今回は、 いざ訪問看護に行くとしたら
何を学んでおいたらいいの?って人に対して話します
訪問看護において必要なスキルについては
以前の別の動画で話してるので是非見てください。
オープンチャットやTwitterのDMでも
質問が多いんですが
何を勉強しておけばいいです かね?
とよく聞かれます。
そんな質問に答
↑↑↑動画はこちら
結論
・技術は摘便、浣腸、膀胱留置カテーテル挿入、点滴挿入、清潔ケア
・知識は、褥瘡の経過と使う薬剤や被覆剤、人にわかりやすく医療の事を伝える言葉の使 い方
・後は車の運転技術
反対意見として
・もっとそもそものアセスメントの力が必要だろう
・そんな決まったケアだけ学んで在宅のケアが務まると思うな
全てごもっともです。
ただ必ずと言っていいほど
行うケアと使う知識なので今回は厳選してあげました。
それぞれもう少し深掘っていきます。
まずは、技術について
摘便、浣腸はセットで行う事が多いです。
在宅の患者さんでは自立して生活はしてるけど
便秘に困っていると言う人がめちゃくちゃ多い。
浣腸が癖づくと言われる事もあるが、
やはりしなければ出ない人も多数
いるので浣腸と摘便の経験があると良いです。
後は、脊髄損傷などで自力での排便が困難な場合や
ベッド上での生活が主で腹圧が弱す ぎて
排便が自力で出来ない方なども多く
訪問看護に入って欲しいと言われるケースが多 いです。
浣腸と摘便をする事も多い。
後は、膀胱留置カテーテルの挿入です。
自宅で生活しながら膀胱留置カテーテルが
挿入されているケースもとても多いです。
更に、カテーテルの交換は看護師で
なんて事がほとんどなので
経験できるなら事前に
出来てるととても気持ちが楽だと思います。
次に点滴挿入。 頻度としては摘便や
膀胱留置カテーテルの頻度よりも少ないです。
点滴を挿入する場面としては
食事が取れず脱水の補整などに使われます。
医師が挿入する事も多いですが、
抹消ルートの確保、皮下注射など
やった事があると安心 です。
また在宅であまり機会がないのが
それはそれで緊張しちゃいます。
CVポートの穿刺や観察が出来ると尚安心です。
在宅で生活しながら中心静脈から持続の点滴
抗癌剤の治療を行なっている人がいます。
患者さんが痛みを伴う処置は
経験しておくにこしたことはないです。
後は、清潔ケアです。 一通り、
ベッド上での洗髪、手浴、足浴、清拭、陰部洗浄、便処置など。
理想を言うと、出来るだけ周りを
汚さず清潔ケアが出来るのが良いです。
家によって、オムツがラスト1枚とか
もうパッドが1枚しかないとか
病院のように物 品が十分ではなく
家もとても狭かったりと
環境も整っていない事も多いです。
必要最小限の物品で最小限の動きで出来る事が
今後あなたを何度も助けるはずです。
僕は、ICUで働くときに、とめどなく流れる
水様便と何度も戦って、時には負けて学んで きました。
その経験は今でもありがたく思っています。
続いて、知識編です。
褥瘡の経過と使用する薬剤、被覆剤です。
とにかく、褥瘡を見ない日は無いと言う感じです。
絶対に担当になる事があります。
勿論、医師が指示を出して指示に基づいてケアをしますが、
医師よりも褥瘡のリアルな経過を見るのは僕たち看護師や家族です。
本当にこの薬剤、被覆剤でいいのか、
という疑問や気づきは僕らの方が
感じやすい状況が 多いです。
是非、勉強するなら褥瘡の事は
しておいて使わない知識は無いというぐらい遭遇します。
後は、医療をわかりやすく伝える力です。
どれだけ患者さんや家族、ケアマネージャーに
とってわかりやすい言葉で医療の事を伝えられるかです。
在宅のサービスで基本的に一番近い
医療相談の窓口は看護師です。
患者、家族、同じぐら いにケアマネージャー
ヘルパーからの相談も多いです。
なかなか、病院では看護師同士
医師と看護師などの話し合いが多く
一般の方に説明す るという訓練がされていない事も多いです。
こちらは最大限噛み砕いてるつもりでも
全然伝わってない事もあり、向こうとしてもスト レスです。
そんなときに、よく一般の方向けに売っている
雑誌や本を手に取ってみることをお勧めし ます。
医療職が気になる視点と、一般の方が気になる
視点は違って、本や雑誌などはそれを上手く表しています。
内容が正しいか正しく無いか、というよりも
伝え方、言葉の使い方、物の例え方
など を意識して参考に読んでみると良いと思います。
看護師が注意喚起をするよりも家族やヘルパーさんが例えて言う
注意喚起の方がすんなり理解しやすい、なんて事も多いです。
引き出しをたくさん作って、どんな言葉
伝え方が一般の方には伝わりやすいか
なんて事 も考えてみると良いです。
これはしかも 病棟経験関係なく学べるので、勉強したもの勝ちです。
最後に車の運転技術です。
都内以外では車をほとんど使います。
また自宅にいくとなると細い道や
運転しづらい道のオンパレードです。
ただでさえ、訪問、制度、ケアとストレスフルなのに
実は家に辿りつくには運転を
しないといけない、という難関があります。
訪問に行くことを考え始めたら、是非プライベートで
ドライブや運転する機会を先に作っておくと
とても気持ちが楽になると思います。
まずケアの前に運転で苦戦している
看護師さんはとても多く見かけます。
まとめると、 訪問看護で絶対に身につけたい技術・知識とは。
・技術は摘便、浣腸、膀胱留置カテーテル挿入、点滴挿入、清潔ケア
・知識は、褥瘡の経過と使う薬剤や被覆剤、人にわかりやすく医療の事を伝える言葉の使 い方
・後は車の運転技術 です。
是非、既にやってみようと思っている人は
一つでも経験してから働くと気持ちも楽に働け るでしょう。
為になったという方はフォロースキ、コメントよろしくお願いします。
ご視聴ありがとうございました。
こちらでは未経験から
訪問看護の管理者、経営者となった
自分だからこそ発信できる内容を
引き続き発信していきますので是非
フォロー、スキ、コメントよろしくお願いします!
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〜匿名で訪問看護の情報交換・疑問解決をしています〜
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