経営シュミレーションだとか、なんとか言いますが、それに何の意味があるのでしょう・・・![]()
そんな数字作っても、絵に描いた餅じゃないか。
将来のことなんて、誰にもわからないのです。
だから将来の数字を作ったところで、何の意味もない。
そもそも「黒字経営を目指そう」なんて、バカバカしい。
なるほど。
一方で、私が会計事務所の人間としてよく聞かれる質問。
社用車購入してもいいだろうか。
設備投資してもいいだろうか。
リースがいいか、買ったほうがいいか。
社員の給与(ボーナス)は、いくらにしたらよいか。
人員を増やしてもいいだろうか。
税金減らせないか。当期の税金はいくらになるか。
(決算が過ぎて)役員報酬は、当期はいくらにしたらよいか。
外注にしたほうがよいか、社員で賄ったほうがよいか。
リストラすべきか。まず何から手をつけるべきか。
借入金の返済負担が減らせないか。
法人なりしたほうがよいか。個人のままのほうがよいか。
・・・・・などなど。
それらを実行したら、どうなるか。
それがわからなければ、理論的に答えようがありません。
だから、実行の結果によるメリットとデメリットを、予め知りたいのです。
実行してからでは、後に引き返すことができないのが経営ですから・・・・
節税も後には引けませんし、実行するのであれば決算を迎える前に手を打たねばなりません。
でも・・・・その質問が出ること自体、経営者の腹積もりは半分以上傾いています。
実行するほうに、です。
その実行の結果、何が代償となるのでしょう。
それをキャッシュフローを中心として、試してみた方が安心だと思いませんか![]()
すると、経営判断の実行と結果の因果関係が、理論だてて説明できます。
「こう手を打ったら、こういうことになって、結果こことここがそうなります。」
また、迷いがあるということは、背中を押して欲しいということでもあります。
そして同時に、リスクが生じた場合にも、それに備えるためのアドバイスも求められています。
だから、出来るだけお客様の意向に沿うよう、アイデアを出し尽くすことが必要です。
まだその実行の結果は未知の世界です。
未知の世界を「試す」ことが、シュミレーションなのです。
それによって、得る代わりに失うものが順序立ててわかります。
その「気づき」を、絵に描いた餅と考えるかどうか・・・・
それも経営判断と言えるでしょう。