていくのが目標になります。

 

まずは転倒。転倒でもすべて州に報告しなくていけないわけではありません。転倒して死亡したり重度のケガをしたときのみです。脳外科や神経内科の病棟は残念なことに1ー2週間に1度は転倒が起きてしまいます。転倒リスクが大きい患者さんに1対1の見張り役をつけれれば一番いいのですが、予算も人手もないので無理。だからリモートの見張り役やベッドに警報をつけたり、トイレなどで一人にさせないようにしたり転倒をさせないように努力します。また、転倒した時にダメージを少なくさせるようにベッドの下にマットレスを置いたり、低いベッドを使ったり。日本のようにたたみに布団だったら転げ落ちることもないんだろうなって思います。あ、でもそしたら立ち上がるとき大変か。。。私も3回患者さんを転倒させた経験があります。そのうち2回は私がもうちょっと気を付けてれば予防できたもの。幸い3回とも患者さんに怪我はありませんでしたが今でもそのことを考えると罪悪感があります。

 

2つめのカテゴリーは床ずれ。床ずれ用のドレッシングをつけたり、体の位置を変えるベッドなど色々な道具がありますが、一番の予防は尾てい骨やかかとなど床ずれになりやすいところを常にベッドに触っている状態にしないように最低2時間に一度体の位置を変えたり、枕などで浮かせることです。頑固な患者さんだと体の位置を変えるのを拒否したりして大変ですがなるべく言い聞かせたり、それでも拒否をするようなら床ずれのことを説明して記録に残して自分の責任じゃないことを強調します。(英語ではCover the butt、自分の尻を守れ!です。)

 

3つめのカテゴリーは尿管による尿路感染症。これは尿管の使用を極度少なくすることを奨励することによってかなり少なくなってきました。集中治療室でさえもずっと尿管を入れている状態にしないで一日何度か尿管を出し入れする方法にしたり。ずっと入れているとバクテリアが増えて尿管を通って体の中に入ってしまうのでそれよりかは何度も出し入れする方が感染症になりにくいからだそうです。患者さんにとっては何度も痛い思いするのもかわいそうですが感染症にかかるよりかましなのかな? この間は3日間で27回も尿管の出し入れをされた患者さんがいました。尿管を入れ続けなきゃいけない場合は一日2回、尿管の周りを洗浄しないといけなく、その方法も厳しく決められています。

 

4つ目は中心ラインによる血流感染症。これもずいぶん少なくなってきました。中心ラインが必要なくなったらすぐに外すようにしてきているからかもしれません。これはドクターも対象で、中心ラインを入れるときにちゃんと手順を踏んでいるかをナースが見張ってます。(笑)

 

だれか転倒を100%なくす方法を考えてくれないかなー。