再生といっても、完全に死んでしまった会社の再生ではありません。
かなり資金繰りに苦しい会社。
赤字が累積している会社。
債務超過の会社。
信用状況が悪い会社。
そんな会社をいかに立て直すか・・・
という意味での再生です。
当たり前の話をしましょう。
会社設立当初。
人間でいえば、赤ちゃんです。
純粋無垢。全く汚れがない状態です。
会社の貸借対照表は、現金=資本金となっています。
これだけは、どんな会社を興そうとも、どんな業種を始めようとも、みな平等。
何故、その後に違いが生ずるのでしょうか![]()
もちろん経営者次第。
その経営者の周りにいるブレイン次第。
全てその後の経営次第です。
その「現金=資本金」が、その後無限の派生の仕方をするのです。
それはまるで、もつれてしまった釣り糸のよう。
それを解きほぐすことが出来るでしょうか![]()
私は、本物の釣り糸をほどくのは苦手です・・・・![]()
ですが、会社の内容を解きほぐすことは得意です。
再生を果たすためには、まず会社の内容を解きほぐす必要があります。
一分、一時間、一年、数十年にのぼるモツレ。
何が余分で捨て、何が必要で残すか。
最近、そんなRebirthの仕事が、増えています。
ある会社には、四つの方針を立てました。
決算も間近なので、早急に進めているところです。
何かを得れば、何かを失う。
何かを失えば、何かを得る。
この何次元にもわたるパズルを整理して理解するために。
経営シュミレーションを活用しています。
得・失の関係を瞬時に計算できます。
その方針を、経営者にビジュアルでお見せすることもできます。
銀行の助力が必要ならば、「経営改善計画」として提案することもできます。
もちろん、「キャッシュベースで」です。
しかし・・・・現実のRebirthには時間が必要です。
現金=資本金から始まった糸のモツレは、なかなか解けません。
解くための方法と解いた後の姿をシュミレーション出来ますが・・・・
それを実際に実行し、実現するには数年間必要です。
あとは、どれだけ経営者の心が折れずに保てるか。
どれだけシュミレーションを信じて、実行に邁進できるか。
これに尽きます。
所詮、私は方法論をコンサルタントするに過ぎませんから・・・・
やるか
やらないか
Rebirthの成功のカギは、理屈だけではなく、結局は経営者の心にあると言っていいでしょう。