助っ人ナース | nurseredcatのブログ

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病棟によっては患者さんがあまりいなかったり、ナースの数が余っているときは他の病棟に回されます。みんな自分のテリトリーから離れて知らない人たち、知らない場所で働くのがいやなので自分が回される番になるとがっかり。長ーい1日になっちゃいます。もちろん仕事の内容によってできないこともあるので自分の能力外の仕事は与えられません。例えば一般病棟のナースが集中治療室に回されたときは患者さんを与えられないでお手伝いとして働いたり、シッター(1対1の監視役。転倒しやすい患者さんや管などをひっこぬいてしまう痴呆の患者さんにつく)の役割を与えられます。集中治療室のナースは一応なんでもできるので婦人科以外のすべての病棟に回されます。普段1-2人しかケアをしてないナースにとっては一般病棟に行って5-6人のケアになるとてんてこまい。いつもの調子で深く細かく働いていると仕事が終わりません。まあ、実際に回されるのは年に1回あるかないかですが。

 

病院には助っ人を専門しているナースたちがいます。 その日その日で人が足りない病棟に行って働く人たちで、4時間おきにあちこちの病棟に回されることもあります。臨機応変に仕事をしないといけないし、自分たちのテリトリーがあるわけではないので仕事友達を作るのが大変ですが人気がある理由は、時給が500円足されることと、職場のごたごたに巻き込まれないからです。看護助手にも助っ人枠がありますが、将来ナースになってどの病棟で働きたいかまだ決まっていない人にはぴったし。あちこちの病棟に行って経験できるからです。

 

私もあちこちの病棟に回されたことがあります。印象に残っているのは精神科病棟に行ったとき。心臓や肺の音を聞いたりするのは全くなし。最初に患者さんに挨拶してあとは1時間のカウンセリングに出るのと薬をだすのとカルテに報告を記入する以外は私はする仕事なし。薬の時間になると薬を出す機械の前にずらーっと患者さんが並びその場で薬を飲ませるシステム。あまりにもの仕事の内容の違いにびっくりしました。他のナースたちは暇なときにナースステーションで携帯を見てたり、編み物をしていていたのが印象的でした。

 

ERに回されたこともあります。ここでは患者さんは持たないでお手伝い係。”採血してー”、とか”薬をあげてー”とか。”この患者さん退院教育して退院させてー”と言われたときはびっくりしました。だって何でERに来たか、何の結果がでたかとか、患者さんの状況を全く教えてもらってないですよ。それでどうやって教育するんだいって思いました。急いでチャートを見るとお腹が痛いという理由で来た10代の患者さんで、すべての検査がクリアだったらしく特に教育することがないとのこと。適当に退院教育を済ませました。

 

やっぱり自分のテリトリーが一番安心します。