【医療時事ニュース】患者情報の共有 | 看護学校受験|大逆転合格プロジェクトweb講座版

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こんばんは。

看護系学校受験アドバイザーの松山です。


本日は先週のニュースを取り上げます。

内容は「患者情報の共有」についてです。


具体的には、厚生労働省が受診歴などの患者情報を複数の病院や自治体、介護施設が共有・活用するための法整備について検討を始めた、とのことです。

自治体レベルでは積極的な動きがありましたが、国が本腰を入れて動き始めた感がありますね。


患者情報は重要でデリケートな個人情報ですから、個人情報保護の観点での法整備や調整が必要です。


小論文を書く立場からすると、「高齢化社会」「医療のあり方」「病院のあり方」などのざっくりとした課題の時に一つの観点として使える題材でしょう。


メリットやデメリットをまとめておきます。


■メリット

・救急のたらい回しを防ぐ

ICチップなどを活用し瞬時に複数の医療機関に患者情報を転送できるシステムを作ることで、受け入れに最適な医療機関を早期検索できる。

・医療機関⇔介護施設がスムーズになる

高齢者になると医療機関と介護施設を行き来することも多くなるが、双方の機関での患者様態の共有がスムーズになる。

かかりつけの頼れる医療機関が増える

どこの医療機関へいっても自分の情報が共有されているので、かかりつけになることのできる医療機関が増える。


■デメリット

なんといっても上記に記載した個人情報の絡みでしょう。

法の整備と同時に個人情報の流出、悪用等のリスクからどのように守るのかを検討する必要があります。



以上です。