実家を出れば変われるかもしれない。
研究室に入れば変わるかもしれない。
サークルに入れば変われるかもしれない。
バイトをすれば変われるかもしれない。
何も、変わらなかった。
普通の人になりたかった。
普通の人みたいに、何気ない会話で盛り上がったり、プライベートで遊ぶような友達がいたり、自分の意見を言えたり、自信を持っていたり、明るく振る舞えたり、、、。
どこにいっても、どんな場に所属しても、馴染むことができない。
何も喋らない、気の利いた返事もできない、特技があるわけでもない、仕事もできない。
きっと、みんな私に嫌悪感を抱いている。
私がそこにいるだけで、周囲に不快感を与える。
昔のようにそれをあからさまに表現されなくなったのは、周りが大人になったからなのだろう。
どうせ歓迎されないのなら、変なことを言ってしまわないように、ずっと黙っていることを選択してきた。
近頃は気分の浮き沈みがある。
ある日はどうにでもなれと楽観的になり、ある日は消えてしまいたいぐらい悲観的になる。
外にでるのが億劫で、外出を決めるのに数十分かかる。
やらなければいけないことは山積みなのに、何もやりたくない。
おはようからおやすみまで、ずっと眠っていたい。