※BL小説です、苦手な方&BLを知らない方はお戻りください
初シリアスなので注意です※
ゆるせなかったんだ...
今も未来もずっと永遠に
それは俺の弱さだから....
「絢!!帰ろうぜ!!」
「あぁ・・・、」
「絢!近くにクレープ屋ができたんだけど
いかねー???」
「クレープ屋かー、」
「あ・・・、そういえば絢は甘いの好きじゃ
なかったな・・・、すまんな・・・、それじゃぁ帰るか」
「いや・・・、別にいいよ行こうかクレープ屋さん」
「絢・・・・、その・・・、ありがとなっ///」
和人のために
和人が喜ぶ顔を見たいがため
クレープ屋へ目指す俺と和人
でもそこで普通に家に帰ればよかったんだ...
ドォォォォォォォォォォン!!!!
巨大な爆風...
「絢っ!!!!!!!!!」
「っ!!??」
体中が痛かった...
頭痛で起き上がりあたりを見る...
記憶がどんどんよみがえってくる...
俺らは街中のクレープ屋へ向かうため
バスに乗って....
バスにのって2つ目のバス停を超えて...
それで走っている途中に.....
バスがひっくり返った!?
でもそんなハズは....
「あ・・・・・、や・・・、ぁ・・・・、」
「和人!!!!?どこだ!!和人!!!」
あたりを見回せばバスの中で人が横にグッタリと
イスに座っていたり吹っ飛んだのかバスの出入り口に
横になって寝ている人もいる....
皆死んでいるのか!?
「あ・・・・、や・・・・・・、ぁ・・・・ゃ・・・・・・、」
「和人!!!和人!!!!!」
あぁ・・・・、なんて事だろう・・・・・、
「和人!!!!!!?っ!!!!?」
和人は割れたガラスに胸を犯され
イスにぐったりと座っていた....
「和人!!?和人大丈夫か!!!?」
「ご・・・、めんネ・・・・、俺が・・・、クレー・・・、プ」
「そんな事はいい!!しゃべるな!!
スグ救急車来るからな!」
和人の頭をなでてやると外から大人の声が聞こえた
「おい!!!中に誰かいるのか!!?
ならば早く出てきてくれ!!
トラックからガソリンが漏れてやがるんだ!」
「なんだって!!!?」
「声が若いな!!学生か!!!?早く出て来い!」
「でも和人が!!!!」
「ぁ・・・、ゃ・・・・、行って・・・、行って!!!!」
「和人!!!?いやだ!!和人!!!」
「学生発見!!!すぐちに保護しバスから
立ち去ります!!!」
消防士につかまられ....
バスから出される.....
すぐに救急車に運ばれる途中に見てしまった...
トラックから漏れたガソリンに火がつき
バス共々爆発した事を.....
「ちっ!!2回目の爆発か!!?これはもう
中の人は無事じゃない・・・・、あ!こら!待ちなさい!!」
「和人!!!かずとおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
黒い煙
揺らめく赤い炎
空気は熱で揺れて
バスは黒こげに燃えている
そんな地獄絵図を俺はただ愛する人の名前を叫びながら
見るしかできなかった.....
そしてきずいたら桜の前で和人と一緒に話していた...
いつもと変わらない笑みを俺に見せてくれる....
愛しい人....
「和人・・・・、」
「何?絢??」
「お前は本当に和人なのか??」
「・・・・、あぁ・・・、もうきずいてしまったんだね」
「お前は和人なのか??迎えに来てくれたのか?」
どんどん明るくなる周り....
日が昇る桜は輝きすべてを照らす....