なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたことはありますか?うちはもちろんあります。

模範解答は、子供の成長段階に応じて異なると思います。また、家庭の哲学ごとに解答も異なると思います。回答がないと言うのも、そのご家庭にとって正解だと思います。


さて、私は4年生の息子にこう答えました。

「〇〇くんは賢い頭を持って産まれてきたんだよ。だから、勉強はきっと出来るはず。世の中には勉強したくてもできない人もいるんだから、勉強出来る人はその人の分まで頑張ってやらないとね。」


6年生になった息子に田舎の父はこう伝えたそうです。

「日本には1億人以上の人が住んでいて、その人たちを頭の良い人が色々考えて食わしていかなければいけんのじゃ。〇〇ちゃんのお父さんも頭が良かったから、いっぱい勉強してたよ。お爺ちゃんも県で〇番くらい成績は良かったんじゃ。〇〇ちゃんもお爺ちゃんとお父さんの血を引いてるんだから頭がいいに決まってる。安心してしっかり勉強しなさい。問題集をたくさんやると良いよ。」



慶応義塾普通部の入試説明会では、普通部長(校長先生)は、生徒にこう問いかけてました。

「この中には、何で勉強しないといけないの?と思っている人もいるでしょう。では、こう考えてみてください。『今、ウクライナやガザ地区にいる子供は、何で勉強しないといけないの?』という疑問を持っているでしょうか?『何で人が殺されるの?』という疑問は持っているでしょう。この中にどうして人が殺されるのかという疑問を持っている人はいますか?いないでしょう。どうして勉強しないといけないなという疑問を持つ人は恵まれているんです。贅沢な悩みなんです。」

さすが、慶応の普通部長だなと思いました。持っている疑問をさらに深掘りさせる(自分で考えさせる)良い問いかけだと思いました。


ちなみに林修先生は、「受験勉強が贅沢だということもわからない生徒は、大学に行っても大したことにならないから、今すぐに勉強をやめたら良い。お父さんやあ母さんがどんな思いで学費を準備しているか、想像つかない人は、つまらない人だから、大学で学ぶ価値がない」と言い切ってましたびっくり


何で勉強しないといけないの?