先月、骨肉腫で入院してきた患者さん(Mさん)はガンが骨まで転移していて、かなりの痛みでとても辛そうでしたあせる
 
 
病院で患者さんに「痛み具合」を聞くときは、(痛み無し)から10(想像を絶する痛さ)までの数字で表わしてもらうことが多いです。
 
 
Mさんはかなり強い痛み止めを点滴で投与しても、痛み具合がまったく変わらず、ず〜っと10のままでしたあせる
 
 
 
その後、PCA患者さんが痛みを感じたときに自分で痛み止めのボタンを押すことができる薬)が処方されたのですが、それでも痛みは一向に和らぐことはありませんでした。
 
 
そのためPCAの他にも局所麻痺の薬、そして継続的に痛みを緩和する薬など、合計で3種類もの点滴による痛み止めが投与されることになりましたびっくり
 
 
 
実は、このMさんは入院前も頻繁にOxycodoneという麻薬性の痛み止めを飲んでいたために、痛み止め自体に対しては、かなりの耐性があったようでした。
 
 
普通の人であれば、これだけの量の痛み止めを投与されたら、おそらく意識不明に陥るところですが、Mさんは全然平気なようでした。
 
 
 
それでも彼女の痛みのレベルは相変わらず910を行ったり来たりの状態だったのですえーん
 
 
 
 
Mさんの痛みを少しでも軽減するために、腫瘍を小さくするための放射線治療も同時に行われることとなりました。
 
 
そして放射線治療の日、担当したナースから電話📞がかかってきました。
 
 
実はストレッチャーからの移動中にMさんの来ている服のポケットからOxycodoneのボトル💊がポロっと落ちたのよ!!
その薬はこちらで処分したからビックリマーク(Mさんも処分については同意した、とのこと)」
 
と報告がありましゲッソリ
 
 
 
通常、患者さんが入院される際、持ってきた所持品についても尋ねます。
 
 
ただ患者さんが麻薬の常習者だったり、混乱または意識不明とかでない限りは、患者さんの自己申告になります。
 
そして私たちの病棟では、手術をしない限りは病院のガウンではなく、自分で持ってきたパジャマセーターデニムなどを着てもらっても良いことになっています。
 
 
 
Mさんは入院時、自分の持ってきた薬については何も申告しなかったようでしたガーン
 
 
 
この電話の後、とにかくMさんがフロアに帰ってきたら、長い「話合い」になるであろう、と少し憂鬱になりました。
 
 
 
早速Mさんがフロアに帰ってきてから、彼女が隠し持っていたOxycodoneについて聞いてみると、、、
 
 
 
私には息子がいるんだけど、以前、私の薬を勝手に飲んで中毒になってしまったの。
それで今回入院するとき、自分の薬を家に置いておきたくなかったから持ってきたのよ。
だってまた息子に盗まれたら困るじゃないはてなマーク
でも心配しないでビックリマーク天に誓って、私は絶対に持ってきた薬飲んでいなかったから!!
 
Mさんはいつのまにか話しながら涙目汗になっていました。
 
 
確かに自分の薬を息子から盗まれないように、入院時にも持ってきたことはよく理解できます。
 
 
でも、じゃあなんで薬を自分のカバンではなくて直接ポケットに入れておいたのか!?
 
と突っ込みたくなりましたが、Mさんには、
 
Mさん、持ってきた薬を飲んでいなかった、と聞いて安心しました。
Mさんは現在ものすごい量の痛み止めを点滴で投与されているのは分かりますよねはてなマーク
それに加えて、もし隠れてOxycodoneまで飲んでいたら、下手すればに至ることもあったかもしれないんですよはてなマーク
 
Mさんは、素直に頷いて聞いていました。
 
 
そして、
一応念のために、他の所持品をチェックさせてもらいますね。
 
と言うと、Mさんは素直に承知してくれました。
 
  
彼女のカバンの中から、Oxycodoneほど強くはないのですが、それでも脳を刺激するタイプの痛み止めが見つかりました。
 
 
 
それで彼女の了承を得て、それは彼女の退院まで病院で預からせてもらうことになりました。
 
 
 
 
ちょっと話がそれますが、オレゴンではマリワナ合法化されています。
 
ガンを患う患者さんの中でも痛みとストレス軽減のために、マリワナを吸っている人が結構います。
 
 
患者さんによっては隠し持ってきて、入院中でもこっそり吸おうとする人も本当にたま〜にですが、いますガーン
でもマリワナの場合は特有の匂いがあるので、喫煙以上にすぐ分かってしまうのですが、、、
 
 
そんな時はやはり患者さんに厳重注意するし、抵抗する患者さんがいる場合にはセキュリティーを呼ぶことになります。
 
 
すべては患者さんの安全のためなので仕方ないことです。
 
 
 
とにかくそんな感じでお騒がせなMさんでしたが、それから痛みも次第に飲み薬のみで管理できるようになり、今週ようやく退院することができましたチョキ
 
 
退院時に彼女に処方された痛みどめは、Oxycodoneの他にさらに数種類の他の薬が加わりました。
家では息子さんが手の届かない場所にすべての薬を管理してくれると良いのですが。
 
 
 
そんな彼女も今度は来月早々、抗がん剤治療で入院する予定です。
 
 
 
キラキラキラキラ
 
 
 
今月もまたハロウィンハロウィンがやってきますが、今年は息子がいないので、毎年行うパンプキンのカーヴィングはしない予定です。
 
 
近くのファーマーズ・マーケットには、パンプキンがたくさん売られていましたキラキラ
 
採れたての地元の野菜もたくさん売られていて、観ているだけでも楽しいです。
 
ここのトマトはとても甘くて美味しいのです。
 
 
そしてお店でもいろんなパンプキン関連ハロウィンのものが出ていて、ついつい見つけると買ってしまいます。
左上から、、、
 
ダンキンドーナッツのパンプキンスパイス・コーヒー:
その名の通り、パンプキンのスパイスの香りがするコーヒーです、笑。
ダンキンのコーヒーは飲みやすいので個人的には気に入っていますコーヒー
 
パンプキンスパイスのカラメル:
Werther'sのキャンディーは結構美味しいので時々買いますニコ
これはダンナがたまたまお店で見つけて、パンプキン好きの私に買ってきてくれました。
ちなみにこのキャンディーはあんまりスパイスが強くなく、かなりマイルドで普通に美味しかったです。
 
Thomasのベーグル:
先月買ったトレーダージョーズパンプキン・ベーグルが美味しかったので、また買おうと思ったらありませんでしたあせる
でもWalmartに行ったら、Thomasのベーグルもパンプキン版が売られていたので買いましたバレエ
このベーグルはトレジョのものよりも、ちょっとだけスパイスが効いていますが、逆にこれも美味しかったですグッド!
 
Costcoのパンプキン・パイ:
この時期になると、どうしても食べたくなるパンプキンパイ。
これで6ドルですよビックリマークでもダンナと2人しかいないのに、この量は私たちには多すぎです、苦笑笑い泣き
でもホイップクリームをつけて、少しづついただきますラブラブ
 
 
そして最後に昨日はピザピザを作りました。
 
 
カリフォルニアスタイル:カナディアンベーコン、マッシュルーム、ブラックオリーブ、レッドソース、レッドオニオン
 
バーベキューチキン:ロティサリーチキン、ブラックオリーブ、オレンジペッパー、バーベキューソース
 
 
ピザ生地は以前ブログでも紹介したナターシャのレシピ下矢印を使っています。
 
今までいろんなピザのレシピを試しましたが、このレシピが自分にとっては一番美味しいラブラブと思いましたニコ
生地にニューヨークスタイルのピザ特有のエアポケットもできるし、とにかくライトで美味しいです音譜
 
 
生地を一晩冷蔵庫でも発酵させる必要があるので時間はかかりますが、作り方はとても簡単なのでお勧めです。