「ようし!独立開業しよう」という人が、ロケットスタートを切る方法
まずは、普通は売上を上げなきゃって思います。
売上を上げるために、いろんなことを考えます。
軍資金は自分の貯金からだ。
貯金はわずかだから、経費を切り詰めなきゃ。
まずは、いろいろな人と知り合うことだ。
それには、まず今までのご縁を掘り下げることだ。
親戚縁者、古い友人、同級生、脱サラ前の取引先。。。
パンフレットや名刺は、自分のパソコンで印刷して自前で作ろう。
事務所は自宅で。家賃なんてかけられないよ。
できれば家族に協力してもらおう。。。。。
さてまずは、商いの最初の最初を思い出していただきました。
そして、これから独立開業しようとする方の多くは、このように考えるでしょう。
きっと周囲の方も、そうアドバイスされることが多いかもしれません。
合ってます。
というより、世の中に間違っているものなんてないと思っています。
間違いかどうかは、本人の解釈でしかないんです。
実際僕も、同じようにやってきました。
そして中々自分が思うようなスピードで成長していかないことに、苛立ちを感じたものです。
しかし、今となって僕はこう思います。
最初から財務を知っていたら、今はもっと大きなビジネスが出来ていたかもしれないって。
何を言っているんだ?どういう意味だ?
とお思いのことでしょう。
では、続きを読んでみてください。
では結論を言います。
良く聞いてください。
借金してください!
は?何言ってんの?
いきなり借金地獄をかかえてやりたかねぇよ。
なんでしんどい思いしてスタートを切ることがロケットスタートなんだよ!
なんて声が聞こえてきそうです。
では解説しますね。
例えば、あなたの始めの自己資金が200万円だったとします。
これを元手に事業をスタートするんです。
これは素晴らしいことです。
200万円を増やすこともできるし、スッカラカンにもできます。
既に自分の頭の中で重々分かっていることですが、生活費が必要です。
生活費に月30万円かかるとします。
その他、事業に必要な必要経費を月10万円に抑えたとします。
特に最初のうちは、最低でも名刺やパンフレット、必要なツールなど、5万~10万円余分にかかるかも知れません。
とすると、単純に売上がゼロだとして、自己資金は最長4,5カ月もちます。
その間に、数万でも売上が上がるように努力をするんです。
そうすれば、もっと自己資金がもちます。
これは博打です。でもやるしかないんです。
若しくは売上のあてがあって独立するのであれば、もう少し自己資金が持つかもしれません。
しかし、考えてみてください。
売上が全額自分の手元に残ればよいのですが、自分の手元に残るのは、粗利益だけです。
仕入や、手数料や、外注など、売上に伴う「原価」がかかるのであれば、それを差し引いた粗利益だけが手残りです。
だから、支払は出来るだけ遅めに、って知恵を絞ります。
でも、何ら実績がない人に掛けという支払は許してもらえないことが多いんです。
そしてその間に、人脈ができ、上手い話も入ってくるようになりますがほとんどボツ。
すると、打ち合わせのために喫茶店で飲むコーヒー代でさえ気になるようになります。
異業種交流会の参加費3千円も実ればよいですが、イタイ出費です。
では、こう考えましょう。
自己資金200万円プラス1000万円の創業融資制度を活用できるとしたら?
たとえば、この1000万円の借金は5年返済だとします。
売り上げゼロでも4,5か月しかもたないのと
売り上げゼロでも5年もつのと
どっちが売上を上げるための営業に専念できますでしょうか?
そして、もっと言いますと、
ずぅーーーーっと1000万円を借り続けることができるとしたら?
言い換えると、
借金なんて返さないつもりで、1000万円持ち続けることができるとしたら?
自己資金200万円だけで始めた場合と、1000万円借金して始めた場合と、どっちが売上を上げることが出来そうでしょうか?
そして、どっちがコーヒー代をケチらずにいられるでしょうか?
はたまた、どっちが異業種交流会など、人脈作りを幅広く行えそうでしょうか?
実は日本という国は、世界でも珍しいほど創業制度が充実した国です。
私は愛知県だけでなく、東京、大阪、北陸と全国にクライアントをもっています。
都道府県、古今東西問わず、創業する企業家に手厚い制度が充実しています。
日本は独立するという覚悟を持った方には、うってつけの制度大国です。
この制度を利用しない手はないんです。
一方、創業補助金制度なんてものもあります。
僕はこれはお勧めしません。
人間だれしも甘えるからです。
返すべきものを返そうと努力しながらビジネスをするのと
返さなくてよいのもを初めから受けるのと、
私の経験上、5年後に生き残る確率は雲泥の差です。
国税庁の調査によると、60%のビジネスは一年以内に倒産します。
さらに80%のビジネスは5年以内に倒産するそうです。
ビジネスって、なんてリスクの高い博打なんでしょう。
では残りの20%は、5年後儲かっているんでしょうか?
生き残っているだけで、必ずしも儲かっているとは言い難いのです。
20%のほとんどは、生活するのに精いっぱいでしょう。
だから充分な資金でロケットスタートを切った方が生き残り、そして儲かっている可能性がずっと高いと思うのです。
起業する方はリスクが高いので、まず確率論を追い求めてほしいのです。
まずは生き残る可能性が高い方法を選択すること。
そして、レベルが高い人脈を作ることができる可能性が高い方法を選択すること。
それには、資金が必要なんです。
それには、資金をずっと持ち続ける財務の知識が必要なんです。
起業した方、そして既に起業した方は、売上を上げるための営業ばかりを優先しがちです。
ですが、統計が物語っています。
営業と財務は並行してセットで行わなければ、売上が上がるスピードは多くの場合鈍いでしょう。
いや、5年以内に倒産する確率が高いでしょう。
財務が売上より後回しだと、一年以内に倒産する60%に入ってしまう確率は高いかもしれません。
切り抜けたとしても、5年以内の80%に入ってしまうかもしれません。
5年以内に倒産する確率が、5人中4人ですよ。
だからこそ財務の知識は、経営に必須なんです。
どんなに優れた商品、サービスがあっても、、、、です。
では、そんなに創業制度は簡単なのか?ですが。。。。
成功する確率を高めたい方限定で、コメントをください。
何度も言いますが、僕は関東、東海、北陸、関西で財務コンサルティングを求められて提供しています。
コメントいただいた方には、月額最低5万6千円で提供しているスキームの一部をプレゼントいたします。
では、今日の教訓です。
売上と財務は並行してセットで考えないと、失敗する確率は5年以内に80%。
では、次回は人の採用育成と財務との関係をお伝えしますね。
また次回ね~♪ちゃお!