もうすぐ税理士試験です。
今受験生は、完全な追い込み体制に入っているところでしょう。
どんな誘惑にも負けず、神経がピリピリしている最中です。
私は試験組税理士です。
大学院の試験免除の税理士、国税OBの税理士に比べ、人数調整の対象となっています。
合格が厳しいというのも、ここから来ているのではないかと思います。
多くの受験生は、働きながら試験勉強をしています。
全く無職で、試験にだけ専念されている人も、少なくないようです。
私は事情があって、ずっと働きながら試験を受け続けてまいりました。
試験前などは、早く仕事が終わりたくてしょうがなかったのを覚えています。
どんなに会計事務所の経歴があっても、試験に合格して始めてスタートラインに立てる。
自分自身に、そう言い聞かせていました。
税法をよく知っている素人では、終わりたくない。
そう、自分に厳しさを持って来ました。
働きながらの勉強は大変だとか、不可能だとか、よく聞きます。
しかし、現に私が成し遂げたのだから、不可能だとは思いません。
その間、苦労だと思ったことはありませんでした。
ちょっと、愚痴ったりしたことはありましたけどね。
合格する自信がなくなったり、このままでいいのかという不安があったり。
多くの大事な人たちに心配をおかけしたことと思います。
でも、それが苦労だとは思ったことがありません。
諦めず、受け続けるのみ。
合格・不合格なんて、馬の背に乗ったようなもの。
どっちに転がるか、だけの差に過ぎません。
その僅かな差に何を加えるかで、勝負は決まります。
その何かは、ひとそれぞれでしょう。
私の場合は、イメージでした。
受験中のイメージ、合格答案のイメージ、時間配分のイメージ。
本番さながらに、厳しさを持ってイメージしました。
人の価値観はいろいろありますが、試験を受けようとする以上、ゴウカクが全てです。
そこで初めてスタートラインに立つことができます。
初めて広がった世界を見渡すことが出来ます。
是非、ゴウカクを勝ち取りましょう![]()