さて大げさかもしれませんが、、、このたび私の人生で大きな課題の一つをやり遂げました
それは我が家のMortgage(住宅ローン)を完済したことです❗️
これは本文とは関係ないのですが、実はダンナの姪は、11か月でなんと55,000ドル(550万)もの学生ローンを返済しました
その時、記念に撮った写真です。
現在住んでいる家は、私たちにとっては3件目になります。
アメリカでは、生涯同じ家に住み続ける、ということはあまりないように思います。
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実は23年前に私たちが結婚して、最初に住み始めた家は借家でした。
ダンナの両親が所有していた家を、当時一か月100ドルで借りていたのです。
結婚したばかりでお金のなかった私たちにとっては、その間は少しでも貯金できる良い機会でもあったと思います。
しかし借家に住みながら、やがて自分たちの家が欲しいと思うようになってきました。
実はしばらく経ってから、住んでいた借家の近くにピカピカの新興住宅が建ち始めたのです
本来であれば、もっと他の地域もリサーチすべきだったんですが、、、
しかし新しい家のフロアプランは、私たちにとってそれは魅力的に写りました
早速リアルターに会いに行くことにしましたが、その後とんとん拍子で家を購入することに
無事ローン審査も通って、家を購入できることが決まったときは、やはりとっても嬉しかったのを覚えています。
その後、自分たちで新しい家のフロアやキャビネットなどを選びに行くことも、非常に楽しみでした。
当時、私たちは家の購入にあたり、First time home buyer program というブログラムを利用しました。
このプログラムは、初めて家を購入する人たちのためにいろいろと有利なサービスが受けられる、という特典がありました。
注:これは州によっても規定が変わってくると思います。
当時は、このプログラムを受けることで金利がかなり低くなったのです
金利は1%違うだけでも、月々の支払額に大きな差がでます。
ただ、このプログラムを利用する際は「条件」もあって、当時は購入した家に最低9年間は住むことが定められていました。
もし9年間経たずに家を売った場合には、罰金を支払わなければならなかったのです
そしてこの家を購入した頃に息子が産まれたのですが、家ではもちろん土足禁止にして快適に過ごすことができました
ところが息子が大きくなるにつれて、(今更ながら)気づいたことが
実は私たちが家を購入した場所は、あんまり治安が良い場所ではなかったということです
近所の人たちは、良い人も多かったんですけどね。
我が家の4件ほど離れた貸家で、当時社会的問題になったMeth (Methamphetamineの略) という違法ドラッグが精製されていたことが分かりました
その家は周りでは「ドラッグ・ハウス」と呼ばれていたそうです
結局、その貸家はドラッグ・ディーラーであったテナントのせいで、中はひどく荒らされた状態であったそうです
その後テナントは逮捕されましたが、家の持ち主は家全体のリフォームをしなければなりませんでした。
こんな感じで、当時私たちが住んでいた場所は子育てするには理想的な場所ではありませんでした
また、アメリカでは「学区」が決まっていて、通常は自分の家の近くにある学校へ行くことが決まっています。
ちなみに幼稚園はプライベートだったので、学区は関係なく自分たちの選んだ幼稚園へ通わせることができましたが、小学校となるとそうもいきません。
その当時、私たちが住んでいた区域の学校の評判は良くありませんでした
それで息子が小学校へ上がる前に家を売って引っ越したいと切実に思いました
でもその頃は、私たちがその家を購入してまだ6年間くらいしか経っていませんでした。
First time home buyer programの規定では、あとまだ3年間同じ家に住まなければならない義務がありました。
もしそれ以前に引っ越すと、かなりの罰金を支払わなければならなくなってしまいます
それで私たちが取った方法というのは、学区の良い場所に土地を購入することでした。
そしてその土地を所有することで、そこにも住所を持つことができました。
学校に「将来、そこに住むつもりです」と言うことを告げると、あっさり学校側から通学許可が出ました
それで、そのまま希望していた小学校へ息子を通わせることができたのです。
現在はその周辺に数多く家が建ってしまいましたが、当時はまだ未開拓な土地が結構あった時代でした。
そしてそのまま無事に約束の9年間が過ぎて、最初に建てた家を売ることができました。
しかし当時は大不況で家を売るのにも非常に苦戦しました
結局、もう一軒の家を探していた義妹ファミリーが購入してくれたのですが、それについては過去のブログに書いています
そして私たちはもうこれで人生最後の家にするつもりで、自分たちが希望する家をその土地に建てました
今考えても学区の良い場所に引っ越せたことは、やはり息子にとっては良い決断だったと思っています
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さてここからが本題なのですが、現在の家の購入にあたっては、私たちは迷わず15年ローンを選びました。
アメリカでは通常15年&30年ローンが一般的では、と思います。
実は一番最初の家を購入する際、私たちはローン・オフィサーに勧められるまま30年ローンを選択したのですが、後から学んだことがいくつかありました。
それは30年ローンだと月々の支払額は低くなる利点はありますが、実は最初の10年間の支払いはほぼ金利だけの支払いで終わっていると言う事実
確かに15年ローンだと月々の支払額は(30年ローンよりも)高くなってしまいます。
しかし支払い総額を見ると、実は30年ローンよりもずっと低い額になっているのが分かります。
金利額によっては、2つのローンの支払い総額に1.5倍近く差がでることも
銀行の金利に多額のお金を支払うほど馬鹿らしいことはありません
それで我が家もできるだけ、この金利に支払う額を少なくするようにしました。
そのためローンを15年に組み換えて、そして毎月のローン返済額に更に上乗せした金額を支払うようにしました(繰り上げ返済) 。
上乗せして支払った金額は、そのまま金利額ではなくてPrincipal (実際に銀行から借り入れした額) の返済にあてられました。
そんな感じで実際には15年かからずにローン完済することができました
実は私たちは今後、息子の大学費用を払わなければならないので、ここで住宅ローンが完済できたことは非常に助かっています。
アメリカの大学費用は高額です
しかも我が家の場合は州外の授業料になるので州内の学生より3倍近くアップします
そして、それに加えて寮費・生活費もあります
このブログにも書きましたが、我が家では息子が産まれてからCollege saving planを開設して、ずっとお金を積み立ててきています
今回の大学進学にあたっては、積み立て金のおかげでかなり助かっています。
しかし、もちろんそれだけでは全額賄えないので親の私たちがかなりの額を負担しなければなりません
さて息子がカリフォルニアへ旅立つまで、もう一か月を切りました
あんまり実感が湧いていませんでしたが、さすがに我が家もEmpty nesterになる準備をしないといけません
余談です
ところで先週、うちの病棟では今年初のインフルエンザにかかった患者さんもアドミットされました
デルタ株感染拡大のこともあって、現在我が病院はビジターは受け付けずに完全にロックダウンしています。
そして医療スタッフは現在ワクチン接種が義務化になりつつあります。
ワクチン接種をしていないスタッフは、なんと毎週ごとのPCRテストを受けないといけなくなるそうです
そして話題のブースター・ショットの話もでているところです。
そして並行してFlu shotも今年は早く始まりそうな予感もします。
さて今日は私にとって久しぶりの週末休日です
これから友人宅へディナーに招待されたので出かけてきます
ずっとここ最近の週末は仕事続きだったので、こうやって普通に家族や友人と過ごせることは嬉しいことです😊
みなさんもどうぞご自愛ください
長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました