会社って![]()
営利社団法人です![]()
という法科的発想ではありません。
無論正しいのですが、そもそも会社は何のために存在するのか。
きっと、そんなこと考えずに設立した方が多いことでしょう。
でも、結果的に皆さんに共通する現象ってないでしょうか![]()
ここでちょっと法律に戻ります。
「営利」 利益追求を目的とすること。
「社団」 同じ目的を持った人たちの集まり。
「法人」 自然人と同じ行為能力を持たせた存在。
「営利」は良いとして。
「社団」でいう「人」とは、株主のことです。
ここでの「人」は、従業員を含みません。
「法人」とは何でしょう・・・
もし「法人」という法技術がなければ、契約などは株主全員と交わさねばなりません。
だから会社に法的主体性を持たせて、「会社」の名で契約行為ができるようにしたのですね。
そのお陰で、商取引を気兼ねなくできるようになったわけです。
また資金調達がし易い仕組みとしたため、一個人で行うより大きな取引が可能となりました。
つまり人の輪の広がりが、個人より大きくなりやすいのです。
その一「会社」の存在で、いろんな人が潤う。
いろんな人が泣く。
いろんな人が喜ぶ。
いろんな人が悲しむ。
「会社」の知らないところで、大きな波紋が広がっていることに気づきませんか。
また法的には、我々人間は「自然人」と呼ばれます。
「自然人」に対して、会社は「法人」と呼ばれます。
「自然人」と「法人」の決定的な違いはなんでしょう。
法は「法人」には、自然人と同じ行為能力を与えました。
しかし、「法人」に自然死はないのです。
だから「法人」には、相続というものがないのです。
「法人」の命は、永遠です。国が続く限り。
その人と時間の無限のつながりを考えてみましょう。
「法人」の命は永遠であっても、永続出来るとは限らないのです。
世の中の会社の9割以上は、赤字会社といわれます。
この赤字会社の何割かは、消えていくでしょう。
その度に、人の広がりが消えていきます。
私の推奨する未来会計は、その概念の上に立っています。
貸借対照表、損益計算書。
全て人の歴史であり、人とのつながりの結果です。
未来会計は、これから作り上げていく人の歴史であり、人とのつながりです。
これを絵に描いた餅であったりしてはなりません。
行動計画を面倒くさいと思ったら、それは人を無下にすることにつながります。
そういう思いで、経営改善や経営革新を進めています。