沖縄県民のソウルビール「オリオン ザ・ドラフト」をしっかり味わってみる | 美味しくてお手頃な海外&クラフトビールたち

美味しくてお手頃な海外&クラフトビールたち

海外ビールやクラフトビールの味や感想、評価を自分自身への備忘録のような感覚で書いています。
高いのは滅多に飲まないのでお手頃ビールが多くなると思います。ぜひ、普段の家飲みの参考にしてください!
フォロー、コメント、いいね等も嬉しいです!

今日はメジャーなビールですが・・・

 オリオン ザ・ドラフト

 

一般的にはオリオンビールと呼ばれているビールです。

沖縄県名護市の工場で製造されており、沖縄ではとても愛されているビールです。

ちなみにオリオンとアサヒは資本業務提携しており、今回飲むのはオリオンビール株式会社が製造し、アサヒビールが販売を手掛けているタイプのものです。

よく見ると、缶にAsahiの文字もありますね。

 

ちなみに、沖縄県内で販売されているアサヒのスーパードライは、オリオンビールの名護工場でライセンス生産されたものだそうです。

 

本州のアサヒと沖縄のアサヒの味に違いがあるのかも気になりますね!

 

さてさて、今日はオリオンビールです。

 

沖縄県民にとってはソウルビールと言っても過言ではないこのビールも、本州での人気はイマイチな様子です。居酒屋で「オリオンは味が薄いからパス」みたいなことを言っている酔っ払いを目にしたことがあります。

 

本当にオリオンビールは薄くて不味いのか?

 

ハッキリさせるためにも、今日はしっかり味わって飲んでみます。

 

まず、香りから。

 

香りはあまり強くありませんが、よく嗅ぐと、ちょっと独特な匂いがします。

ちょっと酸っぱくて、苦みのある匂い。

嗅いだことの無い人も多いかと思いますが、稲穂の匂いに似ています。

ホップに加えて、原材料の米、コーン、スターチなどの影響でしょうか?

 

味は、苦みがやや強く、辛さと旨味が後から感じられます。

キレが良く、甘みはありません。

この辺りが薄いと言われる原因かもしれませんが、苦みの後にライムを絞ったような酸味が一瞬あるので、味がリセットされてすっきりします。

 

うーん・・・

 

エールビールのような濃厚な味を求めたら、たしかに薄味かもしれません。

それでいて、他のラガービールと比べると、喉越しの点が弱いかな?

でも、不味くはないと思うんだけどなぁ・・・

 

というか、やっぱり飲み易くて美味しい。

お風呂上りなんかにもってこいな感じのビールです。

料理とも合わせやすいと思います。沖縄料理はもちろん、和食、中華、洋食、何にでも合わせられそう。高級感と言うよりさっぱりと飲むビールという印象があるので、あんまり豪華すぎる料理には合わないかもしれませんが、普段使いにぴったりのビールだと感じました。

 

原材料には麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチといろいろな物を使っていて、低価格帯のビールとは思えないこだわりを感じます。

コーン(トウモロコシ粉末)とスターチ(トウモロコシでんぷん末)を別に使っている辺りもすごいこだわりですよね!!

 

これまでにも飲んだことのあるビールですし、メジャーなビールなので評価はしませんが、普通に美味しかったとだけ言っておきましょう。

 

オリオンビールを飲まず嫌いしている人は、一度じっくりと味わって飲まれてみてはいかがでしょうか?

個性はあまりありませんが、先入観を持たずに飲めば、飲み易くて美味しいビールだと思いますよ!!

 

ちなみに、オリオンビールのサイトによると、30分冷凍したグラスに注ぎ、3℃で飲むのが推奨されています(普通のビールは4℃くらいが多い)。オリオンビールを飲んでみようと思ったら、ぜひ冷凍グラスに挑戦してみてください。

ただ、冷やし過ぎてグラスが割れないようにだけ注意してくださいね!

 

< 情報のまとめ >

原産国:日本(沖縄)

度数:5%

原材料:麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ