最近、メールでの会計データーのやり取りで、会計帳簿のチェックを行う事務所が流行っています。
会計事務所、お客様双方に負担がかからないため、合理的です。
コスト削減も図ることが出来るため、顧問料の削減にも役立っているようです。
欠点としては、原始証票のチェックが行えないこと。
ある程度経験を積むと、大体怪しい項目はわかってきます。
しかし実際の見聞に勝る物はなし、です。
次に経営者とのコミュニケーションや信頼関係の構築に不安がある。
人の顔は、人の心を映します。
メールで十分、という時代ですが、これも実際お会いして気づくこともあるでしょう。
現場も然り・・・・です。
お客様の事務所や現場を見ることは、安心と確信につながります。
スカイプというツールを使った打ち合わせ方法もあります。
しかし現場を見ることは不可能でしょう。
こちらも実地に勝るものはなし、といえるでしょう。
このように私は、毎月の訪問を欠かしません。
よほどの事情がない限り、毎月訪問します。
そこで実際の経営者様の顔、周囲を拝見します。
悩んでないかな![]()
変わったことはないかな![]()
増えたもの、減ったものはないかな![]()
を、いやらしく(?)見ています![]()
あ、気付かなかった![]()
がないように・・・・
行けば気付いたであろう事態も、行かなかったから知らない。
がないように・・・・
税務の点での帳簿チェックは、なるべく早く終わらせます。
多分、私のお客様は、
この科目は、こうですよ。
消費税の区分が違ってますよ。
交際費課税ですよ。
などの税務上の指摘など、少ししか聞いたことがないでしょう。
8割以上は、予算と実績管理にアドバイスが集中するからです。
例えば、「ボーナスはいくらにしたらよいだろうか
」との問いに対して。
昨今の経済環境の中、ボーナスを出す力はなくなってきています。
そこで参考になるのは、まずは前年実績。当然です。
次に、予定の成績に対する実績値の進捗度。
この二つが、参考資料となります。
予定の成績とは、年度初めに「利益」を出すために設定した各項目の数値です。
月ごとに設定しています。
もちろん予定通りになど行くはずありません。
しかし、着地点を決めたら、着地点にたどりつくための軌跡が必要です。
あくまでも、狙うは着地点。
だからそのための軌道から外れていれば、軌道修正が必要です。
「軌道」がわかるから、「軌道修正」が出来ます。
だから、軌道に戻るためのボーナス金額を考えます。
それは、やはり実際に訪問しないと、お客様に見える形で説明できないのです。
出来る技術もあると思いますが、私はムリ![]()
未来会計をうたっていますが、アナログの良さは残したいと思っています。